旅すると人生変わる? | Young Age 最終回

公開日: ヤングエイジ 旅のコラム

旅すると人生変わる?

今まで世界遺産ハンター Young Age 全37回を読んでくれて本当にありがとう!
今回は最終回という事でこの旅が俺の人生にどんな影響を与えたのか書きたい思う。

この旅から実に17年もの月日が流れているので実際に、俺の人生がどう変わったのかある程度の結果は出ている。

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サハラ砂漠 モロッコ

旅が人生に与える影響

ちょっと前に
『旅で人生が変わったとか言う人は中身がゼロなのです』
とか言って煽ってた人がいた。

煽り方はともかく、言っている内容はそんなに間違っちゃいない気がした。

確かにちょっと旅に出たくらいで人生かんがガラッと変わるなんてあんまり無いような気がする。
そこまで変わったんなら某氏が言うように中身があんまりなかったのかもしれない。

でも、俺の考えだと人間って常にちょっとづつ変わっていくんだよね、旅をしてようとしてまいと。

旅に出ると毎日が非日常な訳で外界からの刺激が必然的に多くなる。
だから色々な事を知って、色々な経験をして、色々な事を考えて、人生観とかそう言ったもの全てがちょっとづつ変わっていくんじゃ無いのかな?

逆に全然変わらないって人は一体、何をしてたんだろうね?

俺の場合はだけれどもこの旅で心の底から満足したんだ。
俺の人生はこれだ!って思った。

でも旅に行く資金集めて、仕事やめて旅立って、また仕事探してって言うサイクルは流石にキツイなって思ったんだ。
それにもう携帯電話なんか売りたくなかったんだ。

だから手に職を付けようと思ってウェブデザイナーを目指したんだ。
ある程度の技術をつけたら独立とかも出来るだろうと思ったし、パソコンさえあれば何処でも仕事が出来る。
将来的には海外だろうと旅中だろうと仕事が出来る時代が来るんじゃ無いか?って思ったんだ。

あれから17年、実際にその通りの時代になった。
今じゃパソコン一台あれば何処でも仕事が出来る。

気がつけばあの旅から帰った後に成りたかった自分になっていた。
でも、実際にそうなったらそうなったで今の自分に満足しているのだけれども
俺はもっとやれるだろとか、もっとお金が欲しいとか、色々な欲が出ちゃうんだよね。

ウユニ塩湖のデイ・ツアー

俺にとっての旅

俺にとっての旅って言うのはもちろん、最高の遊びなんだけれども
人生のリセットだったり、現実逃避だったりと言う逃げの感情が強かったかもしれない。

不満足な現状をぶっ壊して、シカトして、全てを投げ出して
パーッと遊びに行く

みたいな、まぁ俗に言うどうしょうもないやつ?

基本的に旅人なんてアウトローで日本社会に馴染めない脱落者ばっかりだと思っている。
実際、24歳の俺は日本社会に馴染めず、上手くやれず、くすぶっていた。

当時の俺は「このクソみたいな人生から逃げ出す為に旅に出た。」と日記に書いていた。

だから皮肉なことに今みたいにストレスフリーで、家とかカフェとかで好き勝手に仕事していると旅に出たい!って言う強烈な渇望が湧いてこない。サラリーマンとかやっていた時は、たまにどうしようもないくらいの渇望に襲われた。だけど、いざ、いつでも好きな時に旅に出ていいよみたいな状態になるとわざわざ飛行機代払ってまで行きたいとあんまり思わなくなってきてしまったのだ。

実際、数週間前の事だけれども妻が子供を連れて実家に十日くらい帰省していたんだ。
その時、俺は完全にフリーで行きたければ何処でも好き勝手に行けたんだけれども航空券を取る時になんか面倒くなってやめちゃったんだ。

ちょっと旅をする為の10万や20万くらいの資金的な余裕はあるけれども、それにそれだけ使いたいか?って考えたら新しいMacが欲しいなとかそんな感じの事を思ってしまった。昔の俺だったらマジでありえない事だけれども、ついこないだまでに2年も旅していたから旅に出たいって言う欲があんまり無いのかもしれない。

