38歳サラリーマン、仕事を辞めて旅に出る『ロシア旅行記』: ロシア、ドバイの世界遺産を巡る旅

公開日: キンドルで出版

38歳サラリーマン、仕事を辞めて旅に出る『ロシア旅行記』: ロシア、ドバイの世界遺産を巡る旅

Amazonの電子書籍(KDP)で本を出版しました

38歳の時に会社を辞めて、妻と二人で世界中を周る旅に出た時のお話です。
読んでもらえたらめちゃくちゃ嬉しいです。

38歳サラリーマン、仕事を辞めて旅に出る『ロシア旅行記』

この本は『38歳サラリーマン、仕事を辞めて旅に出る』シリーズの第2巻になります。しかし、それぞれが独立したお話になっておりますので、どの巻から読み始めていただいても楽しめる様な作りになっております。お好きな国のお話から読んでいただければ幸いです。

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## 38歳サラリーマン、仕事を辞めて旅に出る ##

旅をする事は、そんなに難しい事ではない。お金と時間さえあれば、誰だって出来るのだ。だが、俺が望むのは「旅で飯を食っていく」と言う事だった。

「そんな仕事はない」
「そんなの無理だ。出来る訳が無い。」

勿論、そんなオイシイ仕事は見つからない。
でも、無理だとか、出来ないとか、そんな事は、俺には関係ない。出来ようが、出来まいが、俺が旅に出る事は、既に決定事項なのだ。

だったら、やるしかねーじゃん?

===

### 俺は冒険家になる ###

きっかけは、些細な事だった。

2012年、34歳の俺は病んでいた。サラリーマンとして安定した日々を送る傍、先の見えてしまう人生に嫌気がさしていた。自分の人生がこのままでいい訳が無いと思いながらも、仕事を辞める事が怖かった。

毎日がつまらないのは、自分がつまらないからだ。

だから俺は、自分の人生を楽しむ為に冒険家ごっこを始めたのだ。
ただの思いつきだった。

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2012年2月29日のツイート

よし!決めた!今決めた!俺は冒険の旅に出る!
冒険と言っても雪山に行ったりだとか会社を辞めて放浪の旅に出るとかそう言う事は無く、サラリーマンをやりながら誰でも出来るであろうけど中々やらない小さな冒険をリアルに積み重ねる。今日から俺は冒険家。

===

俺はこの日、いきなり冒険家になってしまったのだ。言葉には力がある。自分で、自分のことを冒険家だと言うようになって以来、俺はその言葉に支配されていく。

その頃の俺は、ボルダリングにハマっており、その影響から漫画『孤高の人』を読みだし、遂には沢山の登山家の本や漫画を読むようになっていた。特にハマったのは、沢木耕太郎さんの『凍』。山井夫妻のギャチュンカンに挑む壮絶なノンフィクション小説で、これが冒険家の生き方だ!と言うような本だった。

勿論、俺はそんな生き方をしたくは無い。多くの登山家から学んだ事は、そんなことしていたらいつかは死んでしまうと言う事だった。だから冒険家ごっこなのだ。本物の冒険家になっては、いけないのだ。

2012年3月11日

冒険家になった俺が、一番最初に行った冒険は、震災の後を見に行くという事だった。『3.11』それがどのような物だったのか?記憶が薄れる前に、実際にこの目で見ておきたかった。

冒険家になってから、わずか10日後の出来事だった。一度走り出してしまった人生は、もう止める事が出来ない。

次に行った冒険は、ロッククライミングだった。ボルダリングとは全然違う、本物の岩山だ。勿論、初心者コースなのだが、下を見ると足がすくんだ。俺にとっては、大冒険だった。

つまらない毎日が輝いてきた。最初はサラリーマンが、有給の範囲で出来る冒険だった。でも、物足りない。理想と現実の間で、身動きが取れなくなってしまった。ぶち上がるテンションとその後に訪れる現実の生活、眠れない夜、増え続ける睡眠薬。俺の精神は、完全に病んでいた。

