グアテマラのアンティグア到着 | スペイン語留学編
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グアテマラ
メキシコ人類学博物館についてまだまだ書き足りないのだけれども、今日は快適な14日間を過ごしたメキシコにお別れをつげ、お隣の国、グアテマラのアンティグアと言うところまでスペイン語の勉強をしにやってきた。
メキシコシティでは、何不自由なく、ぬくぬくと生ぬるい生活をしていたので、久し振りの移動はちょっと気が重たい。メキシコでの生活は、やけに物価が安くて、宿代以外にはほとんどお金も掛からないし、とても快適だった。
メキシコ出国
グアテマラに旅立つにあたってちょっとだけ心配だったのはグアテマラまでの航空券が片道だけだったこと。航空会社によってはグアテマラの出国チケットが無いと飛行機に乗せてもらえない場合がある。実際、俺たちはドバイ〜ロシアに飛ぶ時やオーストラリア〜ニュージーランドへ出国する時に出国出来なくて、慌てて空港で航空券を買った事が何度かある。
しかし、アエロメヒコのメキシコシティ発、グアテマラ行きはすこぶる快適にチェックインが済み、さらさらっと出国手続きが終わってしまった。空港職員が話す久し振りの英語がやけに身にしみる、最近まで、英語疲れしていてあまり話したくないとか思っていたのにスペイン語圏で聞く英語はとても懐かしく、何を言っているのか理解出来る事のありがたさが身にしみる。
そう言えば、あまりにも快適に手続きが終わってしまったので気がつかなかったけれども
『俺たち、出国手続きとかしたっけ?』
空港の作りからして、出国手続きとかしないで飛行機に乗れないようになっているはず、そこをミスるとかあり得ない。でも、出国スタンプを押された記憶は無い。おかしいなと思ってパスポートをパラパラと確認してみるが出国スタンプどころか入国スタンプすらない。あれ?メキシコってそう言う国だったの?スタンプが無いとかちょっとビックリなんですけど。
あまりにもすんなり進みすぎて逆に不安だったけれどもメキシコシティからグアテマラまでのフライトは約2時間、簡単な機内食を食べてウトウトしていたらグアテマラに到着していた。めっちゃ近いな。
グアテマラの入国審査もめちゃ楽勝、空港職員はみんな英語を喋ってくれる。鬼ジェスチャーで切り抜けたメキシコの日々が嘘のようだった。そうは言っても空港を出ればスペイン語圏、また厳しい日々がつづく。だからこそ、最低限のスペイン語だけは勉強しておきたい、その為にめちゃくちゃ安くスペイン語留学出来ると言うグアテマラまでやってきたのだ。
グアテマラからアンティグア
グアテマラシティは治安があまりよく無さそうだったのでスルーして一気に世界遺産と留学の街、アンティグアまで行こうと思っていた。事前に調べた情報によると空港から片道ひとりUS10ドルくらいでシャトルバス出ているはずだった。入国ゲートをぬけ、グアテマラに入国するとハイエースのようなバンでアンティグアまで一気に連れて行ってくれると言う呼び込みがあった。お、いきなりアンティグア行き発見、マジで楽勝だなとか思ったらひとりUS20ドルもすると言う。二人でUS40ドルだ、ちょっと高くない?
空港を出たとたん、スペイン語圏なので交渉もまともに出来ず厳しい状況だがとりあえずスルーしてシャトルバスを探してみる。
次に捕まったのはタクシーの呼び込みのお兄さんで、英語が喋れたのでシャトルバスについて聞いてみると一人80ケツァルで十分くらい待っていればそこに来ると教えてくれた。ただタクシーだったら240ケツァル(約3000円)で今すぐ出発だよとタクシーを進めてくる。とても良心的でシャトルバスについても教えてくれたし、思ったよりもタクシーが安かったのと雨が酷かった為にタクシーで行くことに。最初に捕まった乗り合いのバンはちょっとぼったくり過ぎ、タクシーより高いとか酷すぎる。
空港からアンティグアまでは大体一時間ちょっと。シャトルバスで行っても二人で2000円掛かるので、目的の安宿まで直接連れて行ってくれて3000円のタクシーの方が断然いい。すごい雨も降っているしね。
俺たちの話していたタクシーの運ちゃんが連れて行ってくれるのかと思ったら別のタクシードライバーの車に乗せられてアンティグアまで行くことになった。なんだ、英語が話せるドライバーではないのか・・・
グアテマラはメキシコと比べると明らかに途上国になって、街の雰囲気も途上国らしくなる。目の前を走るバスはモウモウとどす黒い煙を吐きまくり、マフラーって何ですか?と言わんばかりの大気汚染っぷり。うーん、ほぼフィリピン。
雨は激しく、道路はところどころ小川のようになっていた。横を走る無遠慮なバスは盛大に水しぶきを上げ、運転席の窓が空いている俺たちの乗るタクシーにありったけの水を跳ね上げ、後部座席に乗る俺の顔にバッシャリとぶっかける。マジか〜!久し振りだなこの感覚、メキシコでぬくぬくしていたからすっかり忘れていたけれども中南米って基本的に途上国だよね。いいさ、ボロい車には慣れている。
ようやく辿り着いた目的地は『ペンション田代』と言う日本人宿。メキシコの日本人宿で仕入れた情報によるとペンション田代と提携している学校が安くて良かったとの事だ。こう言うのは実際に留学した人の話が一番頼りになる。
タクシードライバーに240ケツァル + チップで20ケツァルくらい払おうかと思って釣りはあるかと聞くと290ケツァルだと言いだした。オーファック!240って言ったじゃないかと言うと290だと言う。俺たちが最初に話していたドライバーと明らかに話が違うが恐らく彼はわかってやっている。何が辛いってタクシー内で拙い英語とスペイン語で話したりしたいたのに、そう言う楽しい時間を全部帳消しにするような事をシレッとやられる事がキツい。細かいお金を持っていたら丁度の金額だけ渡して無視するところだけれどもATMで下ろしたばかりで100ケツァルの札しか無い。このクソ野郎とか思ってすげームカついたけれども5百円くらいの事で揉めるのも面倒くさいし、このタクシードライバーを罵倒してもお互い、嫌な思いをするだけだと思ってそのまま支払った。
昔はムキになってやり合ったりもしたけれども、最近はこう言うクズに時間を使うのがもったえない気がしてきたのであまりやり合わない。やり合ったところでどっちにしろ嫌〜な気分になる訳だし、こう言う事をしている人はまわり回って、何らかの形で跳ね返ってくる。
ま、たまにはそう言う人に当たると思って忘れる事にした。
でも、やっぱちょっとくらいはムカつくよね。
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