ジョジョの聖地巡礼の旅 | インドのベナレス編

公開日: 漫画の旅

ジョジョの旅 インドのベナレス

聖なる河ガンガー(ガンジス)
聖者・老人・病人・こじき・子供・牛・猿・犬
食べ物・排泄物・燃える屍体
すべてをやさしくつつみ、流れ続ける河・・・
この河には生まれてから死ぬまでの全てが縮図としてある

『ジョジョの奇妙な冒険』16巻 より抜粋

ジョジョの旅 インドのベナレス実際はこんな感じ。

ガンジス川から眺めるベナレスの風景

ジョジョの旅、インド『ジョジョの奇妙な冒険』16巻 参照

小学生だか中学生の頃、ジョースター御一行がインドに到着した時に俺はこう思った。
インドってマジでヤバそうだな。こんなところ絶対行きたくねッー!

それから十数年、旅に魅せられた少年はいつしかインドに憧れた。

ジョジョの旅、インドの聖地ベナレス

2012年
少年ジャンプでジョジョを読んでいた頃から実に20年以上もの月日を経て俺は遂にインドへと向かった。

俺が旅を始めた頃、先輩の旅人たちは口を揃えてこう言った。
ガンジス川はマジで汚ねぇ
世界一汚い河だ

俺もいつの日かその汚い河を観に行こうと思ってはいたのだが、ジョジョの影響もあり、インドに行くことに正直ビビっていた。あんなヤバイとこ、旅の上級者が行く国だと思っていたのだ。

しかし、その「いつの日か」がやって来たのだ。

ジョジョの旅、インド『ジョジョの奇妙な冒険』16巻 参照

初めてのインドは、ジョジョで予習したの通りにぶっ飛んだ国で、ジョジョの描写通りにカオスな国だった。マレーシアから南インドのチェンナイへ入国した俺は、右も左もわからぬインドに翻弄され、野良牛にビビり、牛のうんこを踏みながらインド人にタカられ、デリーでは食中毒にやられ、この聖地ベナレスにたどり着く頃にはなんと体重が10kg近くも落ちてしまい、満身創痍の状態だった。

しかし、俺はジョセフ・ジョースターがエンプレスのスタンドと戦ったあの聖地ベナレスにたどり着いたのだッ!

インドでの旅はこの記事にまとめてある
インド旅行記 | 冒険の記録
気になった人は読んでみてほしい。

ベナレスのガンジス川

全てを飲み込む聖なる河ガンガー
俺が行った2012年のガンジス川は、確かに汚かったが噂ほどの汚さではなく、そこら中に屍体がプカプカと浮いている地獄絵図では無かった。
よく見れば、多少は浮いていたかもしれないが。

詳しくは
死体がぷかぷかと浮いていると噂されるバラナシのガンジス川 | インド旅行記12

ベナレスは英語読みなので旅人の間では通常バラナシと呼ぶのが一般的だ。
このバラナシは日本人が想像するザ・インドと言っても過言ではない場所で死体が流れるガンジス川で有名なあの場所だ。

長澤まさみがガンジス川でバタフライをしたのもこの場所だし、大沢たかおが深夜特急のロケをやったのも、長渕剛がガンジスを歌ったのもこの場所だ。(長渕剛が泊まったのはのちに出てくる有名な安宿、久美子の家)

でも、そうじゃないッ!

ジョセフジョースターが見せる戦いの年季『ジョジョの奇妙な冒険』16巻 参照

俺たちにとって重要なのは、この場所でジョセフ・ジョースターが戦いの年季ってやつを見せつけてくれたって言う事が重要なのだッ!

ジョセフ・ジョースターがエンプレス(女帝)のスタンドと戦った場所

ベナレスの街並み

『ジョジョの奇妙な冒険』16巻によるベナレスの街の描写

ベナレスの街並み

実際のベナレスの大通りはこんな感じ。
こんないい車は走っておらず、未だに人力車が走っている。

ジョジョの旅、ベナレスの久美子ハウス

『ジョジョの奇妙な冒険』16巻 参照
日本人のクミコさんが経営するホテルが近くにあると言う描写からジョセフがエンプレス(女帝)のスタンドと戦う場所はガンジス川の近くの小道と言う事がわかる。クミコの家は実際にあり、インドを旅する者なら誰でも知っているくらいに有名。

ベナレスの街並み

主にジョセフが戦うのはガンジス川の近くの小道。
実際はこんな感じで狭い雑踏に人、人、人、うし、うし、うしの糞。

ベナレスの街並み

マジでゴミと牛の糞と犬と猿と人、人、人のカオスなエリア。
ハリウッド映画でよく言われているスラングのブル・シット!って言う英語がもっとも似合う場所、それがバラナシ。

ベナレスの街並み

この街は本当にボロくて汚い。
でも、この頃にはすでにインドに一ヶ月近く滞在していたのでなんとも思わなくなっていた。
これがインドの普通。

第2部で活躍した俺の大好きなジョセフ・ジョースター
第3部でもかっこいいジジィになっていたけれども、如何せん波紋が全く役に立たず、スタンドの能力は恐らく最弱。アバッキオのムーディー・ブルースも弱いが便利さは上だろう。

あの最強を誇った無敵のカーズに勝ったほどの男がハーミットパープル?
荒木先生そりゃいくらら何でもあんまりだ・・・

それでも、やってくれるんだよね
俺たちのジョセフは!

ジョセフ、インドのベナレスでの戦い『ジョジョの奇妙な冒険』16巻 参照

またまたやらせていただきましたァン!

この第二部の時からの決め台詞でしめるあたりがマジで渋い!
さすが荒木先生わかってらっしゃる。

あんなしょぼいスタンドでもジョセフは最後にビシッと決めてくれる。

俺は第3部の戦いの中でもこの戦いは上位に入るくらいに好きな戦いなんだ。
だってあのハーミットパープルで戦うんだからね。

戦いの年季を思い知らされたぜ!

ジョセフ・ジョースター対エンプレス(女帝)の戦いが気になる方は『ジョジョの奇妙な冒険』16巻を読むべし!
ポルナレフの仇、ハングドマン編の終わりから車のスタンド使いホイールオブフォーチュン編の途中まで収録されている。

インドの修行僧 サドゥー

インドのサドゥー

これはインドの修行僧でサドゥーと言う。
こんなやついるのかよ?
と思うだろうけど、本当にいる。

それも、今の時代でも結構いっぱいいる。

流石に漫画の描写は大げさだけど本物のサドゥーは今でもインドに沢山いる。
特にベナレスは聖地なのでシヴァ派のサドゥーがいっぱいいる。

バラナシのサドゥ

詳しくは
『サドゥの写真』インドで出会った自由に生きる仙人 | インド旅行記18

俺の旅は全てジョジョから学んだ

ジョジョから学ぶ旅行術写真はジョジョの奇妙な冒険17巻より

俺は色々な国を旅してまわっているけれども、基本的な旅行術は全てジョジョから学んだんだ。

詳しくは
チェンナイからマハーバリプラムへの行き方、ジョジョの奇妙な冒険から学ぶ旅行術 | インド旅行記02

最近、ジョジョ熱が再発してしまった。
毎日、コミックを全巻ひっくり返してジョジョの聖地を調べている。
近いうちにジョジョの最強マップを作る予定だ。

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公開日: : 最終更新日:2019/03/09 漫画の旅

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