フィリピンの海で初ダイビング | サバンビーチの安宿編

プエルトガレラに来て初めての週末、フィリピンで初めてのダイビングに行ってきた。俺はタイのコ・タオという島でダイビングのライセンスを取って以来、ただの一度も潜った事が無い。
たしかあれは忘れもしないリーマンショックの起こった年だった。2008年、俺は前年に起きたサブプライムショックの損失から立ち直り、FXで儲けた金を握りしめタイへバケーションandダイビングのライセンスを取りに来ていた。まさか優雅にバケーションしている間に全財産を失っていくとは思わずに・・・
その後、全財産を失うにとどまらず借金までこしらえてしまった俺は金の掛かるダイビングとかどうでもよくなってしまい一切、ダイビングをする事が無かった。
つまりライセンスを取って以来7年間、ただの一度も潜っていない。
これだけ潜っていないと潜る気も起きず、俺はフィリピンにライセンスすら持ってきていない。今回、ダイビングに行くきっかけとなったのは昔、旅人ナイトという飲み会で知り合ったコージさんという方がたまたまプエルトガレラにダイビングをしにきており、一緒に潜りませんかとお誘いをくれたのがきっかけだった。
俺はライセンスをもってきていないよと妻に告げたが、妻はちゃっかりとライセンスを持ってきており(密かにダイビングする気満々だった)俺はライセンスが無いから体験ダイブで妻はファンダイブ、あと学校の友達2人とあわせて四人でダイビングに行くことになった。
ちなみに俺のライセンスはもちろんオープンウォーター(一番初級)で、妻のライセンスはアドバンス(初級の次)。
サバンビーチ
土曜日、サバンビーチと言うプエルトガレラではダイビングと女遊びで有名な街に学校の仲間とやってきた。学校からトライスクルを一台チャーターしてデコボコの細い山道を行くこと約30分、対向車とすれ違う度に足の一本位持っていかれるんじゃねーかと心配するようなスリリングな道のりで俺の膝と対向車の距離はおよそ15cm。幸いにもとても丁寧に運転してくれるドライバーさんだったので助かった。料金は四人乗りで300ペソ(850円くらい)。

ダイビングは日曜にする予定だったので土曜日の夕方にサバンビーチに着いた俺たちはコージさんとビッグアップルと言うダイビングショップ併設のレストランで待ち合わせて軽く飲みながら夕食を楽しんだ。
コージさんいわくファンダイブは一本1100ペソ(約三千円)で体験ダイブは2200ペソ(約六千円)。体験ダイブは講習も付いているから以外と高い。しかし、7年も潜っていない俺は怖いから体験で良いかなと思っていたのだがコージさんが日曜日の朝、プールで練習してから行けば良いと言う。特にライセンスをチェックされることも無いそうだ。俺はあまりにも長い間、期間が空いてしまっているので明日の朝、練習した後で考えますと答えた。
サバンの安宿
サバンビーチには沢山の安宿があるが観光地なので余り安くない。アゴダで探すと大体安くて800〜1000ペソ。現地で直接探してもそんなに安くはない。

コージさんはダイビングショップ、ビッグアップル併設の安宿に泊まっており、一番安い部屋でわずか500ペソだと言っていた。500ペソはサバンでかなり格安だ。ダイビングをするならビッグアップル併設の宿に泊まるのがオススメかもしれない。(上の写真はビッグアップル)
俺がアゴダで宿を予約したのが前日だった為に安い宿はすでに埋まっていた。おかげで泊まった宿はちょっと豪華でエアコンも付いていた。
スウェングランド ダイブ リゾート (Swengland Beach Resort)
Big La Laguna Beach
アゴダで1000ペソ(2900円くらい)
アゴダは表示価格から大体2割くらいプラスして掛かるので合計すると三千円ちょっとになる。
この宿は繁華街からかなり離れているのでとても静か。夜、二階のテラスでタバコをふかしているとロマンチックな波音が聞こえて来る。ホテルの目の前はすぐビーチが広がっており、ゆっくりと過ごすには最高の場所。海の水は奇麗でプカプカ泳いだりシュノーケリングなども楽しめる。ただし、ビーチは珊瑚のかけらなどがあるのであまりよくはない。
のんびり過ごすぶんにはとても良いが繁華街まで徒歩15分。少し遠い。
俺はこのホテルに泊まったら楽しみなことが1つあった。それは思いっきりシャワーを浴びること。なにせ俺はフィリピンに来て以来、一度も身体を洗っていない。一応、毎日水浴びしているけれどもあの野外シャワーでは身体を洗うのが面倒くさくて、シャンプーだけして終わりにしている。
ホテルに着いたらちょっとだけプライベートっぽいビーチで泳いでシャワーを浴びに部屋に戻った。スウェングランド ダイブ リゾートのシャワーは高いだけあって水の出がよい。

『ヒャッハー!水だ水だー!!!』
ジード団ばりに歓喜する。更によく見るとシャワーの取っ手の横にHとCの文字がある。こ、これはまさか!?ここで喜んではいけない。東南アジアでは良くあることで、お湯が出そうで全く出ない、もしくはかつて出たのかもしれないが現在は出ないというケースが往々にしてある。恐る恐るHの方へ回してみると
『ヒャッハー!お湯だお湯だー!!!』
フィリピンは暑いのでお湯とか特に必要ない。はっきり言ってみずシャワーで十分。むしろ水シャワーの方が気持ちいい。
そんなことは無い。やっぱりお湯は最高だ。
久し振りにゆっくりとお湯を浴びながら身体をゴシゴシと洗いホカホカした身体で部屋に戻るとバリッとクーラーが効いていやがる。なんてこった!すっかり忘れていたぜこの極上のコンビネーションプレイ。調子にのってゴシゴシと身体を洗い過ぎた為に首がヒリヒリして痛いことをのぞけば最高だ。
この日は良く眠れた。
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