バリ島、クタ(デンパサール) | Young Age Vol.36

公開日: インドネシア ヤングエイジ

バリ島、クタ(デンパサール)

バリ島、それは旅に出る前の俺が思い描いた南の島of南の島
ハイビスカスが咲き乱れ、美しい海に青い空、小麦色のアジアンビューティーが踊る理想の楽園

ジョグジャカルタのお土産物屋さんで出会ったトモミさんはバリ島は最悪、ボッタクリばかりでタカってくる人々がしつこいと言っていた。俺は観光地だし、人によってはそう思うのかな程度であまりに気にていなかった。

何故ならバリ島は人々が羨むスーパーリゾートだからだ。

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バリ島、クタ

2001年7月29日以降
正確な日付はわからない。

俺の憧れたバリ島の雰囲気は理想と違った。
人々はせわしなく、観光客に群がってくる。

どこに行くんだ?
案内するぜ

断っても断っても次から次へと人々がやってくる。
あまりにもしつこいから無視して歩いているとキレだして最終的には暴言を吐いて去って行く。

マジか?
ここまで感じの悪い国は初めてだ。

バリ島(クタ)は楽園ではなく発展途上国にありがちな混沌としたエネルギーに満ちたカオスな場所だった。

理想と現実のギャップが埋めきれない。
正直なところ、2001年当時のクタに良い印象はまるでない。

両替所で両替するのも一苦労だった。
レートの良いところで両替しようとすると金銭を誤魔化されるのだ。
数件、両替しようとしたが全部、金額を誤魔化されそうになった。

仕方がないのでレートの少し悪いところで両替したらちゃんと両替してくれた。
これまでの旅で両替屋で誤魔化されたのは初めてだった。

きっとまともな両替屋のレートはそんなものなのだろう
レートを高く設定している両替屋はおそらく全部クズ。

なかなかクタの雰囲気には馴染めなかったけれども物価は安かった。

プール付きのゲストハウスで1000円以下
いくらだったのかもう憶えていないけれども寿司屋も意外と安てスィゲと一緒にバリぶり(多分、バリ島のぶりの握り)を食いに毎日通っていた。

正直、日本から来たばかりのスィゲには悪いと思ったのだけれども約一ヶ月半も旅をしていた俺は、日本食に飢えていた。寿司が安く食べられるのなら毎日寿司でも良いくらいだ。

と言うか日本食がすごく安かったので正直なところ、もう日本食しか食いたくないって言うのが本音だった。

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スィゲ

2001年7月30日

スィゲがデンパサール空港にやって来た。

このスィゲと言う男は友達の友達で、いわゆるうっすい繋がりの男だったのだが、どう言う訳だか、やたらと気の合う友達で3回目くらいに合う頃には友達を介さずに二人で遊ぶ仲になっていた。

とは言え、彼と会ったのは合計でたったの数回だけで、10回にも満たない。

俺が来れば?
って軽い気持ちで誘ったのだけれどもマジで行くわとか言ってバリまで来ちゃったけど大丈夫かな?

そんな俺の心配は杞憂に終わった。

スィゲはタフな男で、バリに着いて早々、屋台の飯とかうめー!うめー!言って食いだすし
バックパッカー御用達の安宿も全然平気だった。

流石に大学を出ているだけあって英語もそれなりに喋れるし、一人で放っておいても平気そうだった。

俺なんてタイ飯すらフライドライスしか食えなかったと言うのに・・・

シンガポールで体調を崩して以降の俺はずっと体調が回復せず旅疲れによってテンションが低めなのに対してスィゲはやたらとテンションが高くて、一人で逆バンジーとかやりに行ったりしてクタを満喫しているようだった。

あとがき

俺のイメージではバリ島は人々が羨むスーパーリゾートだから楽園のはず!
何も知らず、ただ漠然とそう思っていた。

日本からツアーとかでバリ島に行けばスーパーリゾートの良いホテルとかに泊まって、素敵なプールサイドや素敵な場所にツアーバスとかで連れて行ってもらってスパとかやって超素敵なところなのかもしれないけれども2001年当時のクタは楽園の成れの果てだった。

特に人々の当たりがキツかった。
正直いってウザかった。

楽園って言うのは物価が安くて観光客があまり来ないような綺麗な場所(主にビーチ)をヒッピー達が見つけるところから始まる。やがてバックパッカー達がやって来て、観光客が訪れるようになり、大きな資本を持った会社が大きなホテルを建て、資本主義に飲み込まれ、村が街になる頃には人々は金に目がくらみ楽園は観光地となる。

今のバリ島がどんなところだかは知らない。
もしかしたら観光地としてもっと洗練されてハワイのように過ごしやすくなったのかもしれない。

俺たちが旅をした2001年当時のバリ島は楽園が終わり観光地になる発展途上のカオスな時期だったのかもしれない。でも、資本主義に飼いならされた拝金主義の俺たちがこういった現状を作り出しているんだ。

楽園はどんどん僻地に追いやられて行く。

2001年当時、俺が辿り着いた楽園のサムイ島も2016年に訪れた時、すでにその楽園は終わっていた。

これは俺たちのせいかもしれない。
俺たち、旅人がこうやって旅する事自体が楽園を破壊しているのだから。

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公開日: : 最終更新日:2018/11/23 インドネシア ヤングエイジ

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