フィリピンの世界遺産、一覧 全6カ所のリスト

公開日: フィリピン 世界遺産

パオアイのサン・オウガスチン教会の正面

2014年、6月に『ハミギタン山岳地域野生動物保護区』が世界遺産として登録。

フィリピンには世界自然遺産3カ所と世界文化遺産3カ所の合計6カ所の世界遺産があり、アクセスするのが大変そうでハードルが少し高い世界遺産も多いいので世界遺産ハンターとしては、俄然やる気が出る国だ。また、世界自然遺産が2カ所あるパラワン島はフィリピンの中でも俺がもっとも行きたいと憧れていた島。

フィリピンは他の東南アジアと比べると宿や食事の質の割に割高感があり、治安面でもやや心配がある。田舎の方に行くと人々も穏やかだがマニラ等の都会の治安は悪い。また、交通費も安くは無いので気軽にタクシーで遠出するにはやや資金が必要になる。(バスはそんなに高く無い)また、飛行機はセブパシフィックが安く国内であれば数千円〜1万円以下で移動出来るのはありがたい。
日本からのアクセスは首都マニラまで関空だとセブパシフィックが通っているので安い時は片道1万円ちょっとで行く事が出来きるが、関東からだとジェットスター航空で安い時期で片道2万円程度。その他の航空会社だと安い時期で往復で4万円〜5万円位。




自然遺産

トゥバタハ岩礁海中公園

フィリピン、スールー海の真ん中にある東南アジア最大ともいわれる珊瑚礁
英名:Tubbataha Reefs Natural Park
1993年、世界自然遺産に登録

フィリピンで初めて世界遺産登録された、東南アジア最大ともいわれる珊瑚礁でウミガメの巣などもある。
トゥバタハ岩礁海中公園への行き方はパラワン島、プエルトプリンセサの南東約80kmにある為に船で約9時間、また3月〜6月しか行く事が出来ない。
ダイビングスポットになっているのでここに行く際にはダイビングも楽しみたい。水中でも撮影出来るカメラが欲しくなる。

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園

パラワン島にある地底にある鍾乳洞内を流れる川
英名:Puerto-Princesa Subterranean River National Park
1999年、世界自然遺産に登録

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園

世界遺産『プエルト・プリンセサ地底河川国立公園』

鍾乳洞内を流れる川を一時間程度のボートツアーでまわる事が出来る。ディズニーランドのアトラクションみたいで面白かった。パラワン市街からツアーで参加するとZIPラインなども一緒に出来るので冒険感やアトラクション感が満載でかなり楽しめる。パラワン島へのアクセスはマニラからプエルト・プリンセサまで飛行機で約1時間。ほぼ毎日運行している。

前回、パワラン島にあるフィリピン最後の秘境と言われる『エルニド』に行きそびれたのでもう一度チャレンジしたい。
(欧米人に人気のリゾートでプエルトプリンセサからバスで約6時間ほどの場所にあり、パワラン島に行った際には絶対に寄ってみたいと思っているた場所)
(マニラからエルニド直行便もある:シーエア(SEAIR)片道約8,000ペソ)

ハミギタン山岳地域野生動物保護区

ミンダナオ地方東ダバオ州にある野生生物保護区
英名:Mount Hamiguitan Range Wildlife Sanctuary
2014年、世界自然遺産に登録

ユネスコと比外務省によると、約2万6千ヘクタールの保護区に計1380種の野生生物が生息しており、うち341種がフィリピンの固有種で『ハミギタン山岳地域野生動物保護区』でしか確認できない生物が8種ある、絶滅寸前のフィリピンワシ、フィリピンオウムの鳥類、絶滅危惧種のレッドラワン、ラン科のパフィオペディルム・アッドゥクツムの植物などの数少ない生息地でもある。
しかし、内戦等の問題があるミンダナオ島は正直かなりハードルが高い。大分安全だと確認出来るまで行きたくは無い場所だ。





文化遺産

フィリピンのバロック様式教会群

スペイン統治下にあった16世紀に建てられた4つの教会
英名:Baroque Churches of the Philippines
1993年、世界文化遺産に登録

