ハルドワール、マンサー・デーヴィー寺院 | インド旅行記10
ヨガの聖地リシュケシュですっかり衰弱してしまった俺はハルドワールに戻ってきた。
ヒンドゥー教の主神としてシヴァ神とビシュヌ神は人気を二分していてシヴァ派は『ハルドワール』と呼ぶがビシュヌ派は『ハリドワール』と呼ぶらしい。写真はハルドワールのガンジス川にある大きなシヴァ像。
マンサー・デーヴィー寺院
ハルドワールからデリーまで一気に帰りたかったのだが電車のチケットが取れず翌日のバスで行く事になった。一泊する事になって時間を持て余した俺は地球の歩き方に載っていた『マンサー・デーヴィー寺院』と言う場所に行ってみる事にした。
マンサー・デーヴィー寺院は山の上にありロープウェイに乗って行く事が出来る。折角なのでロープウェイに乗ってみる事にしたのだが、えらく混んでいて、乗るのに1時間くらい掛かってしまった。ロープウェイからの風景はまぁまぁ良かったのだが、写真を撮るにはロープが邪魔だった。
インドのデンジャーマーク。なかなか珍しいデザインだったがドクロなのに耳があるのはなぜ?と思った。
山の上から見るハルドワールの風景。ハルドワールの町が一望出来る。
マンサー・デーヴィー寺院に行くまでの風景とかは良く憶えているのだがマンサー・デーヴィー寺院の中についてはあまり憶えていない。写真撮影をしなかったので何となく巡礼者につづいて見て回っただけなのでほとんど記憶に残らなかった。記憶に残っているのは折角、お供え物を買ったのに何処で使うのかわからずお供え物を手に持ったまま出てきてしまって『しまった!お供えするの忘れた』と言う事だけ。
そのお供え物も帰り道に猿に強奪された。この猿はなかなかふてぶてしい奴でゆっくりと俺の前に近づいてきてパスっと獲物を強奪していきやがった。大事な物だったら近づいてきた時に蹴りで威嚇して追い払う思うのだが特に必要のないお供え物だったのでそのまま放っておいた。
ロープウェイのチケットは往復で購入済だったのだが、またあの列に並ぶのかと思うと気が進まず、帰りはハイキングだと思って歩いて帰る事にした。歩きなら写真も沢山撮れる。
マンサー・デーヴィー寺院は徒歩で登ってくる巡礼者も沢山居て道では所々、チャイやお供え物を売っている場所がある。休憩がてらチャイをすすり、タバコを吹かしていると、また猿が子供の持っているお供え物を強奪していた。俺は帰り道で使い道の無いお供え物だったから良いけれども行きの子供はかわいそうだった。よく見ているとサルの奴も何気に女、子供を襲う事の方が多いいみたいだ。俺も襲われたと言う事はサルに舐められたと言う事なのか?
なんかちょっとムカついてきたので道で会うサルに舐められない様に少し威嚇しながらいく事にした。でも、よーく見るとこの母猿とかいい腕の筋肉している。
ちっちゃいからって見くびるのをやめる事にした。野生だしね、舐めちゃいかん。
帰り道は徒歩にして正解だった。夕日は奇麗だし山の上から眺めるハルドワールも最高だ。
この風景が見られただけでもマンサー・デーヴィー寺院に来た甲斐がある。
ハルドワールからデリー
本来ならバスは避けたかったのだが電車のチケットが取れず仕方が無いからバスでデリーに帰る事にした。5時間で着く!VIPバスだ!寝台車だと言われたのだが案の定、デリーまで7時間以上掛かった。電車だと4時間くらいなのに。
それでもこのままハルドワールに2泊、3泊とするよりはマシだった。このインドの旅も残りの時間が少なくなってきていたからだ。早いとこデリーに帰って肉でも食ってバラナシに向かいたかった。
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