タリンから世界遺産『シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群』を目指してタルトゥへのバス旅
公開日:
エストニア
9月29日
タリンの次に目指したのはエストニアで二番目に人口が多い街タルトゥ。人気のあるルートとしてはタリンからラトビアのリガまでバスで行くルートだけれども俺たちは世界遺産『シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群』の1つがあるタルトゥへ寄り道をした。
シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群
この世界遺産は世界10カ国をまたぐ世界遺産で今まで通過してきたロシアやフィンランドにもあったのだが如何せんマニアックな世界遺産で北極海に面する北端のハンメルフェスト(ノルウェー)から黒海に近い南端のスタラ・ネクラシウカ(ウクライナ)までの2,800kmに設置された265か所の測量点のうち10か国に跨る34か所が世界遺産に登録されている。
写真は記念碑
わざわざ出向いても本当に印が付いているだけとか行っても場所が分からないとか見所の少ない世界遺産なので物価の高いフィンランドでわざわざ行こうとは思わなかったしロシアは何処にあるのかすらよくわからなかった。
こんなマニアックで見所の無い世界遺産にわざわざ行く人は少ないだろうと思ってネットで調べると意外とこの世界遺産の数カ所をまわっている強者もちらほらと居た。
俺たちは全部行く気になれないけれども一カ所くらいは押さえておきたいと思っていた。そこで行きやすさと『シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群』の中では珍しく観測所の建物もあって見所のあるタルトゥに行くことにした。
エストニアにある世界遺産は『タリン歴史地区(旧市街)』とこの『シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群』の2件だけなのでこれで心置きなく次の国、ラトビアを目指す事が出来る。
世界10カ国をまたぐ珍しい世界遺産『シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群』
タルトゥ
タルトゥはタリンからバスで約2時間半、料金はたったの8ユーロ。俺たちが使ったバスはLUXと言う会社のバスでWi-Hi、コンセント、トイレ完備でしかもバスPadとか言う飛行機の椅子に付いているモニタがタブレットになったようなものまで付いていて更にコーヒーも無料と言う贅沢仕様のバス。この料金でこんなゴージャスな仕様のバスとは嬉しい限り、バルト三国の移動はもうこのバスで決まりだと思った。
タルトゥはいい感じに田舎でタリンよりややロシアっぽい雰囲気が残っているが街は綺麗で治安も良さそうだ。現地のデパートのようなものもあり、せっかくだから軽くウィンドウショッピングなどをしてみる。
エストニアはオシャレなわりに安い感じがするのでお得感がある。
街にはオシャレな落書きとかもあっていい感じ。(落書きかどうかはわからないけど)
タルトゥは世界遺産以外にも見所はあり、結構広くて気持ちの良い公園がある。この教会なんて世界遺産の『シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群』より世界遺産っぽい。
タルトゥの安宿
タルトゥで泊まった宿はAcademus Hostelで一泊40ユーロ。ちょっと高かったけれども他に安いところが見つからなかったし一泊だからまぁいいかと言ったところ。
宿自体はそれなりの料金なだけあってなかなか設備も良く綺麗だった。ヘルシンキで泊まった一泊60ユーロの宿より部屋にキッチンとトイレ、シャワーが付いているだけいい感じ。
公開日:
:
最終更新日:2017/04/23
エストニア
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