インドにある世界遺産一覧 全35カ所のリスト
インドは世界遺産の宝庫で世界遺産の多いい国ランキング、第6位。まぁこの国はデカイからね。
物価が安く、世界有数のびっくり大国なのでいつか、6ヶ月のビザをいっぱいに使ってインドにある全ての世界遺産をまわりたいと思う。
カジランガ国立公園(カージランガー)
インド北東部、アッサム州にある野生動物の楽園
1985年、世界自然遺産に登録
インドサイの数少ない生息地で世界一の密度でトラが生息しているというカジランガ国立公園、象に乗って公園内の自然を観光する「エレファントサファリ」は是非やってみたい。次回、インドに行った際には絶対に行ってみようと思う世界遺産。
マナス(マーナス)野生生物保護区
インド北東部、アッサム州にあるヒマラヤが育んだ、アジア屈指の国立公園
1985年、世界自然遺産に登録
マナスはインド最大級のアジアゾウの生息地で熱帯雨林、湿潤な草原、半常緑樹林、広葉樹林の生物保護区で絶滅危機の野生動物の生息地として自然環境保護を目的に世界遺産に登録。世界でもこの地域だけに生息する猿、ゴールデン・ラングールと言う黄金の毛で覆われた猿は写真に収めたい。
一時、独立を求める少数民族過激派が一帯を占拠して動物たちが殺されるなどの被害がでたため、1992年に危機遺産リストに登録された。しかし、生育環境が改善され、2011年に除外された。
ケオラデオ(ケーオラーデーオ)国立公園
インド、ラージャスターン州にあるインドで最も有名なバードウォッチングエリア
1985年、世界自然遺産に登録
名前の由来はこの地域にあるシヴァ神を祀ったケーオラーデーオ寺院にちなんでつけられた。天然の窪地に過ぎなかった土地を18世紀の半ば、当時のマハラジャがハンティングの為に堤防を作り水で満たして作った。
スンダルバンス国立公園
インド東部、西ベンガル州にある世界、最大規模のデルタ地帯
1987年、世界自然遺産に登録
バングラデシュとの国境に近いインド東部の西ベンガル州南端のベンガル湾の奥にひろがる世界最大のデルタ地帯のなかに立地する、多種多様な動植物の住処・繁殖地・成長地で世界最大規模のマングローブの密林が広がっている。また、ベンガルトラの保護区にもなっている。
ナンダ・デヴィ(ナンダー・デーヴィー)国立公園及び花の谷国立公園
インド北部、ウッタラーンチャル州にあるヒマラヤ本来の自然が残る数少ない場所
1985年、世界自然遺産に登録、2005年に拡張
インドとチベットの国境に近い高山地帯でヒマラヤ山系の一角、ナンダ・デヴィ山は女神ナンダが住むヒンドゥー教の聖山で「祝福された女神」という意味がある。また、ユキヒョウの最後の生息地の一つでジャコウジカなども生息している。
西ガーツ山脈
インド南西部、クジャラート州、マハーラーシュトラ州、ゴア州、ケーララ州、タミル・ナードゥ州にまたがる山脈
2012年、世界自然遺産に登録
世界でもっともさまざまな動植物が生息する8つのホットスポットのひとつ。
グレート・ヒマラヤ国立公園
ヒマラヤ山脈西部にある面積754平方キロの国立公園
2014年、世界自然遺産に登録
標高5000m以上の高山帯で万年雪で氷河がある。動植物も多く、被子植物に限れば58%が西部ヒマラヤの固有種。ジャコウジカ、ハイイロジュケイなどの希少動物も生息。
アジャンター石窟群
インド、マハラーシュートラ州北部にある古代の仏教石窟寺院群
1983年、世界文化遺産に登録
ワゴーラ川岸の断崖に約600mにもわたって8世紀間かけて掘られたインド最大の仏教寺院群でインド仏教美術の源流として世界遺産に登録された。
エローラの遺跡群と合わせて行きたいと思っている。
エローラ石窟群
インド、マハーラーシュトラ州にある世界的に有名な石窟群
1983年、世界文化遺産に登録
