ずり這いから、つかまり立ち | 0歳児の育児

ようやくずり這いを始めたかと思えば、あれよあれよと言う間につかまり立ちを初めて、踏み台があればその上に乗ってテーブルによじ登ろうとするまでに急成長。子供の成長に合わせて育児がだんだん楽しくなってくる。

ずり這い

2018年11月 生後約6ヶ月

寝返りがえりをマスターした辺りから、急に進化し始めたハルト。

最初のうちはひっくり返った亀みたいに手足が空回りしながらもシャカシャカと動かしているだけだったのだが、ある時から地面を蹴るようになりずり這いを始めた。一度、コツを掴んでしまったら急速にずり這いをマスターしてどんどん、どんどん進むように進化した。

いつの間にか、あっちへ、こっちへと進み出し目が離せなくなってきた。親としては、動かなかった頃より超大変なのだけど急速に成長する我が子を見ているのはすごく楽しいものだった。

ひと蹴り、ひと蹴りのストロークが確実なものになっていくにつれ、シャーン、シャーンと地面を泳ぐように進んでいく。日々の成長はマジで急速で、あっという間に自由に動き回れるようになっていった。

興味があるものを発見した瞬間に、そこへ向かって突き進む。
興味があるものを掴み取り舐め回しす。

今まで思うように動けなかったストレスから解放されたかのように、よく笑うようになってきた。きっと、ハルトの人生に初めての自由がもたらされた時だったのかもしれない。楽しそうに笑う自分の息子を見ていると幸せな気持ちが込み上げてくる。

つかまり立ち

2018年12月 生後約7ヶ月

俺の感覚では、ずり這いからハイハイが始まって、自分で座れるようになって、そして掴まり立ちを始めるのだろうと勝手に想像していた。でも、違かった。

自由に動き回れるようになったハルトはテーブルとかを掴み、立ち上がろうとし始めた。
いったん、つかまり立ちを始めると朝、起きた瞬間から立つ練習を始め、一日中、すきあらば立ち上がろうともがいていた。

おい、おい、おい、まだ、それはちょっと早いんじゃないのかい？
そう思っていたのもつかの間、ハルトはあっと言うまにつかまり立ちをするようになってしまった。

ハイハイも座る事も全部すっ飛ばして、彼は立ち上がった。

うちの子は、母乳100%で育ててきたからか、随分とスリムな体系をしている。多分、体が軽いのだろう。身軽なせいか、一度、つかまり立ちが出来るようになるとあっという間につかまり立ちをマスターした。

最初はフラフラしながら立っていたのだが、一旦つかまり立ちをマスターすると、すくっと立つその動作に無駄がない。とても美しい動きだ。

一度、立ち始めたら伝い歩きをすぐに始めた。
興味があるものを見つけたら、すぐにそれを取りに行く。

8ヶ月目の今では、俺の肩を片手で掴んで、すくっと立ち上がるまでに成長した。

家の中のセーフティエリアがどんどん減っていく。
親としては超やっかいだし、超大変だ。

それでも、そんな事よりも我が子の成長の方がはるかに楽しいし、嬉しい。

いつの間にか俺は、自分の子供の成長が楽しみになっていた。
あれだけめんどくさいな、どうしようと思っていた育児も楽くなってきた。
どっかに勤めに出ようかと悩んでいた日々が嘘のようだ。

育児のメインはまりちゃんがやってくれているわけだから、俺はただ単に美味しい事取りをしているにすぎない。それでも子供が生まれた時から半年くらいたって、俺の気持ちはだいぶ変わってきた。

子供の成長を見守る事がどれだけ楽しい事かわかるようになってきた。
自分に向けられる子供の笑顔が可愛くて、可愛くて仕方がない。

まさに無敵の可愛さだ。

しかし、今なお、泣き出すと急にめんどくさくなる。
俺がいくらあやしても泣き止まない。