チェンナイからマハーバリプラムへの行き方、ジョジョの奇妙な冒険から学ぶ旅行術 | インド旅行記02

チェンナイの子供

初インド、チェンナイにて様々なインドの洗礼を受け、インドに少し馴染んできた俺は、世界遺産の町、マハーバリプラムへと向かう事にした。
マハーバリプラムを選んだ理由は、単純にチェンナイからアクセスしやす事と、地球の歩き方に載っていた巨大な不思議岩、クリシュナのバターボールに興味が惹かれたからだ。

チェンナイからマハーバリプラムへの行き方

地球の歩き方によるとチェンナイ、エグモア駅近くからモフジール・バスターミナル(通称CMBT)へ行き、バスで約2時間、料金は40Rp。
チェンナイ空港からはタクシーで約1時間、料金は1000Rs〜1200Rs。

宿のみんなにお別れを告げ、一人、颯爽とマハーバリプラムへと旅立つ俺は、肝心のバスターミナルが何処にあるのか、さっぱりわからない。仕方がないので適当にオートリキシャーを捕まえて、連れて行ってもら事にしたのだが、どいつもこいつも400Rsだ、500Rsだと吹っかけてくる。

ジョジョから学ぶ旅行術

写真はジョジョの奇妙な冒険17巻より

旅の交渉術は全てジョジョから学んだ

百戦錬磨のインド人たちは、ジョジョの奇妙な冒険で旅の交渉術を学んだ、この俺でも骨の折れる交渉相手だ。俺はジョセフ・ジョースターから学んだ、いつもの作戦に出た。

500Rs ? はははー、すぐ近くだろ?50Rs払うよ
おいおい、そいつは無理だぜ、まぁ特別に400Rsにしてやるよ

インドで一人、でかいバックパックを背負った日本人など、まさに鴨がネギをしょってやってきた状態なのだろう。

何人かに試してみたが200Rsを下回らない。もしかしたら本当に遠いのかもしれない。
そもそもバス停からたったの40Rsで目的地まで行けるのに、そのバス停まで200Rsも払いたくは無い。

インドの灼熱と10kg以上あるバックパックの重みが容赦なく俺の肩に食い込んでくる。
このまま、バス停まで行けたとしてもバスが混んでいたりしたらかなり最悪だと思い、マハーバリプラムまでオートリキシャーで直接行く作戦に変更して早速、交渉に当たる。

500Rsでマハーバリプラムまで連れて行ってくれない?
無理に決まってるだろ、2000Rsだ!

高い、地球の歩き方によるとチェンナイ空港からタクシーで1200Rs程度でマハーバリプラムに行けるらしい。だとしたらオートリキシャーなら500Rs位で良いのでは?と考えて交渉にあたるのだが、誰もそんな遠くまでは行きたがらない。

ジョセフ・ジョースターの作戦は、有効なのだが、毎回、毎回、笑いながら交渉するのは大変疲れる。インドの灼熱とバックパックの重みに耐えられなくなってきた俺は、取りあえず道端に座って一服。

すると、先ほど交渉した気の良さそうなインド人の若者がやってきて、「マハーバリプラムは遠いよ、バス停まで200Rsで連れて行ってあげるよ」と言う。もはや疲れてしまっていて、これから2時間以上もバスに乗る事が面倒になってしまった俺は、この気のいい若者を説得してマハーバリプラムまで直接連れて行ってもらう事にした。

オートリキシャー

まぁ座れよと言って呼び寄せてタバコを差し出す。二人でタバコを吹かしながら地球の歩き方に載っているマハーバリプラムのホテルの住所を見せてここに連れて行ってくれと言う。最初は渋っていた若者が1500Rsで行くと言い出したので、俺は丁寧に「このガイドブックには1000Rsで空港からタクシーで行けると書いてある」と諭す。わかった、じゃあ1000Rsで行くと言いだしたので

「あれはタクシーじゃない、オートリキシャーだ。500Rsにしてくれ」
「OH! NO! 無理を言わないでくれ」

手だれのインド人のおっさんどもにボロクソに言われた挙げ句に捨て台詞まで吐かれ、ちょっと意地悪になっていた俺はこの若者を逃がす訳にはいかなかった。

「オー! ユー スモーク マイ シガレット! マールボロね、マールボロ、ベリーベリー エクスペンシブね わかる? 吸ったよね?吸っちゃったよね?」

と適当にまくしたてると、吸えと言ったじゃないかと言ってきたので「OK、OK ノープロブレム、ユー アー マイフレンド 500RsでOKね」と適当な事を言ってバックパックを持ってリキシャに乗り込む。「駄目だよ800Rsだ。ラストプライスだよ!」本当は、もう既に疲れきってしまっていたのでお金の事など、どうでも良くなっていたのだが、チェンナイに来てから散々と理不尽な理屈ばかり捏ねられていたので少し意地悪になってしまっていた俺は「OK 700Rs払う。スペシャルプライスだ」と言って後は取り合わなかった。俺の作戦は既にジョセフ作戦からディオ作戦に変更されていた。

ジョジョから学ぶ旅行術

写真はジョジョの奇妙な冒険27巻より

ゴゴゴゴー

「I said GO!」

なかば強引に押し切って出発させたオートリキシャーの運転手は道中、ずっと「800Rsだよ」と言い続けていた。この時点で既に俺は、無事に目的地に着いたら800Rs払おうと思っていたのだが、なんとなく負けた気がするのが嫌で「俺は700Rsと言ったぜ」と言って取り合わなかった。しかし、道中、事あるごとに「ガソリンを入れるからガソリン代くれ」だとか「な、遠いだろ?」と本当にひつこい。しかも、本当に遠いので2時間くらい走った所で遂に根負けして「OK、OK払うよ800Rs」と言ってしまった。それを聞いたインド人の青年は満足して俺の事を無事に目的地のマハーバリプラムまで送ってくれた。

オートリキシャーのドライバー

ガソリンスタンドで俺に金をせびるオートリキシャーのドライバー

オートリキシャーの旅はなかなか楽しかった。
隣を走る子供たちの写真を撮ったり、チェンナイ市内の町並みを眺めたり、本当に何もない様な場所を走ったり、バスで行くのとは違った体験が出来たので本当に良かった。

チェンナイいの子供達

後日、マハーバリプラムで出会った日本人の女の子に「ここまでどうやって来たの?」と聞かれた際に「チェンナイからオートリキシャーで来たよ」と答えたら

「え!?私、そんなにオートリキシャーを酷使する人初めて見た!」

と言われてしまった。だが、チェンナイ空港からマハーバリプラムまでタクシーで1200Rs程度と言う価格を考えると、あのオートリキシャーの青年もそれなりの高値を言ったのだと思う。

オートリキシャーの運転手

俺をチェンナイからマハーバリプラムまで送ってくれた運転手の若者

チェンナイからマハーバリプラムへ

チェンナイとマハーバリプラムの間は何も無いような土地が延々とつづく

地球の歩き方は知らない国を旅する場合、持っているとかなり役に立つ
移動時間や寝る前等の暇つぶしになるし、次の目的地を何処にしようかと考える際にも参考になる。もっとも、今の時代はiPhoneがあれば色々と調べる事が出来るし、NET環境さえあればガイドブックは無くとも何とかなる事が多いい。しかし、場所によってはまだNETが使えなかったりする事もあるので、まだまだ紙ベースのガイドブックには価値があると思う。

つづく

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公開日: : 最終更新日:2016/06/14 インド

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