コパンのマヤ遺跡 | ホンジュラスの世界遺産

公開日: ホンジュラス 世界遺産

コパンのマヤ遺跡 | ホンジュラスの世界遺産

Maya Site of Copan

朝、目覚めると相当な疲れが身体に残っている、どうやら久し振りの移動がこたえたらしい。しかし、気合いで身体を起こし、マヤ遺跡を目指す。今回訪れる世界遺産『コパンのマヤ遺跡』は記念すべき初マヤ遺跡となる。

ミステリー本にハマった小学生の頃からの憧れの地、マヤ遺跡。これからチェチェンイッツァまでガンガン、マヤ遺跡を巡る事になる。

コパンのマヤ遺跡

1980年、世界文化遺産に登録 / (iv)(vi)

コパンのマヤ遺跡

古典期マヤの大都市
ホンジュラス西部にある古典期マヤの大都市でユネスコの世界遺産に登録されている。紀元前1000年頃から人間が住むようになり、7~8世紀頃に最盛期を迎えたと考えられている。

古典期のコパン王朝は A.D.435年のキニチ・ヤシュ・クック・モ・チャン・ヨアートの即位に始まり、当時はメキシコ高原の文化の強い影響下にあり、テオティワカンとなんらかの関係があった人物だと考えられている。

遺跡の規模から考えても当時、メキシコにあった古代都市テオティワカンがどのくらい凄かったのかが容易に想像出来る。俺は小学生の頃に読んだミステリー本の影響が強いのでマヤ文明びいきだが、こうして実際に中米の遺跡をまわり始めるとテオティワカン文明がどのくらい凄かったのかが良くわかる。

また、子供の頃は物凄い昔にピラミッドなどをよく建てたものだと感心していたが西暦80年には既にローマ帝国がコロッセオなどを建てている事から建築技術としては、それほど凄い事ではない。(建築技術的にギザのピラミッドだけは別格で、あれだけ大きな石をどのようにして積み上げたのか未だに解明されていない)

コパンのマヤ遺跡

コパン・ルイナスの町から遺跡まではトゥクトゥクで片道20レンピラ。俺たちは二人だから1人20レンピラで40レンピラだと言われた。ぼったくられたのかな?大した額じゃないし面倒くさいからそのまま支払う。

受付で入場料15ドル、または345レンピラが必要。俺たちはグアテマラの留学生活中に作った必殺の国際学生証を見せるが『割引とかありませんから』とさりげなくあしらわれる。ホンジュラスの物価から考えるとかなり高い入場料だが、仕方が無いので渋々払う。ちなみに地下トンネルに入る場合は更に15USドルも掛かる。はっきり言ってぼったくり過ぎ。

なんでも遺跡の修復などに日本のJICAや金沢大学が多大な協力をしたようで、金沢大学がどうしたなどと日本語での説明書きもあった。だったら少しは日本人割引とかしてくれよと密かに思った。

コンゴウインコ

遺跡に入るととてもカラフルで奇麗な鳥(コンゴウインコ=La guara roja)が居て思わずカメラを向ける。この鳥は昔からケツァールと共に神聖な鳥として扱われているそうだ。餌付けされているらしく、少しくらいなら近づいても逃げない。

その他にもコンゴウインコの餌をあさりに来るケツのデカいリスみたいな小さなカピバラのようななぞの生物とかマジででっかいイグアナなんかも普通に生息しており、まさにジャングル。

コパンのマヤ遺跡

コンゴウインコの道を抜けるといきなりピラミデス。うん、なんかそれっぽくなってきた。

マヤっぽいデザイン

マヤっぽいデザイン。

マヤの球技場

これはあの悪名高き、マヤの球技場。生け贄を決める命がけのデスゲームが行われていた。

マヤの球技場

それにしても天気が悪い。これで午前中だからね。

コパンのマヤ遺跡

たまに青空が見えると写真写りも断然良くなる。

コパンのマヤ遺跡

もう既に遺跡と言うより、山に石を積み上げているだけ何じゃないかと思えるようなデコボコとした形になっている。

コパンのマヤ遺跡

でっかい木。広場の雰囲気はとても良かった。

マヤ遺跡にキン肉マン?

何故かこんなところで “キン肉マン”を発見!

