『カウリ・コースト』森の神がいると言う巨木の森

カウリ・コースト

ニュージーランド北部、巨木の森『カウリ・コースト』に森の神がいると言う。
マリオ族が神と崇めるその巨木の名は、「タネ・マフタ」（マオリ語で森の神）。

俺たちは、神と崇められるその木を求め、このノースランド（ニュージーランド北部）までやってきたのだった。カウリの木は、ノースランドに生息するニュージーランド固有の巨木で、もともとは沢山生えていたのだが19世紀の開拓時代に乱伐され、今ではほとんど残っていないそうだ。その貴重なカウリの木が残っている場所が、カウリ・コーストだ。

カウリ・コーストへの行き方は、車で行く場合、国道12号線を道なりに行けばすぐわかる場所にある。所要時間は、オークランドから3時間くらい。
また、オークランドからインターシティ（Intercity）とノースライナー・エクスプレス（Northliner Express）の2社が、定期バスを運行している。
その他、日帰りツアーなどに参加する方法もある。

オークランドからノースランドへ

5月17日

俺たちはオークランドからカウリ・コーストを目指して北上をはじめた。途中、オークランドでカトーさんのバリスタ友達が働いていると言うARK Coffee Companyと言う日本人経営のお店にたち寄った。このお店はけっこう有名なサードウェーブコーヒーのお店で昨夜会ったマリちゃんの友達でオークランド在住のコバユ&タヌマもしっていた。

ARKは、超オシャレな感じのいいカフェでコーヒーもめっちゃ美味しかった。しかも、カトーさんの友達と言う事で客人扱いを受けてしまい、このお店でもコーヒーをごちそうになってしまった。ありがたい事に旅をしていると本当に色々な人にごちそうになる。

オークランドでは一押しのコーヒーショップなのでオークランドに行った際にはオススメだ。場所は世界遺産ハンター冒険MAPに記しておいた。

この日は出発するのも遅かったし、寄り道をしていたので『カウリー・コースト・トップ・テン・ホリデー・パーク』と言うキャンプ場に宿泊。ひとり19ドルで、とても雰囲気の良いキャンプ場だった。Wi-Fiはパスワードをくれたけれど使えず・・・

このキャンプ場には地蛍などもおり、夜中に見る事が出来る。また、ターザンロープやトランポリンなどの遊具もあってなかなか楽しめる。

この日食った鶏肉は激ウマだったな、けっこう大きかったからチキンでは無さそうだけど一体何の鳥だったのだろうか？

森の神、タネ・マフタを見にカウリ・コーストへ行こう

5月18日

朝、キャンプ場を出発していよいよ森の神、タネ・マフタを見に行こうと言う時に、キャンプ場のおばちゃんが今日は嵐が来るから気をつけろと言う。確かに空模様が怪しい、そうは言ってもどうする事も出来ないので取りあえず、カウリ・コーストへ行って車の中で嵐をやり過ごす事にした。

ワイポウア・カウリ・フォレスト（Waipoua Kauri Forest）

予想通り、お昼頃まではすごい嵐だったので車の中で昼食をとってみんなでお昼寝。目が覚めると嵐はすっかり過ぎ去っており、曇ってはいたが雨は既にやんでいた。

あまりうまく写真が撮れなくて残念だったのだけれども実物のタネ・マフタ（Tane Mahuta）には独特の雰囲気があり、静かでとても神聖な場所に感じられた。この木は残っているカウリの木の中で最大で高さは 51.5m、周囲は 13.8m、通説では樹齢2000年（色々な説がある）。

俺たちは雨上がりのカウリフォレストで森の神とまで言われるタネ・マフタを静かに見上げていた。

俺たちが次ぎに向かったのはフォー・シスターズ（Four Sisters）とテ・マトゥア・ナヘレ（Te Matua Ngahere）。

なんでも四本の幹が一緒に生えているからフォーシスターズと言うらしい。

カウリの森はかなり良かったのだけれども何だかうまく写真が撮れなくて、この森の良さが伝えきれない。

こんな感じで森の雰囲気はすごく良い。歩く距離的には大した事無いので気軽に散歩出来る。

ドーーーンとそびえ立つこの大木が森の父と言われるテ・マトゥア・ナヘレ（Te Matua Ngahere）。高さは 29.9m、周囲16.41m。現存するカウリの木の中ではもっとも太い木で、世界でもカリフォルニアのコセイアに次ぐものだと言われている。

俺は今まで、こんなすげー木は見た事無なかったので圧倒された。
でけー！

こうして見るとテ・マトゥア・ナヘレだけ太すぎて、スケール感がぶっ飛んでいる。ニュージーランドの見所はイチイチ驚かせてくれるから本当に面白い。