日本にいると価値観が洗脳されていく
公開日:
旅のコラム
これは、長旅から帰国した直後に感じた事なんだけど、
「日本にいると、自分の価値観がおかしくなる」って思ったんだ。
毎日、毎日、物凄い量の情報が、シャワーのように浴びせられる。
TVからは、ひたすら物を買え!金持ち素晴らしい!悪い奴をぶっ叩け!
恋愛、仕事、勉強、健康、お金、とコンプレックスを刺激する。
人と違うことをするな、普通が一番。知らず知らずに受け取るメッセージ。
電車に乗ればクソみたいなゴシップ記事にダイエットの広告、英語に転職と、情報の波が押し寄せる。毎日、毎日、そんなものに囲まれていたら、知らないうちに誰かに都合の良い価値観を勝手に刷り込まれてしまう。
キャッチーなコピーで人の心を煽りたてる。
物欲やコンプレックスを刺激する。
旅をしているときは、物欲なんてほとんどなかったのに、デパートや電気屋さんに行くと急に欲しいものだらけになってしまう。あれも欲しい、これも欲しい、あれ?本当にそんな物が欲しかったっけ?
物を買って得られる満足感なんてほとんどは一瞬。
そのお金を作るために人生を削る。
なんか馬鹿らしく無い?
東京にいるとお金を使う事が最高の幸せだと勘違いさせられそうになる。
そんな物、目の前になければ欲しいとも思わないはずなのに。
最近は、TVも全く見ないし、電車もあまり乗らないので平気だが、日本の洗脳はマジでやばい。
知らないうちに、色々な価値観を勝手に植えつけられている。
もちろん、海外はそんな事が無いとか言いたい訳じゃ無い。でも、海外にいると大抵の言語は理解できないし、日本語以外で唯一、理解できる英語にしたって広告が勝手に脳に染み込んでくるほど達者な訳じゃ無い。だから旅をしていた時は、思考がめちゃくちゃシンプルだったんだ。
しかし、日本語は別だ。情報がダイレクトに脳にやってくる。久しぶりに日本に帰ってきたとき、あまりにも情報が多すぎて気持ち悪さを感じたくらいだ。これは、ずっと日本にいると当たり前すぎて全然気にならない。
ネットを見ていても言論統制でもされているんじゃ無いか?って言うくらいに一方的な意見が目立つ。まるでワイドショーのように誰かぶっ叩いていい奴を見つけて、偉そうなコメンテーターたちが袋叩きにするその様だ。
きっと、みんな、頭がおかしくなっているんだ。
俺もふと気がつくと、頭がおかしくなっている。
知らず、知らずのうちに刷り込まれているからこそ恐ろしい。
でも、いったん気がついちゃえば自分で意識的にリセットできるようになる。
情報を意識的にシャットアウトする時間を作った方がいい。
何も無いど田舎に行くとか、キャンプに行くとか、海外旅行に行くとか。
できれば数日、可能なら数週間。
キャンプとかしている時に感じる物欲なんてキャンプ用品くらいな物でしょ?
クソみたいな洗脳から目覚めると、本当に必要なものだけしか残らない。
たまに価値観をリセットしないとシンプルに生きられない、資本家どもに踊らされる。
俺は、他人が作ったクソみたいな価値観に従って生きる必要なんて無いと思うんだよね。
マザー・テレサの名言にこんなものがある。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
俺はこれにこう付け加えたい
(入ってくる)
情報に気をつけなさい、それはいつか思考になるから。
俺はいつでもシンプルな自分の欲求に従って生きていたい。
たまに欲塗れになっちゃうけれども、俺にとってもっとも大切な事は『楽しい時間』、これに尽きるぜ!
公開日:
:
最終更新日:2019/01/29
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Comment
ハーレーは自由とアメリカの象徴である乗り物を所有しているという以外は必要最低限の価値観レベルにとどまるが
『自由で楽しい』の定義の中には
大概の物はなんでも買えるっていう
経済的自由も入るんじゃない?
他人の作ったクソみたいな価値観に洗脳され
従ってる連中が大多数だから
こんにちそこそこの日本での生活なんじゃね?
>『自由で楽しい』の定義の中には
>大概の物はなんでも買えるっていう
>経済的自由も入るんじゃない?
そうだよねー
マジでお金は大切!
俺的には、旅しててお金に困らなければとりあえず幸せかな
持ってるにこした事ないけど