カンボジアのアンコール・ワットやエジプトのピラミッドと並び、世界遺産の中でも最も印象的な遺跡の一つと言われて、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の寺院が連続して続いる。この寺院は巨大な岩盤から石を削りこんで作られたそうで、もっとも偉大な建築物の一つと言われている。半端じゃないスケールなので個人的にはインドの世界文化遺産の中で一番楽しみにしている文化遺産。
アーグラ城塞
インド、ウッタル・プラデシュ州アーグラ市にある赤い城
1983年、世界文化遺産に登録
イスラム勢力のムガル帝国皇帝の城で16世紀から300年余に渡り栄えた城。タージマハルと合わせて行こうと思う。
タージ・マハル
インド、ウッタル・プラデシュ州にある世界でもっとも美しい霊廟
1983年、世界文化遺産に登録
1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルの墓廟で、1632年〜1653年に掛けて建てられた。ペルシャやアラブから選りすぐりの建築家や職人が集められ城作られたと言う大理石の巨大な建造物。おそらくインドで最も有名な世界遺産でインド・イスラーム文化の代表的建築。イランの世界遺産『ソルターニーエ』のオルジェイトゥ廟の影響を受けている。
恐ろしいムガル帝国の逸話
タージ・マハル造営の工匠は、秘かにムムターズ・マハルを慕っていた男で、その想いを建設に注ぎ美しいこの墓廟を完成させた。しかし、その男の内に秘めた想いに気づいたシャー・ジャハーンは褒美を与える為にその男を宮廷に呼び、男に両手を前に出すよう命ずると「これが褒美だ」と言って剣で両手を切り落としたという。
コナーラクのスーリヤ寺院
インド、オリッサ州にある、ヒンドゥーの太陽神スーリヤを祀る寺院
1984年、世界文化遺産に登録
13世紀の後期東ガンガ朝時代にナラシンハデーヴァ1世が20年近くかけて建設したヒンドゥーの太陽神スーリヤを祀る寺院。壁一面が舞踏人物像、動物像などの美しい彫刻で埋め尽くされている。
マハーバリプラムの建造物群
インド、タミル・ナードゥ州にあるパッラヴァ朝(4~10世紀頃)の代表的なヒンドゥー教遺跡
1984年、世界文化遺産に登録
クリシュナのバターボールと言う巨大な岩、石を彫ったレリーフとしては世界最大の規模を誇るアルジュナの苦行、全体を岩の塊から彫出した岩石寺院パンチャ・ラタ(ファイブ・ラタ)、切石を積んで建立した石造の海岸寺院などが有名。遺跡は巨大な岩場にあり、全体的にアスレチックのように楽しみながら石窟寺院等をまわる事が出来る。マハーバリプラムの町自体はビーチリゾートと言った感じでインドにしてはマッタリとしていてとても居心地が良い町。また、ビーチではサーフィンなども楽しめる。とても楽しかったのでおすすめの世界遺産。
ゴアの教会群と修道院群
インド、ゴア州にあるインドで唯一のキリスト教の世界遺産
1986年、世界文化遺産に登録
16世紀から20世紀半ばまでポルトガル領インドの一部であり多くのキリスト教の建物が建てられた。町に点在する遺跡は100以上でセ・カテドラルは現存する最大の聖堂、ボム・ジェズ・バシリカ聖堂にはフランシスコ・ザビエルの遺体が安置されている。
カジュラーホの建造物群
インド、マディヤ・プラデーシュ州にあるエロティックな彫刻の遺跡
1986年、世界文化遺産に登録
カジュラホ(カジュラホー)の遺跡はミトゥナ像(男女交合のエロティックな彫刻)を含む官能的なレリーフ群が有名で10世紀初頭から12世紀末ごろ(チャンデーラ朝時代)に85ヶ所に及ぶヒンドゥー教及びジャイナ教の寺院が建設されたと考えられているが現存しているのは25ヶ所のみ。
ハンピの建造物群
インド南部、カルナータカ州にある天然の地形を利用した要塞
1986年、世界文化遺産に登録
