マリ共和国の世界遺産、一覧 全4カ所のリスト
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マリ共和国の国土の1/3はサハラ砂漠で首都はバマコ。公用語はフランス語で通貨はCFAフラン (XOF)。宗教は人口の約90%がイスラム教。外務省によると中部から北部にかけて「退避勧告」が出ている、特に北部のサハラ砂漠地帯はアルジェリアと同様にISISの活動地域になっているので旅行は控えた方が良さそうだ。
ジェンネ旧市街
英名:Old Towns of Djenné
泥で出来ている特徴的な建築物群
1988年、世界文化遺産に登録 / (iii)(iv)
モプティ州にある都市で、ジェンネの泥で出来ている特徴的な建築物群がユネスコの世界遺産に登録された。この街は13世紀頃より金の中継地として繁栄した交易都市で、15世紀から16世紀にかけてイスラム教の中心地となった。見所はジェンネ旧市街の象徴といえる泥の建造物、ジェンネの大モスクで1280年ごろに巨大な泥塗りのモスクが建てられた。マリでもっとも行きたい世界遺産のひとつ。
トンブクトゥ
英名:Timbuktu
かつて黄金郷と呼ばれるほど栄えた町
1988年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)(v) / 危機遺産
トンブクトゥは、砂漠の民トゥアレグ族の都市で、モスクや聖廟を含むトンブクトゥの歴史地区がユネスコの世界遺産に登録された。この街は13世紀頃より塩と金の交易で莫大な利益を生んだ。帝国はその富を見せつけるために行くさきざきで金をばらまき、最盛期には「トンブクトゥは黄金郷」とまで言われるようになった。
アスキア墳墓
英名:Tomb of Askia
ソンガイ帝国最盛期の皇帝アスキア・ムハンマドの墓地
2004年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iii)(iv) / 危機遺産
アスキア墳墓は、ガオ地方にある15世紀末の遺跡で、伝統的な泥の建造物群の優れた例証としてピラミッド状の墓、2つのモスク、墓地とその周辺が世界遺産に登録されている。この墓はソンガイ帝国最盛期の皇帝アスキア・ムハンマドの墓地だと考えられている。
バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)
英名:Cliff of Bandiagara (Land of the Dogons)
断崖に住むドゴン族の居住地域
1989年、複合遺産に登録 / (v)(vii)
バンディアガラの断崖は、モプティ地区にある標高差500m、幅は150kmもある断崖で、ドゴン族居住地域となっている。この地域は1300年頃からドンゴ族が住みはじめ、キリスト教やイスラム教に帰依することなく、ドゴン人独特の神話を守り続けた。
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