オーロラ撮影の方法 | 実際にオーロラ撮影をしてわかった事、失敗した事など

オーロラ撮影の方法

先日、カナダのホワイトホースへオーロラを見に行って来た。初めてのオーロラ撮影の為、色々失敗したり、なかなかいい写真が撮れなかったりと苦労をしたが3日間のオーロラ撮影を終えて段々うまく写真が撮れるようになってきたり、素晴らしいオーロラを鑑賞出来たりしてとても素晴らしい人生の1ページを刻む事が出来た。

上の写真はオーロラがかなり強かった為に、ほぼ満月の月と一緒にオーロラを撮る事が出来た。



オーロラ撮影の基本設定

ピントの合わせ方
まず、ピントの合わせ方は焦点距離を無限遠にする。可能であれば明るい内か部屋の中でオートフォーカスで遠くに焦点を合わせ、焦点距離を無限遠にする。無限遠にした後はフォーカスをマニュアルに切り替えマスキングテープなどを2、3カ所にはりフォーカスを固定する。

フォーカスを固定しないと向きを変えて写真を撮ったりしている際に知らず知らずのうちにフォーカスがずれてしまう。今回の撮影でフォーカスが知らない間にずれてしまってぼけてしまった写真が沢山ある。この失敗を繰り返さない為に次回は必ずフォーカスを固定しようと思った。

また、フォーカスがずれてしまった場合、月が出ているようであればオートフォーカスで月に焦点を合わせてからフォーカスをマニュアルに切り替えて固定すると良い。

テープはレンズに糊の後を残したく無いのできれいに剥がせるスコッチのメンディングテープがおすすめ。安いので次回、これだけは必ず持っていきたいと思った。

今回のオーロラ撮影で一番失敗したのがピンボケだったので次回は気をつけたい。

ピンぼけしてしまったオーロラの写真

凄いオーロラが現れて興奮しながら撮影をしていたらいつの間にかフォーカスがずれてしまっていてピンぼけしてしまったオーロラの写真。オーロラが凄く良いだけに残念。

ISOの設定とシャッタースピード
オーロラを撮影する上でもっとも気にしたのがISOの設定とシャッタースピードだった。レンズがF3.5の場合、オーロラが激しく動いているときは多少ノイズが入ろうとISO3200にしてシャッタースピードを1秒〜2秒くらいにしないとオーロラがぼやけてしまう。オーロラが強く動きもそこまで早く無ければISO1600で10秒近くシャッターを開けている方が奇麗に写る。個人的にはISOのノイズが好きではないのでISO800でシャッタースピードを20秒に設定した写真が明るくてノイズも無く奇麗だと思った。ただし、どうしてもオーロラ自体はぼやけ気味になる。

今回、撮影したカメラはPENTAXのK-5 II
使用したレンズはDA18-135mmF3.5-5.6ED

使用するカメラやレンズによっても変わってくると思うので設定は現地で最終調整するしかない。難しいのはいつ、最高のオーロラが現れるのか誰にもわからないので、設定中に最高のオーロラが現れるかもしれない。

今回の撮影で俺が一番奇麗に撮れて気に入った設定はISO800でシャッタースピード20秒。撮影がうまくなってくればもっと短い時間でも奇麗に撮れるようになるかもしれない。

シャッタースピードの大まかな目安
ISO1600でF1.4のレンズなら約2.5秒、F2.8のレンズだと約5秒、F3.5のレンズなら約6秒、F4のレンズで約7秒、それ以上の場合10秒位か10秒以上。
ISO800の場合、上記の秒数の2倍位の時間。また、ISO3200にすれば上記の半分くらいの秒数。カメラやレンズによっても違うので現地でこの目安を元に調整するのが良い。

ホワイトバランス
ホワイトバランスは通常はオートで問題なかった。ただし街の明かりなどに左右される事もあるので実際は現地で調整するしかない。実際よりも派手すぎる蛍光色を帯びた緑に写ってしまう場合は(4000Kくらい)に設定するといいらしい。

