短期間で英語を実践する為の本『レバレッジ英語勉強法』本田直之著

公開日: 読書&映画

短期間で英語を実践する為の本『レバレッジ英語勉強法』本田直之著

フィリピンに留学する前に飛行機で読もうと思って買った本で、英語を実践で使えるようになる為の考え方を学ぶ本。この本は大学受験をしたような方でそれなりに英語を勉強しているけれどもちっとも英語が話せないと言う方に本当にオススメ。

この本によると三ヶ月、みっちりやれば英語を話せるようになるとあるが俺みたいに中学、高校と全く英語を勉強しなかった人は元が無いので三ヶ月程度ではどうにもならない。

それでもこの本に書いてある事は本当で、偏った事だけ勉強し続ければ英語はある程度話せるようになる。

実際に俺は英会話に相当レバレッジを効かせており、恐らく普通の大学生の足下にも及ばないくらい少ないボキャブラリーで英文法も全くわかっていない。でも1対1の日常会話ならほぼ英語に不自由しない。もちろん細かいニュアンスは伝えられないし映画を見てもチンプンカンプンだけれども意思の疎通には支障がない。

普段生活するレベルの会話に的を絞れば誰だってちょっと慣れればすぐに英語を話せるようになると思う。もちろん最低限、中学レベルの英単語を知っている前提だけれども。

俺の場合、未だに中学レベルの英語が怪しいからここまで来るのにかなり苦労したけれども一通り勉強してきた人ならばある程度の英語はすぐにでも話せると思う。

この本で言っている事は

ネイティブスピーカーは、外国人に「完璧な英語」など求めていない

俺たちだって変な日本語で一生懸命に話しかけてくる外人さんがいたら文法がめちゃくちゃだろうと変なイントネーションだろうと意味さえ伝わればOKだと思うのと一緒。だから俺たちも適当に話しても意味さえ通じればネイティブスピーカーは対応してくれる。

「ペラペラで完璧な英語」はもはや世界の主流では無い

世界の人口から見ればネイティブスピーカーなんてほんの少しで殆どの国の人が第二外国語として英語を勉強している。つまりブロークンイングリッシュの人口の方が多い。これは旅をすればわかるけれども結構、みんな酷い英語を喋っている。それでも意味が通じればとてもありがたいし、意思疎通出来れば全てOKって言うのが世界的には当たり前。

つまり徹底的に自分の興味のある事だけに的を絞って偏った勉強をすれば会話は簡単に出来るようになるとこの本は言っている。

もちろん、それでTOEICが上がったり翻訳の仕事ができる訳ではない、あくまでコミュニケーションがとれるようになると言う事。

ではどうすれば良いか?
この本で言っているのは

正しい英語を話そうとしない事

多分、これが一番重要なのだと思うけれども一生懸命正しく話そうとするから言葉が詰まって話せなくなってしまう。これがメンタルブロックとなり日本人は英語が話せないと言うような事が書いてあった。

日本人は下手に英語を知り過ぎているから間違えるのが嫌で話せなくなってしまうとの事。

はっきり言って最初からボロクソに喋れなかった俺にはメンタルブロックのかけらも無いのでこの感覚はさっぱりわからないけれども他の日本人を見ていると一生懸命に文法とか考え過ぎて喋れない人はよく見かける。明らかに俺よりも英語を知っているのに。

この本は受験勉強をした事のあるレベルの人で英語が全く話せないと言うような人に本当にオススメだと思った。逆に俺みたいに中学、高校と全く勉強しなかった人は俺が今勉強しているこの本をお薦めしたい。

やっぱり基礎は大切だ。この本を読んだだけで大分、俺の英語力が上がった気がする。

あと、この本では留学をあまり薦めていなかったけれどもある程度、英語を知っている人ならば一ヶ月か二ヶ月留学してひたすら英語に慣れるのが一番手っ取り早いと俺は思う。でも、全く基礎が出来ていない人が留学するのはおすすめ出来ない、英語がわからないのに英語で授業を受けてもはっきり言って効率が悪いから。

公開日: : 読書&映画

関連記事

世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論 長崎裕麻 著

世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論 長崎裕麻 著

フィジーに行く前にぜひとも読んで欲しい本『世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常

記事を読む

文章の書き方を学べる本『20歳の自分に受けさせたい文章講義』が凄い!

文章の書き方を学べる本『20歳の自分に受けさせたい文章講義』が凄い!

「アドラー心理学」をわかりやすく解説した書籍『嫌われる勇気』を岸見一郎さんと共著した古賀史健

記事を読む

偶然の一致に導かれて | 聖なる予言の旅

偶然の一致に導かれて | 聖なる予言の旅

2017年1月23日 南米、ペルーにある聖なる谷ピサックにて 日本で精神世界だの

記事を読む

人生最後のゴージャスな旅の映画『最高の人生の見つけ方』

人生最後のゴージャスな旅の映画『最高の人生の見つけ方』

この映画は、見た後に『死ぬ前にやりたい事リスト』を作りたくなる映画で、英題は『THE BUC

記事を読む

世界を50年間も放浪し続け学んだCOOLで自由な人生哲学 ロバート・ハリス 著

世界を50年間も放浪し続け学んだCOOLで自由な人生哲学 ロバート・ハリス 著

旅人が共感できるロバート・ハリスさんの哲学 「周りに合わせて歳をとっていくなんて、まっ

記事を読む

カフェ・ビエンチャン大作戦

カフェ・ビエンチャン大作戦 黒田 信一 (著)

著者の黒田信一さんが50歳を目前に心機一転、ラオスのビエンチャンにカフェを作っちゃおうと言う

記事を読む

映画ハンター

ランキング形式で紹介する最近見た映画ベスト22(2017年11月、12月)

今年中に100本の映画を見ようと思っていたけれどもそんなにいっぱい見れなかったわ・・・

記事を読む

池上彰の宗教がわかれば世界が見える

旅に出る前に読んでおきたい宗教の基礎知識『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』

池上彰の宗教がわかれば世界が見える (文春新書) 旅に出る前に基本的な宗教の基礎知識を

記事を読む

映画ランキング

ランキング形式で紹介する最近見た映画ベスト19(2018年1月、2月)

去年、かなりの数の映画を見てしまったというものあるが今年は全然映画を見ていない。 年間10

記事を読む

ノーザンライツ

フロンティア時代のアラスカの話『ノーザンライツ』星野 道夫 (著)

今年の四月にカナダへオーロラを観に行き、カナダの雄大な自然に触れアラスカやカナダにまた行きた

記事を読む

トラックバック用URL

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

PAGE TOP ↑