史上最強の世界遺産『ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂』

公開日: イタリア 世界遺産

史上最強の世界遺産『ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂』

12月10日〜15日まで滞在

フィレンツェからItaloに乗ってわずか19ユーロ、遂に最強の世界遺産『ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂』までやってきた。

ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂

Historic Centre of Rome, the Properties of the Holy See in that City Enjoying Extraterritorial Rights and San Paolo Fuori le Mura
1980年、世界文化遺産に登録

ローマと言えば言わずと知れたローマ帝国発祥の地で「ローマは一日にしてならず」、「全ての道はローマに通ず」などの格言がある通り、本当にすごい街だった。約2000年前、ここが世界の中心だったと言う事がよくわかる凄まじいスケールの街だった。

今まで数ヶ月掛けてヨーロッパを旅してまわった来た訳だが大体のものはローマにある。ヨーロッパで何処か一カ所だけ行くとしたらローマに行っておけばいいんじゃね?と思うほど凄まじく今まで行ったどの観光地よりもぶっ飛んでいた。

やっぱり世界遺産、特に文化遺産で言ったらイタリアは圧倒的な強さで最強だとローマに来て確信した。

コロッセオ

ローマと言ったらコロッセオ!俺が一番楽しみにしていた建造物でS級の世界遺産。ジョジョの5部でラストバトルが行われたのもこの場所だ。ポルナレフが出てくるところが激アツだよね。

コロッセオ

デカい!おー!すげー!
地図を見ながらウロウロと歩いていたら街中にどでかいコロッセオ登場。
当時はこの施設で殺し合いが娯楽として楽しまれたそうだ。また、猛獣と人の戦いや猛獣同士の戦いなどが行われていたそうだ。

余談だがライオンと闘牛をガチで戦わせたらライオンとか一撃でやられてしまったそうだ。ライオンの大きさとかもあるだろうからなんとも言え無いけど牛って半端じゃない筋肉しているもんね。(聞いた話だから本当かどうかよくわからんけど)

コロッセオ

そしてコロッセオと言えばこの構図!
あれ?
おい〜、工事中・・・

このショットを楽しみにしていたのに・・・

コンスタンティヌスの凱旋門

コロッセオのすぐ隣にある凱旋門。

コンスタンティヌスの凱旋門

すぐ後ろにコロッセオが見える。

フォロ・ロマーノ

コロッセオのすぐ隣にある遺跡。

フォロ・ロマーノ

すごい・・・

フォロ・ロマーノ

ローマはマジで街と遺跡と厳つい建造物のオンパレードで色々と凄すぎてあっという間に疲れてしまう。

ヴェネツィア広場

コロッセオからパンテオンを目指して歩いているとすんごい建物のオンパレードだった。ちなみにブチャラティvsセッコはこの場所。

ヴェネツィア広場

なんなん?オーストリアのウィーンに行った時もぶったまげたけれどもローマは格が違う・・・
あ、でもウィーンの方が街は綺麗で安全で洗練されていた。ローマはめちゃくちゃ凄いけどゴミとか落書きが酷くてけっこう汚い。ちょっとスラムってるような気がするし、治安も大丈夫?とすこし疑いたくなる。

ローマの遺跡

もう何だか分からないけれども街なかに遺跡が沢山ある。ローマはマジですげー街だよ。

パンテオン

ミケランジェロが天使の設計とまで称した神殿で紀元前27〜25年に建てられたものを118年にハドリアヌス帝が再建した。

パンテオン

パンテオンとは『全ての神々』と言う意味。
映画『天使と悪魔』や『ローマの休日』の舞台にもなった。

パンテオン

現存するローマ建築の中でもっとも完全な形を残す世界最大の石造りの建築で、向かいの広場にオベリスクが建っている。
ラファエロは生前、ここに埋葬するように言い残したそうで、ラファエロの棺が安置されている。

パンテオン

嬉しい事に内覧も無料。

この後、トレビの泉を歩いて目指すのだが途中で偶然にもリトアニアであった日本人に遭遇。全く別々のルートを歩んできた俺たちが、小さい街ならいざしれず、こんなにも大きな街で偶然にも再会する確率は一体どれほどなのか?恐らく奇跡に近い。

でも、長旅をしているとこう言う事ってなぜだか普通にある。俺は今までも何度もこう言う経験しているから不思議とおどろかない。旅人はスタンド使いのように惹かれ合う性質なのかもしれない。

トレヴィの泉

1762年にニコラ・サルヴィが完成させた。

トレヴィの泉

これまた凄い建物で、沢山の人だかりが出来ていた。

トレヴィの泉

いや、本当にすごいのだけれどもローマは色々とすご過ぎてお腹いっぱい気味。
きっと人間のすげーって感動出来るキャパシティってのは限られていて、ぶっ続けですごいものを見続けると本当にすごいのだけど、凄いよねで終わっちゃうと言うかなんと言うか・・・

