モロッコの感想 | まりこの感想

初めてのアフリカ大陸

モロッコは出会いが沢山あった国でした。
ヨーロッパを旅していた時は、宿の人以外には偶然2回出会ったヨネヤマくん以外は殆どしゃべることはなかったです。
夫婦二人旅をしていて一人旅より安全だったり喋り相手に困らなかったりと良いことはあるのですが、私達の性格がそうなのか特に機会がなければ他の人と交流を深めないでいました。
そんな時にシャウエンで何組かの日本人の人と話や食事をしたり、モロッコ人の親しみやすさやラクダツアーでの他国の人との交流もあって、旅ってやっぱり出会いなんだなと、再確認しました。

そこの景色を眺めて感じて夫と共有する。だけでも幸せな時間ですが、私達とは違う価値観や感覚の人達とそのモノを共有する事で、お互いにちょっと違った目線でそのモノをみれたりすると面白味が増すように思います。さらに国や宗教を越えて同じような意見だったり感想だったら、心のどこかにあったちょっとした色眼鏡も瞬時に外れた気がして、ある意味開放感が味わえられる気がします。

モロッコの食事

モロッコでの食事は最初はとても美味しく食べていたのですが、正直少し飽きが…と思っていたら、地域によって食材や味が少しずつ変わるようで、エッサウィラの魚介の料理が今までと違ってとても美味しく感じました。

リヤドにほとんど付いてくる朝食のパンは、外はパリッと中はかるくてふんわりで、私達夫婦にとっては好みでした。目玉焼きが付いてたりしたところは、可愛らしい調味料入れに入った塩、コショウ、カレーに入っていそうな（なんだか分からない）スパイスをかけてモロッコの味をたのしみました。
最初は苦手だったミントティーは、あの甘さとたっぷりのミントが病みつきに…

年越しをサハラ砂漠で

サハラ砂漠でのラクダツアーは2015年12月31日から2016年1月1日の一泊。何処の宿よりも賑やかで騒がしく寒かったですが、何処の宿よりも私にとっては忘れられない一泊二日になりました。楽しみにしていた年越しはモロッコの民族っぽい音楽とかを想像していた私ですが、宿主のハッサンがトランスとかクラブ系の音楽が好きだったみたいで、砂漠のど真ん中でレインボウカラーの照明に大音量のモロッカンミックスの音楽を響かせ騒ぐという、多分もう二度と味わう事の無い年越しパーリーナイを楽しみました。

ちなみに隣のキャンプグループは民族的な打楽器を響かせ、みんなでカウントダウンをして盛り上がってました。こっちのグループは時計の針なんて気にせずにいたらしく私達が「happy new year!」っていったら「えっ？！もう年越したんだw」って感じでした。まぁ、彼らにとってはパーティーのきっかけがニューイヤーパーティーだっただけってことなんでしょうね。
それでも私達にとっては2015年最後の夕陽と、2016年の初日の出をサハラ砂漠で観れたのはとっても贅沢で貴重な時間でした。

初めての日本人宿

シャウエンで出会った日本人が「のりこさん」とよく言っていて、私達のそろそろ日本が恋しくなっていた頃だったのでトドラ渓谷では初めて日本人宿に泊まりました。のりこさんが作ってくれた日本食をいただき、気分的にはひと休みできた感じでした。シャウエンで出会った逞しい旅人のシンショーハイドのヒデ君もいたなぁ。トドラではトレッキングをしましたが、ロッククライミングが有名でのりこさんのところでもmyハーネスをもって各国の岩山を登って旅している人が泊まってたりもしました。
日本人に人気な国の一つでもあるモロッコはやっぱり魅力あふれる面白いところでした。