メキシコの世界遺産、一覧 全34カ所のリスト

公開日: メキシコ 世界遺産

メキシコの世界遺産一覧

中南米で最も世界遺産の多い国、メキシコ。
オルメカ文明、古代マヤ文明、アステカ文明、冒険心をくすぐる古代文明の数々、数ある世界遺産の中でも特別に思い入れのある超古代文明の足跡。メキシコやペルーの世界遺産は俺にとっては特別で、どうしても行きたい国の内の一つ。

世界自然遺産

シアン・カアン

メキシコで一番はじめに登録された世界遺産
1987年、世界自然遺産に登録 / (vii)(x)

シアン・カアン | メキシコで一番最初に登録された世界遺産

シアン・カアン | メキシコで一番最初に登録された世界遺産

ユカタン半島、カリブ海沿岸地域に広がる生物圏保護区「シアン・カアン」はマヤ人の言葉で「天空の生まれた場所」の意味。ここでマヤ人たちは生贄の儀式も行っていたのでマヤ文明の遺跡も残っている。透明度50メートルの澄んだ水の底深くには水中洞窟が広がる泉、セノーテでダイビングやシュノーケルが出来るそうなので楽しみだ。

エル・ビスカイノのクジラ保護区

世界遺産に登録されているコククジラの繁殖地
1993年、世界自然遺産に登録 / (x)
エル・ビスカイノのクジラ保護区はバハ・カリフォルニア半島中央部に設定されているメキシコの生物圏保護区で、コククジラの繁殖地になっている2つの潟湖が、ユネスコの世界遺産に登録されている。

カリフォルニア湾の島々と保護地域群

生態系と生物多様性の保全を目的とした世界遺産
2005年、世界自然遺産に登録、2007年に登録内容が変更 / (vii)(ix)(x)
カリフォルニア湾内にあるアンヘル・デ・ラ・グアルダ島、ティブロン島など244の島々や海岸など9ヵ所の海洋生物の宝庫となっている保護地域が世界遺産に登録されている。

オオカバマダラ生物圏保存地域

ミチョアカン州東部にある生物圏保護区
2008年、世界自然遺産に登録 / (vii)
オオカバマダラ生物圏保存地域は大部分がミチョアカン州東部に位置している、8箇所の生物圏保護区で以下の4カ所が一般公開されている。
シエラ・チンクア
ミチョアカン州のトラルプハウア(Tlalpujahua)やアンガンゲオ(Angangueo)の街の近くに位置している。
ラ・メサ
メヒコ州のサン・ホセ・デル・リンコン(San José del Rincón)近くに位置している。
エル・カプリン
メヒコ州のドナト・ゲラ(Donato Guerra)やサン・フアン・ソコヌスコ(San Juan Soconusco)近くに位置している。
エル・ロサリオ
ミチョアカン州のオカンポ(Ocampo)近くに位置している。

ピナカテ火山とアルタル大砂漠生物圏保存地域

北アメリカ最大の移動砂丘
2013年、世界自然遺産に登録 / (vii)(viii)(x)

アメリカとメキシコにまたがって広がるソノラ砂漠にある保護区で、日々姿を変える砂丘や火山、大きく深いクレーターなどがあり、美しい景観を見る事が出来る。約540種もの植物、44種のほ乳類、約200種の鳥類、約40種の爬虫類などの動植物が生息している。

レビジャヒヘド諸島

英名 : Archipiélago de Revillagigedo
2016年、世界自然遺産に登録
バハ・カリフォルニア半島南東に浮かぶ島々。火山や地形、周囲の海が織り成す自然美、希少な海鳥を含む生態系などが評価され世界遺産に登録された。

世界文化遺産

古代都市パレンケと国立公園

古代マヤ文明の後期の都市遺跡
1987年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iii)(iv)

古代都市パレンケと国立公園 | メキシコの世界遺産

古代都市パレンケと国立公園 | メキシコの世界遺産

メキシコ南東部チアパス州にある、古代マヤ文明の後期の都市遺跡と国立公園。1952年の調査で、「碑文の神殿」の地下墓室から翡翠(ひすい)の仮面、パカル王(在位615~683年)の遺体などを発掘。碑文の神殿のほか、宮殿や太陽の神殿、十字の神殿などが残ってる。メキシコと言えば何と言っても古代マヤ文明遺跡、この世界遺産には冒険家のロマンがある!

メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ

かつてアステカ帝国の都として栄えた場所
1987年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iii)(iv)(v)

メキシコシティ歴史地区とソチミルコ

メキシコシティ歴史地区とソチミルコ | テンプロ・マヨール博物館

メキシコ・シティの中央広場(ソカロ)を中心にスペイン植民地時代の建築物が立ち並ぶ歴史地区とメキシコ・シティの南約20kmにある、かつてアステカ帝国の都として栄えたソチミルコが世界遺産として登録されている。

古代都市テオティワカン

古代メキシコ文化圏の中心
1987年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iii)(iv)(vi)

古代都市テオティワカン | メキシコの世界遺産

古代都市テオティワカン | メキシコの世界遺産

メキシコ中央高原に、紀元前2世紀頃に建設されたと言われるテオティワカンは、7世紀半ばに滅びたが14世紀にアステカ人がその廃墟を聖地とし栄えた。あの有名な「太陽のピラミッド」や「月のピラミッド」など600基近いピラミッドや宮殿、住居などが建ち並んでいる。テオティワカンとは「神々が集う場所」の意味。さすがはメキシコ、どうしても行きたいと思う世界遺産が沢山ありすぎる。

また、この地はジョジョの奇妙な冒険で石仮面が発見された場所としてジョジョの聖地にもなっている。

オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡

メキシコ南部にある歴史地区と古代都市遺跡
1987年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iii)(iv)

オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡 | メキシコの世界遺産

オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡 | メキシコの世界遺産

オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡とは、メキシコ南部にある歴史地区と古代都市遺跡で、オアハカの正式名はオアハカデファレス。1486年、アステカ帝国の要塞となり、1521年にスペイン軍に征服された。16~18世紀のスペイン統治時代の美しい町並が残る。モンテ-アルバンは紀元前500年頃にサポテカ族が築いた宗教都市にはピラミッド型の神殿、宮殿、天文台、球戯場などの遺跡が残っている。

プエブラ歴史地区

陶器(タラベラ)の町として有名なプエブラ
1987年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)

プエブラ歴史地区 | メキシコの世界遺産

プエブラ歴史地区 | メキシコの世界遺産

プエブラは16世紀にスペイン人がメキシコに入植していち早く築いた街で陶器(タラベラ)の町としても有名。正式名称は、プエブラ・デ・サラゴサ(Puebla de Zaragoza)。見所は『サン・フランシスコ聖堂』、『サント・ドミンゴ聖堂』など。

チョルーラの巨大ピラミッド

チョルーラの巨大ピラミッド

隣町にあるチョルーラの巨大ピラミッドも必見!

古都グアナフアトとその銀鉱群

メキシコの銀鉱業の中心地
1988年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iv)(vi)

メキシコの銀鉱業の中心地に発展したスペイン風の街で『サンタ・マリア・デ・グアナフアト聖堂』、『コンパニーア聖堂』、『バレンシアーナ聖堂』、『グアナフアト大学』などが残っている。

古代都市チチェン-イッツァ

後古典期マヤの遺跡
1988年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iii)

古代都市チチェン・イッツァ | 年2回、羽を持つ蛇のククルカンの降臨するピラミッド

古代都市チチェン・イッツァ | 年2回、羽を持つ蛇のククルカンの降臨するピラミッド

ユカタン半島のつけ根の密林にあるティカルは「古典期マヤ」の遺跡で北部はトルテカ期、南部にはプウク期の建物が残ってる。マヤの最高神ククルカン(ケツァルコアトルのマヤ語名)を祀るピラミッドは必見。マヤ文明の遺跡には男のロマンが詰まっている。

