ネパールの世界遺産、一覧 全4カ所のリスト

ブッダ出生の地にして登山家達の聖地でもあるネパール。人々の性格は温和でインドからネパールに行くと癒されると旅人の間では評判のすこぶる国なので昔から行ってみたいと思っていた国の一つ。食事もわりと美味しいそうなので楽しみだ。インドの世界遺産と合わせて、一気にまわりたい。
サガルマータ国立公園
無数の冒険家が命を落とした世界の屋根といわれる山岳地帯
1979年、世界自然遺産に登録 / (vii)
サガルマータ国立公園は世界の屋根といわれる山岳地帯にある国立公園でサガルマータとはネパール語で「世界の頂点」を意味する。世界最高峰のエベレスト、ローツェ、マカルー、チョ・オユーなどの8000メートル級の山々があり、登山家憧れの地となっている。俺は登山なんて危ない事しないけれども登山家の本や物語は好きだ。おすすめの登山漫画としては
『岳』山の厳しさと素晴らしさを伝える漫画で、主人公が悟空みたいな性格でとても面白い。ただし、最終巻だけは???な展開で全然納得がいかなかった。
『孤高の人』かなりの鬱漫画として有名で面白くないと言う人が多いが、個人的にはかなり面白かった。『岳』と対照的で最終回はなかなか良い展開だった。
一番大好きな登山の話は旅人には『深夜特急』でおなじみの沢木耕太郎氏が書く小説『凍』
『凍』は俺がもっとも尊敬する山岳冒険家、山野井泰史夫妻がエベレストとチョ・オユーとの間にある山、ギャチュンカン(7,952m)の北壁に挑戦するノンフィクション小説で、本物の冒険とはここまで過酷なものなのかと心臓をバクバク言わせながら読んだ。また、緻密な取材のみであのまるでその場にいるような臨場感のある文章を書く沢木耕太郎氏の取材力と文章力にも度肝を抜かれた傑作冒険小説。
これらの冒険の麓にあるサガルマータ国立公園は俺にとって憧れの地。また、登山は無理だけれどもトレッキングなら一般人でも出来るそうなのでトレッキングを楽しみたい。
チトワン国立公園
ネパール南部にあるジャングル
1984年、世界自然遺産に登録 / (vii)(ix)(x)
チトワン国立公園はネパール南部にあるジャングルを保護する自然保護公園で旧名称は『ロイヤル・チトワン国立公園』。500種類以上もの野鳥が生息し、インドサイ、ベンガルトラ、ヒョウ、ヌマワニ等の絶滅危惧種の動物が生息している。アクティビティも充実していて、ゾウに乗ってジャングルサファリを楽しんだり、ラフティング、カヌー、バードウォッチングなどのアクティビティーが楽しめる。なお、観光客は許可がないと立ち入り出来ない。
アクセスはカトマンズからバスで約7時間
カトマンズの谷
ヒンドゥー教と仏教の二重聖地
1979年、世界文化遺産に登録 / (iii)(iv)(vi)
カトマンズの谷(カトマンズの渓谷)は首都カトマンズのある盆地一帯の事で、ガンジス川支流のバグマティ川が流れ、チベットとインドを結ぶ交易の中継点となっている。急激な都市化により2003年~2007年の間危機遺産の指定を受けていた。主な見所はダルバール広場にある『シヴァ寺院』、『クマリの館』、パタンにある『クリシュナ寺院』、『パタン博物館』や『スワヤンブナート』、『パシュパティナート』、『ボダナート』など。街にはヒンドゥー教の神々や男女交合像ミトゥナ、仏教のお寺などがあちこちにある。カトマンズはヒンドゥー教、仏教の二重聖地となっている。
仏陀の生誕地ルンビニ
仏教の聖地、仏陀生誕の地
1997年、世界文化遺産に登録 / (iii)(vi)
ルンビニはネパール南部のタライ平原にある小さな村で、紀元前6世紀に釈迦族の王妃マーヤーは出産のため故郷に向かう途中、ルンビニで仏陀を出産したと言われている。マーヤーデビ寺院やプスカリニ池などが仏教の聖地、仏陀生誕の地として評価され、世界遺産に登録された。後にインドの世界遺産『ブッダガヤの大菩提寺』で悟りを開き仏教の開祖となった釈迦の本名はサンスクリット語でガウタマ・シッダールター。
アクセスはバイラワからバスで約1時間
ネパールやインドに行く前には手塚治虫氏の名作『ブッダ』を読んで知識を深めてから旅に出たい。20年位前に一度、読んだ事はあるがほぼ内容を忘れてしまっているのでもう一度、読み直したいと思う。
また、ユルいギャグ漫画だけれども『聖おにいさん』も地味にキリストやブッダにまつわる小ネタが満載で面白い。
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