ロード・オブ・ザ・リングの国、ニュージーランドの首都ウェリントンに到着

公開日: ニュージーランド

ロード・オブ・ザ・リングの国、ニュージーランド第二の都市ウェリントンに到着

ニュージーランドの入国審査はマジで厳しい

5月9日

早朝、カトーさんの住むニュージーランド第二の都市ウェリントンに到着。ニュージーランドは俺が今まで行った国の中でもっとも持ち込みが厳しい国で、食物やキャンプ用品に付着した土などを持ち込んだ場合、厳しく罰している。

俺はニュージーランドへと向かう機内の中で難しい持ち込み規約を一生懸命、辞書を引きながら読んでいた。俺がもっとも恐れていた事はモンベルで購入したテント一式を没収される事。

使用済みのキャンプ用品は申告が必要だと書かれている。違反した場合は罰金400NZドル。俺たちのテント用品一式は400NZドル以上する。一体どうすればいいんだ?とても難しい選択だ。

飛行機でガン寝していたマリちゃんに、ニュージーランドはマジでヤバいらしいぜ。罰金とか取られるから食いもんとかマジで大丈夫?と何度も念を押したのだが『心配しすぎなんだよ』とか言ってイマイチ真剣に荷物を心配していない。ちょっとムッとしたが今はそれどころじゃない。俺のバックパックに入っているテントをどうやって密輸するか?それとも諦めて申告するか?決断を迫られていた。

ギリギリまで悩んだが取りあえず入国の前に空港で働いているおっちゃんにテントとか捨てなければならないのか?と聞いてみた。すると、あそこに申告しにいけば大丈夫だと教えてくれた。

結局、俺は没収されると勘違いしていたが、申請するとテントの泥などをチェックする場所でキレイにしてくれて返却されるシステムになっていた。よく考えてみればそうだよな、あんなアウトドア大国でアウトドア用品を持ち込めないなんて事は無いよね。

色々と心配して殆ど機内でも眠れなかったけれどもなんとかテント一式を無事にニュージーランドに持ち込めて一安心。

の、はずだったのだけれども・・・

後ろでマリちゃんが引っかかっている。

何だこれは?

ガーリックです・・・

これは持ち込んではいけないやつなんだ
何で申告しなかったんだ?

マリちゃんは英語がわからないふりしてやり過ごそうとしているけど全然かんべんしてくれる気配がない。ニュージーランドの入国審査はマジで厳しい。

はい、罰金400ドルね

なにそれ、たかがガーリックで罰金400ドル(約3万円)だと!?

くっそー!俺のテントに気を取られすぎていてマリちゃんの荷物まで気がまわらなかった・・・
あんだけ苦労して入国したのにッ!

正直、もっと注意を払うべきだった。だけど食い物とか没収されても別にいいからテントだけは守らなければとテントの事しか考えていなかった。

ニュージーランドの首都ウェリントン

入国審査でかなり手間取ってしまった為に、空港まで迎えにきてくれたカトーさんをずいぶんと待たせてしまった。

ウェリントンの空港には特大のゴラム(ロード・オブ・ザ・リングのキャラクター)がいてその辺りで待ち合わせをしていたのだが俺たちがウェリントンに着いた時にはどうやら撤去されてしまったようでいなかった。少し残念だったけれども俺、ロード・オブ・ザ・リングを見た事無いから別にいいや。

マウントビクトリア

カトーさんが最初に連れて行ってくれたのはマウントビクトリア。ここからウェリントンを一望出来る素晴らしい場所で、朝日を拝む事が出来た。

ニュージーランドの首都ウェリントンの風景

ウェリントンの風景
とても素敵な港町だけれども風が強くてマジで寒い。どうやらこの街は風が強い事で有名で、カトーさんも冬は寒すぎるからウェリントンを撤収するとの事で、たまたま俺たちが旅している時期と重なったので一緒に旅をする事になった。

サードウェーブコーヒー

次にカトーさんの働いていたカフェに行ってバリスタカトーのコーヒーを頂く。このコーヒーも最近の流れを汲む、コーヒー豆のフレッシュな味わいを残す酸味の利いたコーヒーだった。ただ、SEVEN SEEDSのコーヒーほど酸味が強くなく、俺の知っているコーヒーの味にフレッシュさが加わったような味でカトーさんのコーヒーの方が美味しく感じた。

SEVEN SEEDSのコーヒーも多分、美味しかったのだろうけど俺にはちょっと斬新過ぎたな。なんだかカトーさんのおかげでコーヒーの新しい世界が少しだけ見えてきた気がした。

ニュージーランド第二の都市ウェリントン

そのあと、せっかくなので少しだけウェリントンの街を観光。とても奇麗な港町で海の水も凄く綺麗。でも風が強くてマジで寒い。

穢れの王 アゾグ

やっぱりニュージーランドはロード・オブ・ザ・リング押しのようでインフォメーションセンターにも穢れの王 アゾグがいた。まぁ俺はよく知らないのだけれども。これがまた、実物大の大きさらしくてけっこうデカい。こんなのが襲ってきたらマジでヤバいなと肌で感じる事ができる大きさだった。でも、NBAの選手クラスのデカいヨーロピアンのバイキングとかだったらなんとか戦えそうとかおもわないでもない。俺たちから見たら白人だって十分にデカい。

このあと、これから一緒に旅をするユリちゃんと合流してニュージーランドの新たな冒険がスタート。

ニュージーランドでキャンプ

初日はウェリントンの近くにある一泊ひとり6ドル。トイレと水場ありのキャンプ場に泊まる事にした。思っていたよりもキャンプ場が安くて凄く良かった。でも、やっぱり寒かった。事前にウェアハウスと言うホームセンターみたいなところで毛布を買っておいたのでなんとか凌げたが、ニュージーランドは確実にオーストラリアよりも寒い。

車で旅

これがカトーさんの車。この車のおかげでニュージーランドを格安で旅する事が出来た。本当にありがたい。

ニュージーランドの旅

このメンバーで2週間の旅が始まる。やっぱり人数が多いと楽しいよね、なんだかんだ言って一年以上旅しているけれども、このニュージーランドの旅が一番面白かったな。

公開日: : ニュージーランド

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