カサ・バトリョ | アントニ・ガウディが建てた凄い家
2015年12月18日
去年の12月、俺たちはスペインのバルセロナにいた。俺たちはサグラダ・ファミリアに魅せられて、アントニ・ガウディの建築物をまわっていた。前日に行ったグエル公園の近くにあるガウディ4Dシアターでカサ・バトリョを見て以来、どうしても実物を見に行きたくなってしまい、料金が高くて一度は断念したカサ・バトリョに行く事にした。
バルセロナの前回までの記事
・まるでSF映画!想像を遥かに超えたサグラダ・ファミリアの内部 | ガウディに魅せられて
・アントニ・ガウディの代表作のひとつ『グエル公園』
カサ・バトリョ
カサ・バトリョはガウディが海をイメージして作られたと言われる凄い家で『アントニオ・ガウディ作品群』の1つとして世界遺産にも登録されている。
入場料はひとり22.5ユーロ、二人で45ユーロもする。当時のレートで1ユーロが大体133円だから約6千円もする。ただでさえサグラダ・ファミリアやグエル公園で入場料を払っているのでかなり金銭的に厳しかったけれどもそれでも、どうしても見たいと思えるだけの魅力がアントニ・ガウディの建築物にはある。
建物に入るとまず、スマホみたいな音声ガイド(日本語あり)を手渡されスマホのような物の画面を見るとバーチャルリアリティ映像として様々な映像を楽しむ事が出来る。
例えばこの天窓のモデルになった亀の甲羅が浮き出て見えたりする。伊達に入場料が高いだけじゃなく、しっかりと館内を楽しめるような仕組みが作られている事に驚いた。
どうやったらこんなデザインのライトが作れるのだろうか?自然界を師と仰いだガウディは、部屋全体を有機的にデザインたそうだ。アントニ・ガウディはマジで凄すぎるぞ!
青色の海をデザインしたと言われるこの吹き抜けも、タイルの色も全てが素晴らしい。入場料は高かったけれども、やっぱり来て良かった!
俺はこの吹き抜けが素晴らしすぎてずーっと見ていたので、いつの間にかマリちゃんはどっか上の方までひとりで行ってしまっていた。
この吹き抜けは天井から光がきれいに入ってくるようにデザインされている。
天井はこんな感じになっている。光が良く届く上の方の壁の色は濃い青色で、下の方の壁は薄い青色のグラデーションになっている。
これは中庭で、アントニ・ガウディお得意のモザイクタイルがちりばめられている。おそらくこれも弟子のジュジョールに作らせたのだろうと思われる。
でも俺はカサ・バトリョの中でやっぱりこの吹き抜けが一番好きだったな。
本当に上から見ても下から見ても素晴らしい。俺はこの吹き抜けが気に入ってしまい、ここの写真ばかりを撮っていた。
これは確かクジラの背骨をイメージしたアーチだったかな。
で、屋上に出るとこれ
何だかわかるかな?
これは煙突です。
これが煙突???
マジでぶっとんだデザインだよホント。
これがカサ・バトリョの全体像。ほんと、来て良かった。しかも日本語の音声ガイダンスもあるので凄く楽しめる。
これがカサ・バトリョの夜バージョン。なんだかやけにケバケバしい。
夜のカサ・バトリョもマジで凄いんだよな。
俺が今まで見た建築物の中でガウディ建築はぶっちぎりで一番だと思う。本当に本物の天才って言うのはいるんだと痛感した。そしてガウディこそ天才の中の天才だと思った。
バルセロナは本当に素晴らしい街だ。
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