クリシュナのバターボール | マハーバリプラムの世界遺産

クリシュナのバターボールは、インド南部タミル・ナードゥ州カーンチプラム県にある世界遺産で、一枚の大きな岩の上にある今にも転がり落ちそうな直径約10mの巨大な岩。マハーバリプラムにある世界遺産の中でも独特の存在感がある。俺も地球の歩き方を見ていてなんだこれ?これは実際に見てみたいと思い、このクリシュナのバターボールを見る為にマハーバリプラムに訪れた。マハーバリプラムには他にもアルジュナの苦行(ガンガーの降下)、石窟寺院、ファイブ・ラタ、海岸寺院などの見所のある世界遺産があるので来て大正解だった。
ゾウが引いてもビクともしない岩、クリシュナのバターボール
バターボールをナイフで切ったような形の岩でインドの神様、クリシュナがバターボールを大好物だった事に由来してクリシュナのバターボールと呼ばれるようになった。
かなり急な坂の上に止まっていて今にも転げ落ちそうなのだがパッラヴァ王朝時代にゾウで引いてみたがビクともしなかったと言う。

でかい。俺もちょっと押してみたけど当然、ビクともしなかった。
ま、万が一、動いちゃったらマジで困るんだけどね。
テコとかつかったらすぐに転がり落ちそうな見た目なんだけどガッチリと固定されている感じ。
ここに来るインド人たちも皆、クリシュナのバターボールを押しているが当然、ビクともしない。

クリシュナのバターボールはマハーバリプラムの公園の中にありインド人の憩いの場になっている

公園内はほのぼのしていてとてもいい雰囲気。公園にいるインド人達もとてもくつろいでいて変な売り込みに付回されたりする事も無くみんなとてもフレンドリーで本当におすすめの場所。

マハーバリプラムの公園はちょっとしたアスレチックみたいで楽しめる世界遺産
でっかい岩の上を散歩する感じで場所によっては落ちると死ねる高さではあるが基本的に道が広いのでよぽど端を歩かなければ危険は感じない。俺はビーサンだったけど全然平気でした。

公園内を探検しているとちらほらと遺跡もある。

これが遺跡なのかどうかは定かではないが・・・
マハーバリプラムの公園は本当に楽しくてワクワクしてしまうような世界遺産

カメラを持って歩いていると俺を撮れ、俺を撮れと言ってポーズを決めるインド人。
撮り終わったら写り映えをチェックして満足そうにどっかに行ってしまった。
インドとは思えないくらいほのぼのしていて平和な感じですっかり気に入ってしまった。

なかなか良さげな遺跡だけども普通にゴミが捨ててあるのがインドスタイル。
ちょっと残念。

広いけど岩の上。

ジブリ映画に出てきそうな道とかあってとても探検のしがいのある世界遺産。
ここだけで半日位は余裕で遊べる。

岩道を探検しながらジブリ映画に出てきそうな秘密の道を抜けると遺跡があったりして本当に楽しい。

ヤギが遺跡の上でくつろいだり葉っぱ食ったりしている。

人もそんなに多くは無く観光地と言うよりは憩いの公園と言った雰囲気なので遺跡の上に座ってゆっくり休んだり写真を撮ったりして、ゆる〜い贅沢な時間を過ごせる場所。

こういう岩の上を探検出来るのも魅力。

マハーバリプラムの遺跡の上で眺める夕日も別格。
世界遺産ハンターとしては最高におすすめの世界遺産、マハーバリプラムにあるクリシュナのバターボールでした。
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