三等寝台列車でゼロ泊三日、ウラジーミルからモスクワ、キジ島を経由してサンクトペテルブルクまでの旅

公開日: ロシア

三等寝台列車でゼロ泊三日、ウラジーミルからモスクワ、キジ島を経由してサンクトペテルブルクまでの旅

9月16日

ウラジーミルの天気は快晴で、少し肌寒い気温に暖かな太陽の日差しがとても気持いい。ロシアの秋は曇るとどんよりとした冬みたいな気分になるが爽やかに晴れてくれるとまるで太陽の祝福を受けているような素晴らしい気持になれる。

本当はもっとゆっくりと旅をする予定だったのだがドバイでフィンランド行きの航空券を買うハメになってしまったので9月24日にロシアを出国しないといけない。

また、思ったよりもロシアが楽しすぎて色々な場所に行きたくなってしまった為に少し足早に移動する事になり、その為に削れる日程を削り最後の目的地サンクトペテルブルクまで急ぐ事にした。

ウラジーミルの安宿を出て12:59発、14:40着の急行モスクワ行きの急行に乗りモスクワを目指す。料金はひとり1061Pだったので二人で約4000円と結構高い、安い一般の電車エレクトローチカに乗ると倍くらい時間が掛かるうえに程よい時間帯が無かったので仕方なく急行に乗る事にした。急行は新型の快適な電車で日本で例えるなら京成スカイライナーに乗って成田に行くような感じ。

駆け足でまわるモスクワ観光

本当はモスクワで一泊しようと思っていたのだがちょうど良い時間に世界遺産があるキジ島へ行く為の町、ペトロザボーツク行きの夜行列車があったのでモスクワの駅にバックパックを預け世界遺産『赤の広場』だけ見学する事にした。ロシアの大きな駅には荷物預かり所があり、これをうまい事活用すると重い荷物から解放され気軽に街を歩く事が出来る。料金は5時間で300Pだった。

モスクワにある世界遺産『モスクワのクレムリンと赤の広場』へは何度も行っているのだが先週は大きなフェスティバルみたいなものが開催されており、赤の広場へ入る事が出来なかった。そのため、黄金の環の世界遺産を見た後にもう一度、モスクワに寄りたいと思っていた。

赤の広場

クレムリンなどは先週、ぐるっと一周するくらい見て回ったので入れなかった赤の広場だけ行きたかったのだがせっかく行った赤の広場はまた何かのイベントをやるらしく慌ただしく何かを設営していた。せっかく来たのにこんな光景でかなり残念だったがもう仕方ない。

夜行列車に乗ってペトロザボーツクへ

モスクワからペトロザボーツクへは約12時間。結構な長距離だが寝ながら行けるので移動手段としては寝台列車が一番好きだ。これまたチケットを買う時にかなり苦労したけれどもやけに高くてひとり2294P(約4500円)。

気合いのジェスチャーで何とかチケットを買ったからもしかしたら一等か二等寝台くらい取ったのではないかと期待していたのだが俺たちの席は安心の三等寝台のしかも二段ベッドの上。つまりは一番安いやつで二段ベッドの上は天井が低くて座る事も出来ない。チケットの買い方もわかってきたので次回からは下のベッドを確保したい。

9月17日

キジ島へはペトロザボーツクからフェリーで行かなければならないのだけれどもシーズン中は人気があって予約しないと行けない可能性があるとの事だったのでペトロザボーツクに着いた後、すぐにフェリー乗り場へと向かったのだがあっさりと次の便で行けるとの事。フェリーは往復でひとり2750P、二人で1万円以上する。マジかよ!と思ったがここまで来て行かないと言う選択肢は無い。

キジ島

気を取り直してキジ島へ向かった訳だがあいにくの曇天とメインの教会は修復中と言うダブルパンチ。ロシアでもっとも期待していた教会だったのでショックはデカい。

キジ島

キジ島は晴れていればかなり心地良さそうな島なだけに残念だったがどんよりとした世界遺産『オネガ湖に浮かぶ島にある木造教会郡』もまた味があっていい、と思いたい。

予定よりトントン拍子でキジ島の見学が終わってしまったのでペトロザボーツクに宿を取ってあったのだが予定を切り上げてその日のうちに夜行列車でサンクトペテルブルクを目指す事にした。