今はそんな感じだけれども、今度は子供を連れて旅したいなって思っている。
はっきりいって子連れの旅って二人旅より大分ハードルが上がるけれど、俺たちの旅もレベルアップと言う事でチャレンジしたいかな。

イミット・ゴーゴーの山頂

旅で得るもの

旅していれば色々得るものがある。
友達だったり、知識だったり経験だったり。

だけど俺的にオススメなのは世界が身近に感じられるようになる事。

例えば映画を見ている時とか、あ、この場所知ってるとかいった事あるってなったら嬉しいよね
その場所の雰囲気もわかるし懐かしさもあってより映画を楽しめるようになる。

ニュースとか見ていても知っている場所の事だったら興味が湧くし、知らない場所より身近に感じる。

もうひとつは自分の中の比較や表現の幅が広がる事。

例えばメキシコのテオティワカン遺跡にある太陽のピラミッドはマジでデカかったんだけれどもエジプトのギザのピラミッドの方が高くて精密だったよなとか
エジプトのカイロはクソ汚いカオスな街だけど牛のフンがそこら中に落ちてないだけインドよりはマシかなとか
東南アジアやオセアニアの海もやばいくらいに綺麗なところはいっぱいあるけれどもやっぱりカリブ海は別格だみたいな事や

例えばバンコクからバリまでの距離を検索すると車で約4200km
なるほど、確かオーストラリアをレンタカーで旅した時、ケアンズからメルボルンまでの22日間の総走行距離は4839kmだったな
みたいなスケール感で比較が出来るようになる。

ちなみにGoogleで札幌から沖縄まで検索したら約3000kmだった。

沢木耕太郎が陸路でデリーからイギリスまで旅をしたのは地球の大きさを測る尺度みたいなものが欲しかったと言っていたけれども陸路で旅をするとある程度の距離感ってものがなんとなく身につく気がする。

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デリー

最後に

この旅は最高の旅だった。
最高に楽しかったし、最高にエキサイティングだった。

俺はもともと旅に出たかった人だからこの旅を経て、今後の生き方も大分変わったけれども、この旅に出たから変わったと言うより元々、そう言う風に生きたかったのだと思う。だから旅に出て人生が変わったと言うよりは旅って楽しそうだなって言う気持ちが旅は楽しいって言う核心に変わっただけだと思う。

だから人生を変えるために旅に出るとかそう言うのは正直なところピンと来ない。
でも、俺みたいにすごく旅に憧れて旅に出て、それでこれだ!って思って人生が変わった人なら結構いるんじゃないかな? 知らんけど

俺はこの旅のあと、ちょいちょい東南アジアなんか旅しながらいつの間にか社会に飲み込まれてサラリーマンになっていた。
ロストジェネレーションとか言われる俺の世代で大学も行ってない俺がピュアホワイトな会社のサラリーマンなんてとてもラッキーな事だけれども、それでもずっと旅に出なかった事を悶々と後悔していた。

2015年に仕事を辞めて旅たつ時に書いた記事
自分のやりたい事 | 旅立ち編

結局、せっかく入った会社も辞めちゃって2015年にまた旅に出るわけだけれども、好きなだけ、飽きるまで旅して得たものは自分の人生への満足感だった。
もし、この満足感がなかったら、死ぬ時に必ず、なんで俺は旅に出なかったのだろうと後悔したはずだ。

今だってまだ死にたくはないけれども、少なくともなんで旅に出なかったんだと言うような後悔はしないで済む。

自分の人生を生きたんだ!
自分のやりたい事をやったんだと言う満足感

これでようやく、俺は次のステージに進むことが出来る。
次のステージが一体なんなのかはまだわからないけれど。

世界遺産ハンター Young Age 全37回 + 最終回を読んでくれて本当にありがとう。
次回はヤングエイジで一緒にバリを旅したスィゲにお願いして特別にスィゲの視点から見たバリ島を書いてもらったので掲載します。

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公開日: : 最終更新日:2018/11/30 ヤングエイジ 旅のコラム

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