ローマのすごさは俺のキャパシティを遥かに越えていた。

ナヴォーナ広場

ベルニーニの噴水とカフェが建ち並んでいる。ちなみに彼は「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と賞賛されたバロック芸術の巨匠でバチカンのサン・ピエトロ広場も彼が設計した。

ナヴォーナ広場

中央にはオベリスクが建っており、広場になっている。

ナヴォーナ広場

オベリスクの後ろにある建物はサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会で、ベルニーニのライバルであったボットミーニと言う人が設計したそうだ。

ローマの夜景

ローマは広過ぎて一日ではとてもまわりきれない。この日は調子に乗って有名どころを10km以上は歩いたがまだまだ名所が尽きない。恐るべきローマ。

ローマの夜景

夜は夜で遺跡がライトアップされちゃって半端じゃないのがローマ。

ローマの夜景

もう、本当にすごすぎる・・・
こんなにすごい街は初めてだ。

ローマの夜景

なんなんだろうね?すごいとしか言いようがない。

ローマの夜景

こんなものが街中にいっぱいあるんだぜ?
おかしいでしょ?

夜のコロッセオ

夜のコロッセオ
シーザーとジョセフがカーズ達を探しに夜のコロッセオに車で向かうシーンを思い出す。ちなみに真実の口はコロッセオからちょっと離れた場所にあるけど車ならすぐだ。

スペイン広場

これが有名なスペイン広場

スペイン広場

ご覧の通り工事中、残念。

チルコ・マッシモ

ローマ最終日、本当はコロッセオの中に入ろうかと思っていたのだが妻の体調があまりよくなくゆっくりとホテルで休んで夕方前に真実の口だけ行こうと言う事になって向かったのだが、その途中にあった遺跡。ローマ帝国唯一の仮設木造競技場だったそうだ。

チルコ・マッシモ

全然ノーマークだったのだけど何でこんなにすごいの?

コロッセオの内覧は残念だったけど正直、ローマは凄すぎてお腹いっぱい気味だったのでまた今度でいいと思った。ローマにはもう一度来ると決めたしね。

真実の口

これはね、ローマでどうしても来たいと思っていた場所のひとつで、ジョジョラーとしてはどうしても外せない場所。

真実の口

有名な観光名所なのだけれども実はこの口をずらすとカーズ達が眠っている場所へ行く入り口が隠されているのだ。もちろん、そんなところに行きたくないから扉はあけなかったけど。

小学生だか中学生の頃に夢中になって読んでいた漫画に出てくるシーンを思い出すと胸が熱くなる。

真実の口

係の人に写真を撮ってもらったのだけど、ぶれてるし、構図とかも超適当だよね。あの人もきっと毎日、毎日、何枚も何枚も知らない奴の写真を撮らされてるんだから適当にパシャパシャやっちゃうのは仕方が無い。撮ってくれてグラッチェ!

真実の口

真実の口のある教会内部。けっこうシブくていい教会だった。
しかも入場無料なのでオススメの観光スポットだぜ。

カラカラ浴場

207年〜217年にかけて建てられたローマ時代の健康レジャーランドで1600人もの人が同時に入浴出来たそうだ。テルマエロマエでおなじみのあれね。

カラカラ浴場

図書館や野外オペラなども行われていたレジャー施設だったそうだ。
ローマ時代の最盛期は相当ゴージャスな暮らしだったらしい、領土は拡大する一方だし、奴隷はどんどん増えるし、一般のローマ人でさえ働かなくても食うのに困らなかったらしい。

コロッセオなどの娯楽施設も無料で楽しめたそうだ。

流石は繁栄を極め、世界の中心となったローマ。あまりにも凄く、そして奥が深い。ちょっとやそっと観光しただけでは全然物足りないけれどもあまりにも凄すぎる為に一気に観光すると感動するキャパシティを遥かに越えてしまう。

世界一、世界遺産が多い国イタリアで一番すごい街、ローマ。その見所の数、クオリティ、規模、どれをとっても世界最強クラスで他の追従を許さない都市なのではないかと思った。

この街だけは何度か来て、色々な場所に行って何度でも楽しむ街だと思った。正直、俺たちはかなりまわったのでお腹いっぱいで、もういいやって気分になってしまった。

いつの日かまた来たい。
いや、ローマにはまた来るって心に決めた。

イタリアの世界遺産、一覧

ローマで泊まった安宿

Porta Maggiore Guest House (ポルタ マッジョーレ ゲスト ハウス)

ローマテルミニ駅から徒歩20分くらいの場所にあり、立地はあまり良くなかったが清潔でキッチンもついておりとても快適な宿だった。立地以外は超おすすめ。
俺たちが泊まった時はダブルの部屋で一泊25ユーロ。

公開日: : 最終更新日:2017/08/05 イタリア 世界遺産

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