そのうち、自律神経失調症になってしまい、休職する事になる。

どうにもならなくなった俺は、インドへ向かう。この旅については前作の「35歳『鬱』インド旅行記」に詳しく書いてあるので割愛するが、インドの聖地リシュケシュで、自分と向き合う事になる。

『よし!決めた!今決めた!俺は冒険の旅に出る!』

この言葉には、俺の願望の全てが含まれていた。当時は、仕事を辞めるつもりもなかったし、今、出来る範囲で、出来る事をやろうと言うものだった。しかし、この言葉は強過ぎた。俺の願望を的確に捉え過ぎていた。

だから、この言葉に支配され、俺の人生は進んでいく。

インドから帰国した俺は、会社に戻り、資金を貯めた。この頃には、完全に冒険家として生きていく決意のようなものが固まっていた。

だが、しかし、冒険家として、旅をして、生きていくからにはそれで収入を得ないとプロじゃない。

そこで俺が選んだのがブログだった。2013年当時、世の中にはブログで稼いでいる奴らがたくさんいた。有名ブロガーとして名を馳せていた、イケダさんのブログを読んで愕然とした。

なんだこれ?
こんなもんでいいのか?

絶対に俺の方が凄いはずだと、勘違いした。何せ俺は、WEB制作の世界で10年以上ものキャリアがある。言ってみればその道のプロだ。自分の好きな旅と自分の得意なWEBのスキルを組み合わせて仕事にする。

これだ!これしかない!

2014年の正月に『世界遺産ハンター.com』と言うブログを立ち上げた。目標は月間100万PVとした。WEB制作のスキルもあるし、SEOの知識もある。こんな素人どもに負けるわけがない。

俺の冒険家として生きると言う挑戦を賭けた、旅が、今、始まる。

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目次

・38歳サラリーマン、仕事を辞めて旅に出る
  俺は冒険家になる
・今を生きる
・プロローグ
・ドバイ
・お金の使いは人生そのもの
・ドバイの世界遺産
  ALQATTARA ARTS CENTER
  Hili Archaeological Park
・ブルジュ・ハリファ
  世界一高いビル
・カイトビーチ
・出国できません!

・モスクワ
・宿がない!
・バスに乗れない!
・ロシアという国
・モスクワの世界遺産
  ノヴォデヴィチ女子修道院群
  モスクワのクレムリンと赤の広場
  コローメンスコエの昇天教会
・黄金の環
  セルギエフ・ポサード
  セルギエフ・ポサドのトロイツェ・セルギー大修道院の建造物群
  ヤロスラヴリ
  ヤロスラヴル市街の歴史地区
  GoogleとAppleが変えた海外旅行の在り方
  スーズダリ
  ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群
  スーズダリの世界遺産
  キデクシャの世界遺産
  ウラジーミルの世界遺産
  バガリューボヴァにある世界遺産
・三等寝台列車でゼロ泊三日、サンクトペテルブルクまで
  駆け足でまわるモスクワ観光
  夜行列車に乗ってペトロザボーツクへ
  キジ島
  サンクトペテルブルクへ
・ノヴゴロドの文化財とその周辺地区
・エルミタージュ美術館
・サンクトペテルブルク
・エピローグ
・ドバイの旅、総費用
・ロシアの旅、総費用
・あとがき

世界遺産ハンター出版


もう、会社に行きたいくない。
ダメリーマン鬱になる。
人生の壁にぶち当たった中年が向かうのは、インド。

この本では、20年くらい掛けて、1000万円以上も旅に使った経験から学んだ事や人生観などを書きました。

東南アジア旅行記 上巻: クソみたいな人生から逃げ出す旅

東南アジア旅行記 下巻: 人生なんて一瞬で変えられる

38歳サラリーマン、仕事を辞めて旅に出る『フィリピン留学編』

amazonで買ってくれた方は、カスタマーレビューをよろしくお願いいたします!
このブログを読んでくれている人だけが頼りなのだ!マジで!

よろしくお願いいたします。
世界遺産ハンターより

公開日: : キンドルで出版

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