パオアイにあるサン・オウガスチン教会 | 世界遺産『フィリピンのバロック様式の教会』の一つ
ホテルの朝食の絶望的な不味さに挫折して朝食はコーヒーと目玉焼きのみとなった。フィリピンの食事はマジで信用出来ない。
気を取り直してラオアグ(ラワグ)に来た目的の世界遺産、サン・オウガスチン教会へと向かう為、ジプニー(乗り合いバス)乗り場へと向かった。
サン・オウガスチン教会はパオアイにありラオアグからはジプニーで約45分。料金は一人38ペソ(100円位)。
9時30半にジプニーがいっぱいになり出発。ジプニーは満車になってから出発なのでギュウギュウに詰め込まれる。俺たちが乗ったジプニーはやけに天井が低く、座高の高い俺は前かがみにならないと座れない。地球の歩き方によると20分くらいと書いてあったので余裕だと思ったが実際は45分も掛かったのでかなりキツかった。
パオアイはスペインの面影が残るほのぼのとした田舎でとても雰囲気が良かった。写真はジプニーを降りた場所。
サン・オウガスチン教会(サン・アグスティン教会)
英語: Saint Augustine Church
サン・オウガスチン教会はイロコス・ノルテ州のパオアイ市に建つローマ・カトリックの教会ならびにその聖堂で、同名の教会が国内に多数存在するため、パオアイのサン・オウガスチン教会またはパオアイ教会と呼ばれている。(マニラにある世界遺産もサン・オウガスチン教会)
この教会は1710年に完成し、地震のバロックとも呼ばれる重厚な造りとなっている。かなり特徴的な造りで地震に強そうな外壁だったが屋根はなんとトタン屋根だった。
屋根は崩れ落ちてしまったのだろうか?トタン屋根なあたりがフィリピンらしくて良い。隣にあるベルタワーもなかなか年季が入っておりいい感じの貫禄が出ている。
内部に入るとジーザスのステンドグラスがあり、入り口から入って来る光によってビックリマンシールのヘッドのように輝いていた。
教会の内部は涼しく開けっ放しの窓から心地よい風とスズメが入って来る。
落ち着いた雰囲気の中、小鳥がさえずり猫が虎視眈々とスズメを狙っている。
外壁は適度に草などが生えており、いい感じにラピュタのようになっている。天気が良く写真写りも良い感じとなった。なんでも外壁は加工珊瑚とレンガで造られているそうだ。
庭もかなりいい感じにラピュっている、もしここに巨神兵のオブジェがあったとしても違和感が無い。ちなみに50ペソで売っているハロハロ(スペシャルの方)はかなり美味しかった。
前回行ったマニラのサン・オウガスチン教会よりも格段に見応えのある世界遺産で、わざわざルソン島の北端まで来た甲斐があると言うものだ。
ちなみにこの教会は午前中に来ると正面が逆光となるので午後に来た方が良いかもしれない。俺たちは十時過ぎに着いたので正面の写真を撮る為に午後までウロウロしながら待っていたのだがそろそろいい感じかなと言う時間になった頃から空が曇り始めてきてしまった。
せっかく午後まで待っていたのに右側は曇っている(左側は晴れている)。
パオアイにあるサン・オウガスチン教会は本当に素晴らしく写真の撮りがいもあったのでめちゃくちゃ楽しかった。本当はすぐ隣にある廃屋もアンコールワットみたいに荒れ果てており最高に楽しかったのだが写真が多すぎるのでまた次回、紹介する事にする。
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