レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』のロケ地となったピーピー島を目指して
6月22日
シンガポールからひたすら北上しながら世界遺産をハントして来た俺たちは、ペナン島の世界遺産をハントした後、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』のロケ地となったピーピー島を目指してタイのクラビまでやってきた。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』のロケ地となったピーピー島のマヤ・ベイ
タイのもっとも素晴らしいビーチのひとつとして有名なマヤ・ベイは、クラビからボートで約2時間で行けるピピ島にあり、昔から一度は行ってみたいと思っていた場所だった。
ピピレイ島にあるヴァイキングケイブ
最初に辿り着いたのはヴァイキングケイブ。2004年のスマトラ島沖地震によって発生した津波以来、立ち入る事が出来なくなったそうだ。
乗り物酔いは、ほぼした事の無い俺だったがこの日は、波が多少あったせいかここに辿り着くまでに気分が悪くなっており写真も適当にしか撮れなかった。
Pileh Lagoon
ここは本当に素晴らしい場所で、辺りを見渡せば中国の桂林のような岩山が美しい海からにょきっと生えており、海良し、景色よしと言うパーフェクトなスポット。
この海のキレイさはマジでヤバい。
タイでNo1かもしれない。
で、このロケーション。
ここで泳いでいる人たちも居たので俺たちも泳ぎたかったが俺たちの船は見学するだけで次のスポットへと向かってしまった。後から思えばここがベストスポットだったのではないかと思う。
マヤ・ベイ
次の向かったのがマヤ・ベイ
このツアーのメインとも言える場所で、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』のロケ地となった場所だ。
映画では秘境だったが、映画で有名になった事により物凄い数の船と人ごみ。
なんとも皮肉な事だ。
海自体はめちゃくちゃキレイなのだが、この人ごみと観光客増加のせいでキレイな海に沢山のゴミが浮いていた。俺たちみたいなミーハーな観光客のせいでこの美しい島がどんどん汚れていく。オーストラリアやニュージーランドは国費を投入して徹底的に自然を守っているが、タイにそう言う考え方は無い。
まぁそれはともかく、船酔いも酷くなってきたし、早く上陸しようぜと言う時に船長は、ここはクラゲもいるし津波いらい珊瑚も無くなってしまった。もっと良い場所があるからそっちに行こうと言う。
俺はここで育った。ここは俺の庭だ。
もっといい場所に連れて行ってやる、信じてくれ
と言ってまさかのマヤ・ベイに上陸もせずにほかの場所に移動してしまった・・・
Pileh Lagoonもちょっと写真を取るだけで泳げず、マヤ・ベイも上陸しない。俺たちはもしかしたらクソツアーに申し込んでしまったのかもしれない。
しかし、あれだけ自信たっぷりにもっとすげー場所に連れて行ってやるぜと言われてしまうと従うしか無い。
ピピ・ドーン島付近
次にやってきたのがピピ・ドーン島でここには野生の猿が生息していた。ボートからお菓子を盗んで海に飛び込む猿。
泳いで逃げ帰る小さな盗賊に船の上から見ている人たちは大歓声。
ここも物凄くキレイな場所だったけれども猿をちょっとだけ見たらすぐにシュノーケルスポットへと移動。で、結局連れて行かれたシュノーケルスポットはめちゃくちゃ普通の場所でちっとも面白くも何ともない。正直、このツアーは最悪だった。ひとり、900バーツと自然公園の入場料として400バーツも取られたのに・・・
ほかの人のブログを読むとPileh Lagoonでシュノーケルしてマヤ・ベイのビーチで遊んだと書いてあるのに何で俺たちのツアーだけあんなしょぼいコースだったのだろうか?
バンブービーチ
最後に俺たちが行ったのはバンブービーチ。とても奇麗な砂浜で、海もめちゃくちゃキレイだったけれどもここもマヤ・ベイに負けず劣らずの船と人ごみで、どうせこんなだったらマヤ・ベイに行きたかった。
とても残念な結果になってしまったが、あの人ごみの中にもう一度、しかも、二人で2600バーツ(約9000円)も払ってまで行きたいとは思えなかったし、何より、船で2時間って結構遠かった。(船酔いもしたし)
日帰りツアーは俺たちみたいにハズレもあるのでどうしても行きたい人はピピ・ドーン島に宿泊施設もあるのでピピ・ドーン島に何泊かしながらじっくりと楽しむのが良いかもしれない。
ツアーの最後にチップボックスがまわっていたが俺はこのクソツアーにチップなど1バーツも入れる気になれなかった。
ツアー自体、かなり残念な結果に終わってしまったし、ピーピー島もめちゃくちゃ観光地化されていて残念な気分になってしまったけれども海のキレイさは抜群で、フリピンのプエルトガレラやフィジーのマナアイランドにも負けないくらいの美しい海だった。
ま、シュノーケルだけで行ったらプエルトガレラを越えるところを俺は知らないけれども。また、値段は高く付くけれどもフィジーの離島の方が人が少なくてのんびりと出来る。
そんな訳で、俺が憧れていたピーピー島ツアーは完全に不完全燃焼だった。このツアーのせいで、このあとしばらくタイの島巡りをする事になるとはこの時はまだ知らなかった。
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