宿には殆ど滞在しなかったので宿代はもったえなかったが夜行列車は22:40発なので一泊してしまうと次の日の22:40までヒマを持て余してしまう。それであれば一泊2000円程度なので宿代は諦めて一日、予定を切り上げてサンクトペテルブルクでゆっくりと休養を取る事にした。

モスクワは物価が高かったのでルーブル安を実感出来なかったが地方に行けば行くほどルーブル安の恩恵を受ける事が出来き、ほんの一年前の2/3程度の金額で旅をする事が出来る。

今、旅するならルーブル安のロシアが熱い。

ペトロザボーツクからサンクトペテルブルクまでは約8時間、三等寝台で料金はひとり1056.5P。今度は下の席を確保しようと必死にジェスチャーで下の席アピールをしたのだけれども流石に当日の列車だった為に下の席は全て埋まっていた。どうせ8時間だし寝る時間が足りないくらいだからそれでも全然構わなかった。

最終目的地サンクトペテルブルクに到着

9月18日

早朝にサンクトペテルブルクに到着、この街はロシアでもっとも美しい都市と言われ街全体が世界遺産に登録されている。見所も満載で何処から見ていいのかわからないくらい。

取りあえず絶対に行こうと思っているのはエルミタージュ美術館。世界有数の美術館で恐らく世界の美術館ランキングベスト5にはランクインするのではないかと思う。

俺たちは朝食を済ませた後に二日間連続の寝台列車の旅を終えてようやくRoof Hostelと言う安宿にたどり着いた。この安宿はめちゃくちゃボロい廃屋のような建物の中にあり、エレベーター無しの6階。しかも日本の6階とは1フロアの高さが違うので8階くらいの高さ。重さが20kgくらいあるバックパックを背負って登るのは苦行に近かった。

安宿の中は外見とは違い、なかなかきれいで階段を登った甲斐がある。宿の店主はまだ若いロシア人でフレンドリーで英語も話せ、俺たちをホステル名にもなっている屋上へ連れて行ってくれた。

この宿の屋上は、屋上と言うよりただの屋根の上でボロい建物なだけに少し怖かったがそこからの景色は絶景でサンクトペテルブルクの街を見渡せる。

ドストエフスキーが住んでいた建物

ドストエフスキーって作家を知ってるかい?
あの建物にドストエフスキーが住んでいたんだよ

おー!知ってるよ!
あの有名なドストエフスキーが住んでいたのか!

そうだよ
彼の本は何を読んだ?

え?
いや、読んだ事無いけど・・・
日本でも彼は有名だよ(名前だけは)

あの建物で彼は代表作を書いたんだ
知ってる?

うーん
ギルティー アンド パニッシュメント???(罪と罰と英語で言いたかった)

うーん?
多分それだよ

お互い、英語があまりうまくはないので大まかにしかわからなかったけれどもとにかくあの建物にドストエフスキーが生活していたと言うとこらしい。この辺の建物は殆ど古くて俺たちが泊まった宿の建物も100年以上前に建てられたそうだ。道理でボロい訳だ。

ちなみに俺の知っているドストエフスキーと言えばこれ

全然違いますね。
わかっています、画太郎先生です。
でもこれ原作ドストエフスキーってなっています。

俺たちが屋上で写真を撮っていると彼は俺たちの写真を撮ってくれると言う。彼は数枚撮ってからなんか違うなと言う感じで設定をちょろちょろっといじり写真を撮ってくれた。

不思議に思ってカメラはよく使うのか?と聞いたところなんと彼はフォトグラファーだった。

世界遺産ハンター

道理でこれ、超いい感じに俺たちの写真を撮ってくれた。
こんな写真まで撮ってもらって俺たちも大満足。
ちなみに俺たちが座っているところの後ろはには何にも無くて落ちたら軽く死ぬ感じ。

このあと行きたいのはサンクトペテルブルクから3〜4時間の場所にあるノヴゴロド。ここにある世界遺産『ノヴゴロドの文化財とその周辺地区』をハントすれば俺たちのロシアでのミッションはコンプリートする。

しかし、ロシアの世界遺産は全部で26件もある。さすが大国ロシア、国土が広すぎて全然まわりきる事が出来ない。ルーブルが安いうちにまた来たいとロシアを出る前から思ってしまう。

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