プエルトガレラでの生活
公開日:
フィリピン

プエルトガレラの生活はとてもまったりとしていて、毎日夕日を眺めている。昼間はけっこう暑いが夜はマニラと違ってそんなに暑くない。小山の中腹に住んでいるので周りには何も無く海から気持ちのよい風が吹いて来る。
一番近くの売店まで歩いて十分以上掛かる為に普段はお金を使う事もない。
1つ難点をあげるとすれば今は深刻な水不足の為にシャワーが使えない。汗だくでシャワーが浴びられないのはけっこうキツいが夕食の後に車でシャワーを浴びに行く事が出来る。一日一回の楽しみだ。
本当はいつでもそこに行けばシャワーが浴びられるのだけれども山を20分くらい歩かないと辿り着けない場所にあるので昼間、歩いて行っても帰ってくる頃にはまた汗だくになってしまう。
シャワーと言っても単なる公共の水場で、屋根も無い小屋っぽい場所にホースが一本あるだけ。それでもちょっと冷たい水を浴びるのはとても気持ちがよい。

ある日、授業で先生が昨日の夕食の後は何をしていた?と質問してきたので昨日はシャワーを浴びに行ったよと話した。そこはどんな場所だ?と質問されたのでホースでシャワーを浴びたと言ったら先生が笑いながら
『それはシャワーじゃない、ホースだ』と言ってきた。
いや、そんな事わかってるよ、でも俺らにとってはそれが唯一のシャワーなんだ。
水不足は確かに問題だけれどもけっして悪い事だけではない、良い事もある。水不足なので当然、トイレの水も節約しているので男は見晴らしの良い丘の上から遠目に海を眺めながら立ちションをしている。
ここは男なら誰でも一度はここから放尿してやりたいぜ!と思うようなベストプレイスで、時と場合によっては金を払っても良い。実は昔、ここに来たときもここから立ちションしたら最高だろうなぁと思っていたが、大人のたしなみとして止めておいた。それが今では合法的にOKとなり解禁された。最高だ。

この贅沢なロケーションをトイレに使っている。
このトイレは確かに最高なのだけれども全く雨が降らないので、サンサンと降り注ぐ太陽によって最近、もぁ〜っと香るようになってきた。早く雨が降って欲しい。
ちなみにこの場所は雨期になると一面に蛍がが飛び交いとてもロマンチックな場所となる。俺たちが帰る前には蛍が出てきて欲しい。
フィリピンでは停電や水不足などがすぐに起きる。日本と違ってまだ原始的な生活がすぐそこにあり、電気の無い家に住んでいる人も沢山いる。俺にとってそう言う事はあまりストレスにならず、ま、しょうがないかな程度の問題だけれどもWi-Fiが遅い事はストレスとなっている。
シャワーよりもWi-Fiの速度がストレスになってしまう俺は、まだまだIT体質から抜け出せていない。
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