逃げ出した先の楽園 | Young Age Vol.07

公開日: ヤングエイジ

逃げ出した先の楽園

1998年
ベルセルク16巻でガッツは言いました。

逃げ出した先に
楽園なんてありゃしねのさ

たどり着いた先
そこのあるのはやっぱり戦場だけだ

1999年
ノストラダムスとMMRのキバヤシがハッタリ野郎だとバレて

2000年
コンピューターは何事もなかったように作動した。

2001年6月25日
ベルセルク21巻でガッツがモズク様との死闘を制す頃、
グリフィスは復活し、

俺は、逃げ出した先に楽園を見つけた。

逃げ出した先の楽園 | Young Age Vol.07

失った手荷物が出てくるかもしれないと思い、もう一泊したいと告げると部屋に空きがないと言われた。
それを見ていた従業員の一人が、親切で隣にある安宿に連れて行ってくれた。

そこは、俺が泊まっていたツーリスティックな宿とはうって変わり、
オーナーのトムが朝から竹で作ったお手製の水パイプでポコポコとガンジャを吸いながらトロンとした目で

一泊200バーツ、空いてる部屋使っていいよと適当に案内してくれた。

昨日の宿に比べるとボロいがヒッピー御用達の雰囲気漂う、その宿の方があきらかに面白そうだった。
寝床を確保して一安心した俺は、荷物を移動させ飯でも食おうかとストリートへ向かったところ、真っ黒に日焼けした可愛い子が「こんにちわ」と話しかけてきた。あまりにも日焼けしているのでタイ人かと思ったが日本人だった。

白い砂浜に当然のように生えている椰子の木
エメラルドグリーンに輝く美しい海
ヒッピーの宿
何処からともなく現れる日焼けした美女

2001年
サムイ島は全てが完璧だった。
そこは、俺の求める全てが詰まった夢の楽園だった。

彼女の名前はミユキ
南の島巡りをしており、マレーシアからプーケット経由でサムイに来たのだという。
この後、タオ島に行ってバンコクから帰る約一ヶ月の旅だという。

お互い、久しぶりの日本語での会話だったので話が弾んだ。
ちょうどよくスコールがやって来たので、そのまま二人で3時間くらい話し込んだ。

前日、スコールに打ちのめされ
今日、スコールのおかげで素敵な時間を得た。

ミユキとはその後、会うことは無かった。
南の島のほんのひと時の時間。

この時、俺はまだ知らなかった。
旅先で面白い女性に出会うことは多々あるが、
魅力的な女性に出会えることは少ないと。

最後にメアドを交換して俺は、町に向かった。

道路を歩いていると後ろからカブに乗ったトムがやって来た。

どこ行くんだ?

町だ。

じゃ、乗れ

この島の人はとても優しかった。

この時、地球は俺を中心に周っていた。
宿が空いていないと言われればすぐに別の宿を紹介してもらえ、
飯を食おうと思えば美女が現れ、
スコールが幸せな時間を引き延ばし、
町に向かえばトムがバイクで送ってくれるという具合だ。

2001年
サムイ島はまさに楽園だった。
逃げ出した先に、楽園があったんだ。

To Be Continued

あとがき

逃げ出した先に
楽園なんてありゃしねのさ

俺の中でベルセルク史上、もっとも好きな名言だ。
ガッツさん、マジでカッケーっす!

でも俺は見つけてしまった。
逃げ出した先の楽園を。

この時の俺は、今思い出しても神がかったいた。
こんなにも俺を中心に地球が周るのかと

そして、思い出したんだ
これこそが俺の世界なんだと!

The World
そして、時は動き出す

始まった!
やっと俺の世界が始まったのだと。

実のところ、俺は小学校の低学年まで世界は俺を中心に周っていると信じて疑っていなかった。

俺の地球、
他の奴らはエキストラ。

しかし、どういうわけか
ドライブシュートも、
タイガーショットも打てない。
あげくの果てにドリブルもうまくない。
足は早い方だったが一番じゃない。
喧嘩でもすりゃ、なぜか負ける有様だ。

何かがおかしいと思っていた。
数年後、現実に飲まれた俺のマトリックスは脆くも崩れ去り、もしかしたら俺も他のみんなと同じような地球に住むただの一人の人間なのかもしれない。そんな屈辱的な現実を突きつけられることになる。

それでも、何処かで、かすかに信じている。
俺は特別だと。
俺が素晴らしい人生歩むべき男だと。

宗教じゃないが、信じるものは救われると言う言葉がある。

たとえ、一瞬でも、
たまにしか訪れないとしても、

世界は俺を中心に周っていると信じていれば
奇跡が起きる事もある。

そして思うんだ。
ああ、やっぱり世界は俺を中心に周っていると。

たとえそれが、ほんの短い時間だとしても。

あれから10年以上もの時が経ち、
アユタヤの安宿で今の妻に出会う。

この時、俺は知っていたんだ
旅先で面白い女性に出会うことは多々あるが、
魅力的な女性に出会えることは少ないと。

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懐かしのMMR
小学生の頃、ワクワクしながら読んでいたけれどもなんと、2016年に新作が出ている。しかもまたノストラダムスのハッタリ野郎いわく2020年に地球が破滅すると・・・
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公開日: : 最終更新日:2017/11/06 ヤングエイジ

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