帰国、ロサンゼルスでフラッシュバックした俺の20年
2017年2月28日〜3月2日
28日の早朝、事前に頼んでおいたタクシーがお宿桜子まで迎えにきてくれた。料金は50ソル(約1750円)
流れ行くリマの街並を眺めながら、いよいよ俺たちの旅もいったん終わりだななんて思ったけれども特に寂しさは感じなかった。かと言って、早く日本に帰りたいとも思わないし、日本が恋しい訳でもない。ただ、いつものように、淡々と次の目的地、日本へと向かう感じだ。
思い返せば何度か日本に一時帰国しているけれども、特別な感情を抱いた事は無い。もっとも『帰るぜー!』って言う気持ちが盛り上がったのはエチオピアからバンコクに帰る時だった。日本じゃなくてバンコクなのだけれども、あの時はバンコクの時点で、帰ってきたぜー!って最高に思いすぎちゃって日本に帰国した時には、何も感じなかったな。
今回もそうだった、経由地のロサンゼルス空港に着くまでは。
ロサンゼルス空港では、せめてもの思い出作りに食べたパンダエクスプレスと言うチャイニーズファーストフード。20年前によく食べていたな〜
ロサンゼルスで思い出した俺の20年
俺たちの乗った飛行機はリマ発のメキシコシティ、ロサンゼルス経由の羽田行き。移動時間は合計30時間近くにもなり、28日の早朝にリマの宿を出て、羽田に着くのがなんと現地時間3月2日の早朝と言う丸2日コース。リマと東京の時差は14時間、引き延ばされていた時間は一気に圧縮され、俺たちのカレンダーからほぼ丸一日を消し去った。
本当はロスなんて寄らないでメキシコから日本に直行しくれよとか思ったのだけれども丁度、この辺りの日付で安くて良さそうな飛行機はこれしか無かった。また、最終目的地が羽田と言うものポイントが高い、何せ成田からだと遠い上に電車代もかさむ。それでも、一人、片道11万円も掛かったけどね。
中南米は距離的に遠いと言う事もあるけれども飛行機代がかなり掛かるのが厳しい。今回、行きはグアテマラまで約12万円、帰りはリマから約11万円、二人会わせて往復で50万円近く掛かった事になる。片道の航空券が高いのはマジで勘弁して欲しい。
そんな感じの超ハードな移動だったのだけれどもメキシコシティからロサンゼルスまでの飛行機はエアロメヒコで、機内で見られる映画も久し振りに日本語吹き替えありだった。おかげで快適な時間を過ごす事が出来た。俺の見た映画は『ウォー・ドッグス』と『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』。
俺の大好きな映画「ハングオーバー」の監督、トッド・フィリップスの新作『ウォー・ドッグス』は文句無しに面白い映画だったのでマジでオススメするんだけれども『インデペンデンス・デイ』の方はCGが凄いだけの酷い駄作だったね。で、ちょいちょい20年前の1996年の事が出てくるんだけれどもまぁほとんど覚えていない訳よ。主役級にかっこ良かった大統領がいたのは覚えているんだけど誰だかはわからん状態。あの時に主役だったウィルスミスは出ていないしね。
ただ、この20年前(2016年の映画なので映画の中では20年前)の1996年ってのは、俺が初めて、世界を旅してまわる為に、ロサンゼルスに短期留学した年だったんだよね。俺は、この年の7月4日の独立記念日にロスの映画館でインデペンデンス・デイを見ているのである意味、特別な思い入れのある映画だったんだ。
だから全然覚えていな登場人物たちが20年の月日がたってどうのこうの言っているのを見ながら俺の20年がフラッシュバックしたと言うかなんと言うか。色々な物がこみ上げて来た頃に窓を見るとロサンゼルスの街明かりがキラキラと輝いている。それを眺めながら俺は、20年前に夢とか希望とかに溢れながらロスに来たんだな〜って思い出したんだ。で、あの頃に、こうやって世界中を旅してまわるんだって思っていた事をやり遂げて、偶然にもこのタイミングでロスに戻ってきた。
いや、俺はこう言うのは偶然だと思わないたちなんだよね
運命的と言うか、なるべくしてなったと言うか。
だってそうでしょ?
20年も前にスタート地点として選んだ場所に、寄るつもりも無いのに偶然にも飛行機の都合で、最後の最後に寄る事になるなんて何か特別な力が働いているとしか思えない。
おお!俺ってすげー!(何が凄いのかはわからないけど)
なんつーか、選ばれし者みたいな感じでテンションが上がる。
この20年、色々あったな〜とか、遠回りしちゃったなとか、でも、このタイミングだったからこそ、大好きな妻、まりちゃんと一緒に世界中を旅で来たんだなとか。ま、結果オーライでしょみたいな。
誰の為でもなく、ただ、ただ、自分たちの純粋なる欲求の為だけにやっていたこの旅が、何かに祝福された気がした。
で、20年前の自分と比べたらやりたいと思った事は一通り思いっきりやれたし、あの頃に比べれば英語だって喋れるし、まぁ満足なのだけれども、当時、世界を旅する前に映画が字幕無しで見れるレベルまでの英語を学びたいと思ったあの気持ちってまだ中途半端なまんまだったな〜って。(ちなみにあの頃の俺の英語力は、酷いもので今のスペイン語の語学力より以下かもしれない)
俺はこう言う出来事を偶然だとは捉えない。むしろ天啓だと信じている。
天は俺に英語を学べと?
何で俺がこう言う物の考え方や捉え方をするのかと言う事は、下記の記事に書いてある。
そんな訳で、帰国してからは毎日、これで英語を勉強している。
あと、復習用のCDもマストで必要
基本用ってCDもあるけれど、俺は、復習用のCDだけでいいかなって思う。
メキシコの安宿で出会った友達が進めてくれた本なのだけれどもメチャクチャいい。何が良いってこれ読んでいて、わからないことばっかりだから、つまり、今まで俺がわからないなって思う単語や熟語などの表現が詰まっている本なので、これを丸暗記しちゃえば相当レベルアップ出来ると確信している。
はっきり言ってゼロからスペイン語を覚えるより、知っている単語のいっぱいある英語のこの本を一冊覚えるなんて余裕だよ。
20年前に留学したり、自分のやりたい事を始めた20年間について書いた記事。
これ、旅に出る前に書いた記事なんでこの記事と合わせて読んでくれたら嬉しいな
最後に、20年前にアメリカで流行っていた思い出の名曲
The Fugees の Killing Me Softly
今でも、この曲を聞くと20年前に同じ学校だったアメリカンの友達との別れパーティを思い出すぜ
次回からは、書ききれなかったメキシコ編の記事とネットが無くて書けなかったキューバ編を書こうと思ってる。
帰国後、ラジオに出演!
帰国後、KBJのネットレディオ『KBJ’s Radio Heaven Vol.75』に呼んでもらいました。
【配信はこちらから】
・ seesaa blog
http://radioheaven.seesaa.net/article/447842071.html
・Mixcloud
https://www.mixcloud.com/…/kbjs-radio-heaven-vol75世界遺産ハンター…/
・Podcastの登録はこちらから!
https://itunes.apple.com/…/p…/kbjs-radio-heaven/id901754199…
久々にあった旧友との収録はとても楽しくて、ラジオの内容も凄く楽しいものになったので是非、聞いてみてね!
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