モレリア歴史地区

植民都市バリャドリード
1991年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)(vi)
モレリアは1521年にアステカ帝国を征服したスペインが植民都市バリャドリードとして建設し経済と政治、交通の拠点となった。16世紀以降の植民時代の姿が残る旧市街がユネスコの世界遺産に登録されている。

古代都市エル・タヒン

メキシコ湾岸で最も有名なの古代遺跡エル・タヒン
1992年、世界文化遺産に登録 / (iii)(iv)

古代都市エル・タヒンはテオティワカンが滅亡してからアステカ帝国が最盛期を迎える9~13世紀頃にこの地に住んでいたトトナカ族またはワステカ族が建設したと考えられている。エル・タヒンとは、先住民の言葉で「稲妻」や「ハリケーン」の意味。見所は「ラ・ピラミデ・デ・ロス・ニチョス」などのピラミッド。

サカテカス歴史地区

メキシコ初の銀鉱脈が発見されシルバーラッシュが始まった場所
1993年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)

メキシコ初の銀鉱脈が発見されシルバー・ラッシュの先駆けとなったサカテカス。18世紀半ばに町の中心部に建立されたチュリゲラ様式(バロック様式の一種)のサカテカス大聖堂、サント・ドミンゴ聖堂、グアダルーペ修道院などの建造物が世界遺産に登録された。当時の採掘環境は劣悪で8歳から作業にかり出され平均寿命はわずか35歳ほどだったと言われている。

サンフランシスコ山地の岩絵群

先史時代の岩絵(ペトログリフ)群
1993年、世界文化遺産に登録 / (i)(iii)
シエラ・デ・サン・フランシスコの岩絵群は、メキシコのバハ・カリフォルニア・スル州のシエラ・デ・サン・フランシスコ(サンフランシスコ山地)地域に見られる先住民コチミ人(Cochimi)やグアチミ人(Guachimis)のかつての生活の様子を伝える岩絵(ペトログリフ)群で18世紀にイエズス会士フランシスコ・ハビエルによって発見された。

ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群

短期間にキリスト教化する上で中心的な役割を果たした修道院郡
1994年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)
16世紀にフランシスコ会士、ドミニコ会士、アウグスティノ会士たちによって建立されたメキシコ中央部のポポカテペトル山近くにある修道院群で、主な見所は『テポストランのドミニコ会修道院』、『クエルナバカのフランシスコ会修道院と大聖堂』、『アトラトラウカンのアウグスティノ会修道院』、『イェカピクストラの修道院』、『ウエホトシンゴのフランシスコ会修道院』、『カルパンのフランシスコ会修道院』、『トチミルコのフランシスコ会修道院』。

古代都市ウシュマル

古典期後期から後古典期のマヤ文明の遺跡
1996年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iii)

古代都市ウシュマル | メリダから日帰り出来る世界遺産

古代都市ウシュマル | メリダから日帰り出来る世界遺産

古代都市ウシュマルはユカタン州にある古典期後期から後古典期のマヤ文明の遺跡で「三度にわたって建てられた町」という意味。およそ紀元700年から1100年の間に建てられた遺跡と言われている。『総督の館』、『魔法使いのピラミッド』、『尼僧院』、『大球戯場』など見所の多いい世界遺産。メキシコに行ったらマヤ文明の遺跡は欠かせない。

ケレタロの歴史史跡地区

17世紀〜18世紀に発展した美しい街並み
1996年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)

ケレタロ州の州都で正式名称は、サンティアーゴ・デ・ケレタロ(Santiago de Querétaro)。1531年に建設され17世紀〜18世紀に発展した美しい街並みがユネスコの世界遺産に登録されている。

グアダラハラのオスピシオ・カバーニャス

メキシコの福祉政策モデルとなった施設
1997年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iii)(iv)
1810年に完成した孤児、身体障害者、老人、慢性疾患患者などを救済する施設で施設内の礼拝堂にはメキシコの画家ホセ・クレメンテ・オロスコ(1883~1949年)によって、施設の壁や天井に「炎の人」など100点以上の絵が描かれた。メキシコの福祉政策モデルとなったことが評価され、世界遺産に登録された。

