死体がぷかぷかと浮いていると噂されるバラナシのガンジス川 | インド旅行記12
聖地バラナシ、地球の歩き方に寄るとバナーラス(ヴァーラーナスィー)、英語表記はBanaras (Varanasi)日本語読みではベナレスが有名。呼び方は沢山あるが世界遺産ハンターのサイトでは日本人旅行者の間でもっともポピュラーであろう呼び方、バラナシと呼ぶ事にする。
バラナシ(Varanasi)の由来はVaruna川とAssi川に挟まれている事に由来する。
日本人の想像する、死体がプカプカ浮いている様な汚くて有名なガンジス川はここ、聖地バラナシのガンジス川でインドに来たからにはどうしても来てみたい場所だった。今回のインドの旅も特にいく当ても無く気ままに旅を続けてきたのだがバラナシのガンジス川だけはどうしても行こうと決めていた。
今から10年以上前、タイのバンコクで出会った友人のO君と暇つぶしにチャオプラヤー川と言うとても汚い川をクルーズしていた時の事だ。俺はあまりの汚さにO君にガンジス川とどっちが汚い?と興味本位に聞いてみたのだがO君はすかさず『ガンジス川の水を一口飲むくらいだったら俺はこの川の水をコップ一杯飲むよ』と答えてくれた。O君はガンジス川は世界一汚い、あんなところで沐浴する奴の気が知れないと言っていた。それは凄い、俺も行って見てこようとその時に思っていたのだが、なんだかんだと10年以上の月日が流れてしまった。そして、いつか行こう、いつか行こうと思っていたその日がやってきた。
バラナシのガンジス川
今まで出会った旅人の誰もが認める汚い川、ガンジス川。噂ではそこら中に死体がプカプカと浮いている。一体どんな地獄絵図なんだと思い、恐る恐るやってきたガンジス川は見た目上、意外にもあまり汚くは無かった。この川には死体も排泄物もゴミも流しているので奇麗な事は無いとは思うのだが、地獄絵図を想像していた俺としては見た目上、拍子抜けするほど汚く無かった。
プカプカと死体が浮いちゃっているのかなと思っていたのだが、目に見える範囲で死体は浮いていなかった。もしかしたら観光に力を入れて政府がある程度、奇麗にしたのかもしれない。しかし、今なおバラナシのガンジス川は、遺体を流す川と言う事には変わりなく毎日のように火葬場からガンジス川に遺体が流されている。
俺が想像していたガンジス川はこんな感じ
インドのガンジス川に死体が流れているというのは本当の話だ
↑のサイトは死体の写真等が載っているので閲覧注意
バラナシの沐浴上(ガート)の風景
この写真で見るとビーチサイドみたいだけれども足下には沢山の牛の糞があり、なかなか酷い匂いをしている。新婚旅行でインドに行った同僚の女の子の話では、バラナシは酷い匂いでゲロを吐きそうだったと言っていた。俺はバラナシに来るまでに約1ヶ月ほどインドに滞在していたので慣れてしまっていて酷い匂いではあるがインドだから仕方ない位の感覚になってしまっていた。
新婚旅行で普通の女の子をインドに連れて行くのはハードなのでは?とは思ったが…
バラナシのガンジス川で沐浴に挑戦する日本男児
早朝、ガンジス川のガート(沐浴場)を散歩しているとフンドシいっちょで沐浴に挑戦しようとしている日本男児が居た。彼はガートに居たインド人に沐浴の作法を一生懸命聞いている。俺『やるんですか?』彼『行きます!』沐浴の作法を彼を教えていたインド人が満足げにうなずきながら彼を見守っていた。
ちなみにガンジス川の上流の水はとても奇麗で美しい。もし、ガンジス川で沐浴をしたいのであればガンジス川上流のハルドワールをお勧めする。また、ハルドワールよりも更に上流にあるヨガの聖地リシュケシュのガンジス川もとても奇麗なのでおすすめだ。
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