ヴィルニュスからビャウィストク経由でビャウォヴィエジャまでのバス
公開日:
ポーランド
ヴィルニュスからビャウィストクまでのバス
10月10日〜11日
トラカイで時間を潰した後、ヴィリニュス(ヴィルニュス)から21:00のバスに乗ってポーランドのビャウィストクへ向かった。料金はひとり15ユーロ、所要時間は約6時間でビャウィストクに着くのは現地時間で午前2時。(ポーランドはバルト三国とは時差が1時間ある)
メジャーなルートとしてはヴィリニュスからポーランドのワルシャワへ深夜バスで向かうのが一般的だが俺たちは世界遺産『ビャウォヴィエジャの森』へ行きたくてビャウィストクで降りる事にした。
ヴィルニュスからビャウィストクまで行くバスはこの時間のバスしか無いと言われてしまったので仕方なく午前2時にビャウィストクに着くこのバスに乗り込んだのだが結論から言うとこのルートはおすすめしない。
最初はビャウィストクで一泊しようかと思ったのだが午前2時に着いてからタクシーに乗ったり知らない街をウロウロと徘徊したくはなかったのでどうせ数時間だからバス停でヒマを潰して朝一番でビャウォヴィエジャ行きのバスに乗ろうと考えていた。
多少、めんどくさいけれども身の安全を考えるとバス停に居るのが一番良さそうだった。
だが、ビャウィストクのバス停に着いてみると寒さをしのげる場所は無く、挙げ句に頼みの綱のマクドナルドも24時間営業ではなかった。ビャウィストクは大きな街だし深夜二時に着くのでヴィリニュスのバスステーションの様に室内で身の安全と寒さをしのげると思っていたのだが完全に外にあるバスステーションだった。
外の気温は0度を下回る。
ヨーロッパは既に冬に入りかけていた。
なんてこったい…
身の安全を期して宿を取らなかった事が裏目に出た。
ビャウィストクからビャウォヴィエジャまで
ポーランドはシェンゲン協定内の国なのでリトアニアからの入国は至って簡単だが、いざ入国してみると
午前2時、知らない街、初めての国、聞き慣れないポーランド語、ユーロではない通貨。
異国に来たのだから当たり前の事なのだけど久し振りに『異国に来てしまった』と言う事を思い出す。フィンランドからバルト三国の旅が快適すぎた為に大事な事をすっかり忘れていた。
タクシーで近くの安宿にでも連れて行ってもらおうかと思うのだが年配の方は全く英語が通じない。なんとか若いタクシードライバーを見つけて何処か安い宿に連れて行ってくれないか?と聞いてみる。
このタクシードライバーが運良くめちゃくちゃ良い人で知っている安宿に連れて行ってくれるのだが深夜の為に宿が空いていない。それからネットを使って色々な安宿に電話してくれたのだけれども何処も空いていない。
一泊300PLN(約1万円ちょっと)の宿ならあるだろうと言う。もしくはどうせビャウォヴィエジャまで行くならタクシーでビャウォヴィエジャまで連れて行ってやるよと言う。値段を聞いてみると250PLN(約8〜9千円)。このドライバーにはかなりお世話になったからどうせ金を使うならホテルよりこのドライバーさんにお金を使いたい。
12日から予約してあるビャウォヴィエジャの宿に今夜も泊まれるか確認してみると満室だけどラウンジなら居ても大丈夫だと言ってくれたので急遽タクシーでビャウォヴィエジャを目指す事にした。
このタクシーのドライバーがとにかく良い人で、通常ならタクシーで500PLNくらい掛かる距離なのだけれども250PLNで連れて行ってくれた。もちろん、500PNLも出して俺たちもタクシーに乗ったりしないし、250PNLでもこのドライバーに取っては上客と感じたのかもしれない。他に客は居なそうだったし。ちなみにビャウィストクからビャウォヴィエジャまでは距離にして90kmくらい。
とにかくこの若いドライバーが色々電話してくれたりビャウォヴィエジャに連れて行ってくれたおかげで何とかこの夜を切り抜ける事が出来た。宿まで無事に送り届けてもらった後に感謝の言葉と少し多めの300PNL(約1万円ちょっと)をドライバーさんに手渡した。
エコノミーな旅をする俺たちには結構な出費だけれどもお金を持っていない訳ではない。出費を抑えれば抑えるほど長く旅をする事が出来るけれどもこう言う時は出し惜しみをしない方がきっと気持ちの良い旅をする事が出来るような気がする。
俺たちがビャウォヴィエジャで予約していた宿のオーナーの人もめちゃくちゃ良い人で、深夜4時に無理を言って辿り着いたと言うのにも関わらず、部屋が満室だったので今はイタリアに行っていると言う息子の部屋を用意してくれた。
長い長い一日を終えてようやく俺たちは泥のように眠る事が出来た。
もし、ヴィルニュスからビャウィストク経由でビャウォヴィエジャまで行こうと思うならビャウィストクに宿を予約しておいてタクシーで宿まで行って一泊する事をおすすめする。
深夜2時に途方に暮れるのは結構きつい。
公開日:
:
最終更新日:2017/04/24
ポーランド
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