パキメの遺跡、カサス・グランデス

北米との交易を現代に残す遺跡
1998年、世界文化遺産に登録 / (iii)(iv)
チワワ州北西部のカサス・グランデスは、スペイン語で「大きな家」という意味で先住民のスマ族の住居などの遺跡がある。砂漠地帯に広がる都市遺跡『パキメの遺跡』は、日干しレンガ造りの建築で14~15世紀初頭に北米との交易などで繁栄した。

トラコタルパンの歴史遺跡地帯

15世紀中頃に作られたスペイン植民地の河川港
1998年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)
15世紀中頃にスペイン植民地の河川港としてパパロアパン川のほとりに建設されたトラコタルパンの町並みはスペインコロニアル様式の都市構造と建造物でスペインとカリブ海地域の伝統文化の融合による幅の広い道、鮮やかな色で彩られた様々な様式の建造物の特徴的な景観が評価されユネスコの世界遺産に登録された。

カンペチェ歴史的要塞都市

カリブの海賊からの防御のために作られたカンペチェ要塞
1999年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)

カンペチェ歴史的要塞都市 | メキシコの世界遺産

カンペチェ歴史的要塞都市 | メキシコの世界遺産

カンペチェ歴史的要塞都市は16世紀にスペイン人によって建設されたユカタン半島で最初の植民都市でスペインと植民地を結ぶ貿易拠点として発展した。カリブ海の海賊から襲撃を防ぐためにカンペチェ要塞が作られ当時の海賊との攻防を彷彿させる。なんでも当時の海賊は他のヨーロッパ諸国の後押しを受けた軍隊のようなものだったそうでかなりの激戦が繰り広げられたそうだ。

ソチカルコの古代遺跡地帯

後のアステカ文明にも大きな影響を与えたと言われる遺跡
1999年、世界文化遺産に登録 / (iii)(iv)

ソチカルコの古代遺跡地帯 | メキシコの世界遺産

ソチカルコの古代遺跡地帯 | メキシコの世界遺産

650~900年頃、テオティワカンなどが衰退した後に、トルテカ文明の政治、宗教、商業の中心地として繁栄したソチカルコの古代遺跡には、ピラミッド型神殿や石碑などが発掘され、遺構全体にテオティワカン、マヤ文明、モンテ・アルバンなど、周辺文化の要素が混在している。後のアステカ文明にも大きな影響を与えたと考えられている。さすがメキシコだけあって半端じゃない遺跡が沢山世界遺産に登録されている。

カンペチェ州、カラクムールの古代マヤ都市

マヤ文明最大級の都市に匹敵するカラクムール遺跡
2002年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iii)(iv)

カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林 | メキシコの世界遺産

カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林 | メキシコの世界遺産

ユカタン半島のカンペチェ州カラクムール市にあるカラクムール遺跡は、1931年にジャングルの中からアメリカ人探検家によって発見された都市遺跡で、規模はマヤ文明最大級の都市、ティカルに匹敵するほどとも言われている。保存状態の良いピラミッド、球戯場、宮殿などの遺跡が残っている。カラクムール遺跡は紀元前4~後10世紀末まで続いたと都市だと考えられている。

ケレタロのシエラ・ゴルダのフランシスコ修道会伝道施設群

キリスト教化の過程で設立された伝道施設群
2003年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iii)
『ケレタロのシエラ・ゴルダのフランシスコ修道会伝道施設群』は18世紀半ばにメキシコのキリスト教化の過程で設立されたシエラ・ゴルダ地方にある伝道所群で、下記の5つの伝道所が世界遺産に登録されている。
ハルパン・デ・セラ市にある『サンティアゴ・デ・ハルパン』、『ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・ルス・デ・タンコヨル』。
ランダ・デ・マタモロス市にある『サンタ・マリア・デル・アグア・デ・ランダ』、『サン・フランシスコ・デル・バレ・ティラコ』。
アロヨ・セコ市にある『サン・ミゲル・コンカ』。

