ワルシャワ歴史地区 | ポーランドの世界遺産
ワルシャワ歴史地区
英名:Historic Centre of Warsaw
1980年、世界文化遺産に登録
ワルシャワ市の最も古い地区で優れた中世の建造物(ワルシャワの旧市街は13世紀に建設された)があり、旅行者向け観光地として有名。しかし、これらは第二次大戦でナチスによって破壊されたものを復元したもので、「破壊からの復元および維持への人々の営み」が評価されユネスコの世界遺産に登録された。
何が凄いって映画『戦場のピアニスト』を見るとわかるけれどもこの街は第二次世界大戦でめちゃくちゃに破壊され瓦礫の街となったにも関わらず復元された事。実際に街を歩いてみて驚くのは全然復元された感じがせず、中世からこのままの形で残っているように感じる。
第二次世界大戦でドイツ軍の空爆によって廃墟とかしたこの街の瓦礫から元の建物にあった瓦礫はなるべく元の建物に再利用され、ポーランド人の手によって厳密に再建された。
道理で新しい感じがしない訳だ。
本当によく再現されている。
王宮広場
俺たちが行った時はちょうど石畳の修復中でコンクリのような物を詰めていた。
ワルシャワの代表的な風景でパンフレットなどによく使われている場所。
普通に機能している街なのに中世のままの雰囲気が残されていてとてもいい雰囲気。治安も良さそうだった。
旧市街マーケットプレイス(市場広場)
旧市街の中心は旧市街マーケットプレイス(市場広場)で伝統的なポーランドのレストラン、カフェ、商店があり、通りを囲むように中世の建造物がある。
インフォメーションセンターもここにありフリーWi-Fiが使える上に日本語のパンフレットまで置いてあったのでワルシャワ歴史地区を散策する時はここに寄る事をおすすめする。
近くには城壁のようなものも残っており雰囲気があって良い。また、この辺りは甘そうなベルギーワッフルみたいな物が売られておりそれを食べながら歩いている人たちを良く見かけた。その時はおなかがいっぱいだったのだけれども甘党の俺にはかなり美味しそうに見えた。
ワルシャワ歴史地区の街並み
やっぱりヨーロッパの建物は厳つい雰囲気の建物が多い気がする。
こう言う厳つさがキリスト教文化だったり石造建築の文化なのかもしれない。
また、この街はショパンが居た事でも有名で俺たちは行かなかったけれどもショパンの心臓が納められた教会などもある。キリスト教文化では心臓とか遺体とかを教会に納める習慣があるみたいで例えばフランシスコ・ザビエルの遺体はインドのゴアにある教会に納められている。ちなみにその教会はインドの世界遺産『ゴアの教会群と修道院群』として登録されている。
ちなみに俺の大好きな漫画『スティール・ボール・ラン』(ジョジョ第七部)では聖人の遺体を巡って様々なスタンドバトルが展開されていく。この漫画は絵がめちゃくちゃかっこ良くて既に完結しているのでオススメ。
関連記事
-
モロッコの世界遺産、一覧 全9カ所のリスト
モロッコ王国と言えば北アフリカの中で治安も良く、エジプトと並び、旅行者に人気のある国だ。モロ
-
世界一の迷宮都市、フェス旧市街(Medina of Fez)| モロッコの世界遺産
2015年12月19日〜21日 今から半年以上も前の話になる。もはや、日記ではなく回想
-
世界最古の木造建築、法隆寺、法起寺 | 奈良の世界遺産『法隆寺地域の仏教建造物』
古都奈良には沢山の世界遺産がある。古都奈良の文化財として登録されている『東大寺(正倉院を含む
-
国立西洋美術館 | 世界遺産『ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-』
2016年8月16日 時はさかのぼり、前回、一時帰国した際の事だ。ちょうど富岡製糸場に
-
アフガニスタンの世界遺産、一覧 全2カ所のリスト
アフガニスタン・イスラム共和国の首都はカーブルで、公用語はパシュトー語、ダリー語。通貨はアフ
-
2014年、ピュー遺跡群がミャンマーで初めての世界遺産に登録
2014年6月、ピュー遺跡群がミャンマーで初めての世界遺産に登録された。ミャンマーは最近、タ
-
世界最古の植物園『パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)』| イタリアの世界遺産
12月4日 ヴェネツィアから電車で約1時間で行ける世界最古の植物園、パドヴァの植物園(オル
-
ボリビアの世界遺産、一覧 全7カ所のリスト
ボリビア多民族国は、豊富な天然資源を持つが貧しい状態が続いており、かつて「黄金の玉座に座る乞
-
マリ共和国の世界遺産、一覧 全4カ所のリスト
マリ共和国の国土の1/3はサハラ砂漠で首都はバマコ。公用語はフランス語で通貨はCFAフラン
-
トリニダードとロス・インヘニオス渓谷 | キューバの世界遺産
2107年1月13日〜16日 ビニャーレスからハバナに戻った俺たちは、ハバナで一泊して
トラックバック用URL