マヤのピラミッド

もう既にピラミデスから木とかが生えまくっていてカンボジアのアンコールワット状態に近づいている。木の生命力ってマジで凄い。

コパンのマヤ遺跡

この辺なんか既にピラミデスと木が一体かしている。

コパンのマヤ遺跡

曇っているだけならまだ良かったのだけれどもピラミデスの頂上付近で結構はげしい通り雨にやられて大変だった。

コパンのマヤ遺跡

周りはもう完全にただのジャングル。当時、この近辺にジャングルはなかったらしいのだけれど人が住まなくなってからジャングルになったそうだ。

コパンのマヤ遺跡

雨のせいで写真が全体的に暗くておどろおどろしい雰囲気になってしまっている。

コパンのマヤ遺跡

あ、これ、メキシコシティにあるアステカ遺跡、テンプロマイヨールで同じようなドクロを見た気がする。マヤ文明って俺にとっては特別な文明だったけれども普通にテオティワカン文明の影響を受け、トルティカ文明やアステカ文明やと影響し合っていたのだろうなきっと。

メキシコにあったトルティカ文明の世界遺産『ソチカルコの古代遺跡地帯』でもマヤ文明と同じような球技場を見たし。

コパンのマヤ遺跡

森に埋もれたマヤ文明の遺跡。雰囲気があって凄く好きだぜ。

コパンのマヤ遺跡

最後に記念撮影をパシャリ。

コパン・ルイナスの安宿

今回、俺たちが泊まった安宿は
Hotel Brisas de Copan

ダブルの部屋で一泊17ドル(TAX込みで20ドル)、Wi-Fi、ホットシャワー共に問題無し。ホテルの場所もペンション田代で申し込んだシャトルバスの停留所からすぐ近くなのでとても便利だったのでオススメ。

公開日: : 最終更新日:2017/03/18 ホンジュラス 世界遺産

関連記事

シエンフエゴスの歴史地区 | キューバの世界遺産

シエンフエゴスの歴史地区 | キューバの世界遺産

2017年1月16日〜17日 トリニダからシエンフエゴスまでは、宿で呼んでもらったタク

記事を読む

世界で最も建造年代が新しい世界遺産『シドニー・オペラハウス』

世界で最も建造年代が新しい世界遺産『シドニー・オペラハウス』

5月3日 世界遺産『オーストラリア囚人遺跡群』の構成資産である、コッカトゥー島、ハイド

記事を読む

クルシュー砂州 | ロシアとリトアニアをまたぐ世界遺産

クルシュー砂州 | ロシアとリトアニアをまたぐ世界遺産

クルシュー砂州 英名:Curonian Spit 2000年、世界文化遺産に登録

記事を読む

ヨルダンの世界遺産、一覧

ヨルダンの世界遺産、一覧 全4カ所のリスト

ヨルダン・ハシェミット王国の世界遺産は全部で4件、中でもペトラ遺跡は西アジア三大遺跡のひとつ

記事を読む

ノルウェーの世界遺産、一覧

ノルウェーの世界遺産、一覧 全7カ所のリスト

ノルウェー王国は北欧のスカンディナヴィア半島西岸にあり、海岸線に多くのフィヨルドが発達する。

記事を読む

ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地 | ボリビアの世界遺産

ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地 | ボリビアの世界遺産とオーパーツの謎

2017年2月12日 プーノからコパカバーナ経由でボリビアの首都ラパスに入ったのだがボ

記事を読む

モロッコの世界遺産一覧

モロッコの世界遺産、一覧 全9カ所のリスト

モロッコ王国と言えば北アフリカの中で治安も良く、エジプトと並び、旅行者に人気のある国だ。モロ

記事を読む

パラグアイの世界遺産

パラグアイの世界遺産

パラグアイ共和国の首都はアスンシオンで、公用語はスペイン語、グアラニー語。宗教の選択は自由だ

記事を読む

スリナムの世界遺産、一覧

スリナムの世界遺産、一覧 全2カ所のリスト

スリナム共和国はブラジルの北にある国で首都は世界遺産もあるパラマリボ。1975年にオランダよ

記事を読む

チリの世界遺産、一覧

チリの世界遺産、一覧 全6カ所のリスト

チリ共和国で一番の見所は何と言ってもイースター島のモアイ。数ある世界遺産の中でもベスト10に

記事を読む

トラックバック用URL

Comment

  1. おれんじ より:

    障害者割引を使って海外旅行にいこう!ホンジュラスまとめ

    オラ~コモエスタス?ミアミーゴ!!管理人のヒデです。 私は身体障害者手帳を所持しています。実は海外でも障害者割引を受けられるって皆さんご存知でしたか?私みずからホンジュ…

おれんじ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

PAGE TOP ↑