ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群 | ポーランドの世界遺産

11月23日
チェコの世界遺産を制覇した俺たちは一旦、ポーランドのヴロツワフに戻り、世界遺産『ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群』と『ヴロツワフの百周年記念ホール』をハントすることにした。
しかし、チェコから戻ってきたポーランドは既に冬になっていた。
ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群
ヨーロッパ最大の木造宗教建築物
英名:Churches of Peace in Jawor and Swidnica
2001年、世界文化遺産に登録 / (iii)(iv)(vi)

ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群はドルヌィ・シロンスク県にあるヨーロッパ最大の木造宗教建築物で17世紀半ばに建てられた。カトリックとプロテスタントによる宗教戦争(三十年戦争)が終結して結ばれたウェストファリア条約(Peace of Westphalia)に込められた宗教和議の思想から「平和教会」と呼ばれるようになった。
アクセスはヴロツワフの駅付近のバス停からヤヴォル行きとシフィドニツァ行きのバスが出ている。シフィドニツァ行きの方が頻繁に出ているので俺たちはまず、ヤヴォルに行ってからシフィドニツァに行き、ヴロツワフまで帰ってきた。
料金はヤヴォルまでひとり15ズロティ、ヤヴォルからシフィドニツァまでがひとり10ズロティ、シフィドニツァからヴロツワフまでがひとり6.5ズロティだった。
ヤヴォルからシフィドニツァまでのバス停は見つけるのが困難だったがヤヴォルのツアリストインフォメーションで教えてもらえた。
ヤヴォルの平和教会
朝、ボロツワフのバス停でヤヴォル行きのバスを待っていると雪が降りはじめ、ハードな一日になることを予感させる。

ヤヴォルの平和教会
当然のようにオフシーズンなので内覧不可。この教会は内部がすごいとのことなので残念。
さらに雪が降っていると写真はイマイチだし寒いし、はっきり言ってキツいだけ。

俺たちの装備だとヨーロッパの冬は寒すぎる。

ヤヴォルは小さな町なので世界遺産である『ヤヴォルの平和教会』だけを見てとっととシフィドニツァまで行こうと思っていたのだが何気にしっかりと旧市街が残っており見所がある。

何気に俺の好きなシナゴークまであった。しかし、もろに雪が降っていて寒いことこの上ない。

雪はとても軽い雪でフワフワと舞うように降っていた。見ているだけならばとても美しく、雪化粧をしたポーランドの町並などは最高なのだけれども実際のところ寒くて仕方が無い。俺たちはこの雪を機に南下することを心に決めた。
シフィドニツァの平和教会
一時、かなり降っていた雪だけれどもシフィドニツァにつく頃にはやみかけていた。

シフィドニツァの平和教会の入り口

シフィドニツァの平和教会。10ズロティで内覧出来るけれどもオフシーズンの為、内覧出来なかった。

内部はこんな感じですごいっぽいよ

俺たちは一日でこの2つの教会を見て回ったがバスの待ち時間が長く、移動時間も結構かかったのでかなりキツかった。特に雪が降るほど寒く、外でバスを待っている時間が苦痛以外のなにものでもなかった。
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