14世紀に南インドを支配していたヒンドゥー教のビジャヤナガラ王国の都で王宮地区と寺院地区の2つに大きく別れている。ハンピを一望出来るマータンガ山と言う低い山に登ると遺跡と荒野が作り出す絶景見られるらしいのでハンピに行った際には登ろうと思う。
ファテープル・シークリー
インド北部、ウッタル・プラデーシュ州で生まれたイスラムとヒンドゥーの文化が共存する新しい文化
1986年、世界文化遺産に登録
16世紀、インド史上最大の帝国の礎を築いたイスラムのムガル帝国の皇帝アクバルがインド伝統のデザインを取り入れたファテープル・シークリーの建造物はアクバル式と呼ばれる独自の建築様式でイスラムとヒンドゥーの文化が共存する新しい文化作り上げた。
パッタダカルの建造物群
インド、カルナータカ州北部にある破壊神シヴァを祀った寺院
1987年、世界文化遺産に登録
南部様式のピラミッド形、北部様式の砲弾形の寺院が混在し、すべて宇宙の破壊と創造を司るシヴァ神を祀ったもので様式の異なるヒンドゥー教寺院が混在する事が評価され、世界遺産に登録。現在、9寺院が残っていてる。
エレファンタ石窟群
インド、ムンバイの沖、アラビア海に浮かぶ小島にあるヒンドゥー教の石窟寺院
1987年、世界文化遺産に登録
ムンバイ東部の湾に浮かぶエレファンタ島に存在する、 6~8世紀に作られた7窟のヒンドゥー教の石窟寺院で第1窟の壁中央に彫られた高さ約5mもある「三面のシヴァ神の胸像」は、ヒンドゥー教美術の最高傑作の一つと言われている。ムンバイのインド門前よりフェリーで1時間強で行けるらしい。
大チョーラ朝寺院群
インド、タミルナードゥ州にある南方型寺院の傑作
1987年、世界文化遺産に登録、2004年に拡張
チョーラ朝の首都であったタンジャーヴールとガンガイコンダチョッラプラムにあるブリハディーシュワラ寺院の2つの寺院と2004年に新たに登録されたダラシュラムにあるアイラヴァテスヴァラ寺院の三つが世界遺産。
サーンチーの仏教建造物群
インド中部、マディヤ・プラデシュ州にある紀元前後のストゥーパ群
1989年、世界文化遺産に登録
ストゥーパ第1塔、第2塔、第3塔、その他ストゥーパ跡、寺院跡および僧院跡などが世界遺産に登録されていて中でもストゥーパ第1塔はインド最古のストゥーパと言われている。
フマーユーン廟
北インド、首都デリー市内あるムガル帝国第2代皇帝フマユーンの霊廟
1993年、世界文化遺産に登録
イスラムのペルシャ文化とインド伝統の様式が融合されたこの霊廟から、ムガル建築という様式が生まれ、後にタージ・マハルにも大きな影響を与えた。
クトゥブ・ミナールと建造物群
北インド、首都デリー郊外にあるインドで最も高い塔
1993年、世界文化遺産に登録
12世紀末トルコ系軍人アイバクが建造した高さ72.5mの石塔で、塔の下には、インドで最初のイスラム教モスクの跡が残っている。
インドの山岳鉄道群
西ベンガル州、タミル・ナードゥ州、ヒマーチャル・プラディーシュ州、を走る山岳鉄道
1999年、世界文化遺産に登録、2005年、2008年に拡張
1999年にダージリン・ヒマラヤ鉄道(インド北東部の西ベンガル州)、2005年にニルギリ鉄道(インド南部のタミル・ナードゥ州)、2008年にカルカ・シムラ鉄道(インド北部のヒマーチャル・プラディーシュ州)が世界遺産に登録。この3本の鉄道は是非乗ってきたいと思います。
ブッダガヤの大菩提寺
インド北東部、ビハール州ガヤー市にあるブッタがが悟りを開いたと云われる聖地
2002年、世界文化遺産に登録
マハーボーディ寺院は釈迦牟尼が悟りを開いた場所として有名なお寺で仏教四大聖地のなかでも重要とされる場所となっている。
この場所はインドの世界遺産の中で、もっとも行きたい場所のうちの一つ。
ビンベットカの岩陰遺跡群
インド、マディヤ・プラデーシュ州にある紀元前1万2千年頃の岩絵
2003年、世界文化遺産に登録