サン・アグスチン教会

ヨーロッパのバロック建築の影響を受けた石造の教会で、1571年に建てられたフィリピンで最初のキリスト教教会であるマニラのサン・アグスチン教会、1710年に建てられた「地震のバロック」とも呼ばれるパオアイにあるサン・アグスチン教会、1765年に建てられたサンタ・マリアにあるアスンシオン教会、要塞の機能も兼ね備えたパナイ島にあるビリャヌエバ教会が世界文化遺産に登録されている。
フィリピンはアジアで唯一のカトリックの国で、人口の約85%が信者だと言われている。そう言えば前にフィリピンへ短期留学した時の先生は皆、クリスチャンだった。
パオアイにあるサン・アグスチン教会はラオアグの近くにあるので『ビガン歴史都市』へ行く際に一緒にまわるのが良さそう。
サンタ・マリアにあるアスンシオン教会もビガンからバスで約1時間半位の場所にある。
またパナイ島にあるビリャヌエバ教会に行った際にはパナイ島からすぐ近くにあるフィリピン有数のリゾート地、純白のビーチのボラカイ島にも是非、寄ってみたい。

フィリピン・コルディリェーラの棚田群

ルソン島北部に広がる世界最大規模の棚田地帯
英名:Rice Terraces of the Philippine Cordilleras
1995年、世界文化遺産に登録

フィリピン・コルディリェーラの棚田群

フィリピン・コルディリェーラの棚田群 | バナウェにある天国への階段と呼ばれる世界遺産

イフガオ族の人々を2,000年にわたって養い続けてきた総延長20,000kmに及ぶ、コルディリェーラの棚田は、別名、天国へ昇る階段とも言われている。
フィリピンの首都マニラからバスで約10時間、そこからトライシクルで約1時間、更に徒歩で2時間くらいの秘境。美しい棚田をトレッキングしたり、温泉に行ったりする事が出来る。バナウェの町は落ち着いていてとても過ごすやすくオススメの世界遺産。フィリピンは山岳部もかなり楽しい。

ビガン歴史都市

マニラの北、約400kmにある16世紀のスペイン統治時代の街並みが今も残る都市
英名:Historic Town of Vigan
1999年、世界文化遺産に登録

ビガン歴史都市 | 16世紀のスペイン統治時代の街並みが今も残る世界遺産

ビガン歴史都市 | 16世紀のスペイン統治時代の街並みが今も残る世界遺産

夜の世界遺産『ビガン歴史都市』の写真

第二次世界大戦の戦火を奇跡的に逃れた16世紀、大航海時代のスペイン風な街並みが残る都市ビガン。
同じ頃にポルトガルの統治したマカオの世界遺産と合わせてその時代を感じてみたい。
セント・ポール大聖堂やサルセード広場が見所。
また、パオアイにある世界遺産サン・アグスチン教会、サンタ・マリアにあるアスンシオン教会にも寄りたい。
ビガンへのアクセスは、マニラからバスで約8時間、飛行機の場合、ラオアグ(Laoag)空港から約2時間。

フィリピンは治安の心配や旅行するには若干割高な感じもするが、フィリピンの海は半端じゃなくに奇麗で、まさに南国の楽園、英語も通じるので、この楽園の世界遺産ハンティングが楽しみでしょうがない。

フィリピンはドローン規制がゆるゆるのドローン天国

ドローンでフィリピンの海を撮影したら絶景すぎてテンションが上がる

先月、フィリピンで英語留学していた際のもう一つの目的は、ドローンの練習。日本では、ドローン規制が厳しくて東京じゃ、ほぼ飛ばせる場所などない、しかし、ここフィリピンではまだ、規制がゆるゆるのために飛ばし放題!しかも、最高に綺麗なロケーションでまさにドローン天国。

ドローンの練習をするならフィリピンに限るぜ!

フィリピンはマンツーマンの英語留学がとても安くてお得

フィリピン留学2017

フィリピンで4週間、マンツーマンで英語の発音を勉強した結果

フィリピンでの旅の費用の目安

フィリピンで語学留学と世界遺産を巡る46日間の旅 総費用は二人で約65万円

フィリピンで語学留学と世界遺産を巡る46日間の旅 | 冒険の記録

公開日: : 最終更新日:2017/11/08 フィリピン 世界遺産

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Comment

  1. ieast より:

    知り合いにこのブログを教えてもらいました。
    ずいぶん昔、世界遺産のビガンへ行ってみたいと思っていたものの
    治安が悪いという理由でだれも話に乗ってくれず、、そのまま忘れていたのをこのブログで思い出しました。
    ビガンの記事楽しみにしています。

    • 世界遺産ハンター より:

      ありがとうございます!来週から北上しようと思っているのでもう少しお待ちください!
      ビガンはしっかりとルートに入っています!なんだかフィリピンって旅行するの大変そうですよね、自分もビビってます(笑

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