ルイス・バラガン邸と仕事場

20世紀メキシコを代表する建築家の自宅兼仕事場
2004年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)

ルイス・バラガン邸と仕事場 | メキシコの世界遺産

ルイス・バラガン邸と仕事場 | メキシコの世界遺

『ルイス・バラガン邸と仕事場』は20世紀メキシコを代表する建築家の一人、ルイス・バラガンが、1948年に建築した自宅兼仕事場。

リュウゼツラン景観と古代テキーラ産業施設群

テキーラの原料とテウチトラン文化期の遺跡
2006年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)(v)(vi)
ハリスコ州テキーラ市周辺のテキーラの原料となるリュウゼツランの一種(テキラリュウゼツラン)の栽培地や醸造所群が中心となっている世界遺産で、テキーラとは関係が無いが下記のスペイン人の入植以前のテウチトラン文化期(西暦200年頃 – 900年頃)の遺跡群も世界遺産に登録されてる『グアチモントネス遺跡 』、『ウイトシリパ=マグダレナ遺跡』、『サンタ・キテリア=アレナル遺跡 』、『ラス・ピラス=エル・アレナル遺跡』。

メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパス

ラテンアメリカで最大規模の総合大学
2007年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iv)

メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパス

メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパス

首都メキシコ・シティ南部のコヨアカン地区にある1952年に完成したラテンアメリカで最大規模の総合大学でアステカ人とスペイン人をモチーフにした絵などが描かれたモザイク壁画がある、中央図書館が見所。

サン・ミゲルの要塞都市とヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地

メキシカン・バロックを伝える2つの物件
2008年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)

18世紀、バロック建築から新古典主義建築へと移行する時期のヨーロッパとラテンアメリカの文化交流から生まれたメキシカン・バロックを伝える2つの物件、サン・ミゲル・デ・アジェンデの町並みと、「メキシコのシスティーナ礼拝堂」の異名を持つアトトニルコのキリスト教建造物群が世界遺産として登録さている。

カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ-メキシコ内陸部の王の道

約300年間使用された銀の道
英名 : Camino Real de Tierra Adentro
2010年、世界文化遺産に登録 / (ii)(iv)

世界遺産『カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ-メキシコ内陸部の王の道』

世界遺産『カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ-メキシコ内陸部の王の道』

『ティエラアデントロの王の道』は首都メキシコシティから、アメリカのテキサス州、ニューメキシコ州へと続く約300年間使用された道で「銀の道」とも言う。

オアハカ中部渓谷ヤグルとミトラの先史時代洞窟

メソアメリカ文明の生活様式の変化を伝える
2010年、世界文化遺産に登録 / (iii)

オアハカ中部渓谷ヤグルとミトラの先史時代洞窟 | メキシコの世界遺産

オアハカ中部渓谷ヤグルとミトラの先史時代洞窟 | メキシコの世界遺産

オアハカ州にあるアメリカ大陸最古とされる植物の栽培跡やサポテカ文明期の考古遺跡ヤグル(ヤグール)などとともにメソアメリカ文明の生活様式の変化を伝える世界遺産で、構成資産は『トラコルラ市、ディアス・オルダス市、ミトラ市にまたがる先史時代洞窟群』、『ヤグル遺跡』、『カバリト・ブランコ遺跡』とその周辺の農業景観となっている。

アメリカ大陸のルネサンス様式水利施設群、パドレ・テンブレケ水道橋

英名 : Aqueduct of Padre Tembleque, Renaissance Hydraulic Complex in America
2015年、文化遺産に登録
1554年から1571年に建造された水道橋。

とてもわかりやすいと評判のメキシコ古代文明年表
http://sfphoto.world.coocan.jp/mexico/mexchronicle.pdf

公開日: : 最終更新日:2017/03/21 メキシコ 世界遺産

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