紀元前2000年頃あったという有名な古代文明・インダス文明。これよりも遥か昔の紀元前1万2千年頃より残されたと云う岩絵。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧ヴィクトリア・ターミナス駅)
インド・ムンバイにあるヴェネツィアゴシック建築様式で豪奢な鉄道の駅
2004年、世界文化遺産に登録
ムンバイ市民には駅名が長い為、省略した「CST」または旧名は「ヴィクトリア・ターミナス駅」の省略「VT」呼ばれている歴史的な建築物でイギリス植民地時代の1888年、フレデリック・ウィリアム・スティーヴンスという建築家によって建造された。
チャンパネール=パーヴァガドゥ遺跡公園
インド西部、グジャラート州中央部にあるヒンドゥー王国の都市遺跡
2004年、世界文化遺産に登録
チャンパネール・フォート要塞遺跡、モスク群、パーヴァガドゥ山山頂カーリーカマタ寺院への参詣道、ヒンドゥー教寺院、ジャイナ教寺院などが世界遺産に登録されていて中でもヒンドゥー教のカーリーカマタ寺院は、現在でも多数の巡礼者が訪れる重要な聖地として有名。
赤い城の建造物群
北インド、デリーにあるムガル帝国時代の城塞、ラール・キラー(赤い城)
2007年、世界文化遺産に登録
デリーを代表する観光スポット「ラール・キラー」。毎年、インド独立記念日には、ここで首相演説が行われる。
ジャイプルのジャンタルマンタル(天文台)
インド、ラージャスターン州の州都ジャイプル(ジャイプール)にある天文台
2010年、世界文化遺産に登録
天文学者でもあったムガール帝国のマハラジャ、ジャイ・スィン2世よって1728~1734年に建設。ジャイプルに行った際には水上宮殿「ジャル・マハル」も見てみたい。
ラジャスタンの丘陵城砦群
インド北西部、ラージャスターン州 世界最大の砂丘に築かれた独自の文化
2013年、世界文化遺産に登録
チッタウルガル、クンバルガー、ランタンボール、ガグロン、アンバー、ジャイサルメールの6城砦が世界遺産に登録。
また、ジャイサルメールに行ったら砂漠を2、3日かけてキャメル(らくだ)で旅をするキャメルサファリにも是非参加したい。
ラニ・キ・ヴァヴ:グジャラト州パタンにある女王の階段
4000年以上にわたって作り続けられた階段井戸
2014年、世界文化遺産に登録
インド北西部のグジャラート州、パタンにあるラニ・キ・ヴァヴは、11~12世紀に建設された壮麗な階段井戸。水利建築の優れた例としてだけでなく、その装飾の芸術性なども、ICOMOSからは評価された。
ビハール州ナーランダーのナーランダー・マハーヴィハーラ(ナーランダ大学)の考古遺跡
Excavated remains of Nalanda Mahavihara
2016年、世界文化遺産に登録
ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
The Architectural Work of Le Corbusier, an Outstanding Contribution to the Modern Movement
2016年、世界文化遺産に登録
20世紀の近代建築運動に多大な影響を及ぼしたスイス出身の建築家ル・コルビュジエ(1887年-1965年)の作品群で、インドではパンジャブ州の都市、チャンディーガルの高等裁判所と議事堂が構成資産の一つとして登録された。
カンチェンジュンガ国立公園
Khangchendzonga National Park
2016年、複合遺産に登録
世界第3位の高峰カンチェンジュンガの一部が対象で、聖なる山として崇拝されてきた文化的価値と、自然美・生物多様性から成る自然的価値とが評価され複合遺産として登録された。インドでは初めての複合遺産。
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