クラクフからチェコのオロモウツまでのバス

公開日: チェコ

クラクフからチェコのオロモウツまでのバス

写真はクラクフ旧市街。

クラクフからオロモウツまでのバス

11月2日

朝3時に眠たい目をこすりながら起きた。この日はポーランドのクラクフからチェコの世界遺産『オロモウツの聖三位一体柱』を目指し、オロモウツクまで行く予定だった。

前日にバスのチケットを購入したのだが交通の便が悪く朝4時20分のバスか夜11時のバスしか出ていなかった。クラクフからオロモウツクまでは約3時間半なので夜11時のバスだとオロモウツクに深夜に着いてしまうので早朝のバスに乗る事にした。

クラクフからオロモウツクまでのバスはひとり100PLN(約3500円)で、移動距離を考えるとべらぼうに高く、ポーランド国内の移動費の倍もする料金だ。きっと良いバスなのだろう、最近はあまり良いバスに乗っていないのでバルト三国のような快適なバス旅が期待出来る。

朝4時前にホテルをチェックアウトしてバス停に向かうが外は当然、真夜中。しかし、駅とバス停に近いホテルに泊まっていたので真夜中の街を歩かなくて済んだのは助かった。

俺たちは余裕をもって4時頃にはバス停に着いて待っていたのだがバスはいっこうにやってこない、発車時刻の4時20分を過ぎてもまだ来ない。バスを逃してはいけないと思い、来るバス、来るバスに行き先を聞いてもオロモウツク行きではなく、不安になる。

バスだって遅れる事もあるだろうとは思うのだが何が不安かと言うとバス停の電光掲示板に俺たちが乗る予定のバスが書いていない事。予定が書いてあるのに来ないのであれば遅れているんだなと素直に思う事が出来るのだが本当にここに来るのか?と物凄く不安になる。

俺たちが来た時に待合室にいた他の人はみんな別のバスに乗って何処かへ行ってしまっい、残された俺たちの不安は次第に強まり朝5時半を過ぎた頃には諦め気分になってきた。二人で7000円も払っているのにまさかバスが来ないとは・・・

この日にオロモウツクまで行くことが出来ないと予約してあるオロモウツクの宿代がパーになるうえにこの日、別のところに泊まる分の宿代が掛かる、そして今日と言う1日がパーになる。次のバスは夜の11時だし電車は夕方発なうえに遠回りするので結構な時間が掛かる。

オロモウツクの宿は19:00までしかチェックイン出来ないと書いてあったが19:00までに行く方法が見つからない。つまり今、ピンチ。

クラクフからチェコのオロモウツまでのバス

最近のGoogle Mapは便利なもので道路工事のアイコンまで出ている。

大丈夫、きっとなんとかなる。距離にして約260キロ、まだ朝だし地道に電車とバスを乗り継いで行けば行けない距離ではないはずと自分に言い聞かせ今後の行動プランを練るが、ぶっちゃけ駅の人かチケット売り場の人に聞くしか無い。しかも、バスに乗って寝る気満々だった俺は超絶ねむい。

せめてバス代だけでも返してもらわない事にはどうする事も出来ないがチケット売り場は7時まで開かないので仕方なく7時まで待つ事にした。

俺たちは二人で7000円も払っているので当然良いバスが来てくれると思っていたのだが6時前にやってきたボロバスを念のためにチェックするとチェコのプラハ行きと書いてある。このバスはボロいから違うなとは思ったが一応聞いてみるとなんとオロモウツクにいくと言う、急いでチケットを見せて確認してもらうとこのバスだ、乗れと言われた。

きっとこのバスが4時20分に来ていたら期待していただけにガックリとするところだがもうダメだと思っていた頃に来てくれたので『やった!バスが来た!』ととても嬉しい気持ちになれた。

人間の感情と言うものはとても不思議だ。1時間半も遅れてきてしかも料金が高いわりにボロいバスだと言うのにふざけんなとは思わずに喜んでしまうとは。

真夜中にバス停まで行った俺たちだがバスが出発する頃には夜が明けてきた。

どうやら道路工事の為にバスは遅れてきたようだ。俺たちが乗った後も工事渋滞しておりオロモウツクまで4時間半くらい掛かった。それでも俺は無事にバスに乗れた事に満足だった。

公開日: : チェコ

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