レンズ選び
基本的にレンズは明るければ明るいほどシャッタースピードを速められるので有利だと思う。今回は18mmF3.5のレンズでオーロラの写真を撮ったのだが欲を言えばもっと広角のレンズが欲しかった。個人的にはレンズの明るさよりも広角レンズの方が欲しいと思った。もちろん、広角で明るいレンズがもっとも欲しい。

オーロラツアー

上の写真はF3.5、18mmのレンズでISO800、シャッタースピード20秒。明るさやコントラストは若干補正済。

レリーズの有無

あれば便利だと思う。ただし、極寒の季節だとレリーズのケーブルが凍ってしまって壊れてしまう事も多いいらしい。今回はレリーズは持って行かなかったので全てセルフタイマー2秒で撮影した。セルフタイマーでも特に問題は無かったが余裕があればレリーズもあるにこした事は無いと思う。

極寒に耐えられるSDカード

SDカードは写真データを保存してくれるもっとも大事な付属品の一つ。ちょっと高いけれども過酷な環境でも確実に作動してくれ、愛用しているプロの写真家も多いい信頼性あるSDカード、サンディスクのエクストリームプロ。お金に余裕があれば購入しておきたい。

カメラの保温対策
今回のオーロラ撮影では一番寒い日で-15度程度だったので特に問題は無かったのだが極寒の季節にオーロラ撮影をする場合は以下の事を気をつけた方が良い。
カメラはバッテリーさえ暖めておけば動作するので予備バッテリーはポケット等に入れて暖めておく。ホッカイロ等があればなお便利。
予備のバッテリーは必ず持って行った方が良い。

オーロラ撮影で注意する事

マイナス20度とか30度の世界でカメラを使った後、いきなり暖かい室内にカメラを入れるとレンズが曇りカメラ本体に水滴がついてしまうのでそれなりのケアが必要だ。
まず、撮影後に外でジップロックにカメラ本体を入れて密封し、それをカメラバックにしまってから室内に入れる。その後、数時間経って室内の気温に慣れた頃に取り出すと言う事が重要。ちなみに今回の撮影で外気温が-5度程度だったのだが室内に入れた瞬間にレンズが曇ってしまった。

オーロラ撮影をしている様子

上の写真は実際にオーロラを撮影している様子。

実際にオーロラを撮影する際に

腕に自信があれば好きにしてもらえばいいと思うが俺のような素人がオーロラを撮影する場合、オーロラだけの写真を撮るより、周りの景色や建造物等を入れた方がそれっぽくなる。自分の場合、山などをフレームの片隅に入れて撮影した。

強いオーロラが出ている時はいいが弱くて肉眼であまり見えないオーロラの際はISOを800程度にしてシャッタースピードを20秒か30秒にすると何となく奇麗な写真になる事が多かった。

オーロラは急に現れたりする事もあるのでオーロラ撮影地に着いたらオーロラが出ていなくともあらかじめ三脚にカメラをセットして準備万端にしておいた方が良い。

オーロラ撮影地はオーロラを鑑賞する為に当然暗いのでヘッドライトがあると便利だと思った。オーロラガイドの人たちはヘッドライトを皆持っていた。
ヘッドライトは少し高いけど登山用の信頼出来るPETZL(ペツル) ティカプラスがおすすめ。このヘッドライトはリチウム電池が使用可能の為に寒冷地でも使う事が出来る。

オーロラの写真

上の写真はF3.5、18mmのレンズでISO800、シャッタースピード15秒。明るさやコントラストは若干補正済。

オーロラとは

オーロラとは100km以上の上空で起きる放電現象だと言われていて、現在の科学でもまだ100%は解明されていない自然現象。太陽風が地球の磁気圏にとらえられ、大気中の原子・分子(酸素や窒素)の電子と衝突し、このときに発せられる光の事をオーロラと言う。

一般的なオーロラツアーの予算

オーロラを見る為にまず必要なのは5日以上の休みと一人20万円〜30万円と言う金額。場所は北米のアラスカ、フェアバンクやカナダのイエローナイフやホワイトホースが有名でもっともオーロラを見られる確率が高いと言われている。時期的には秋から春までの期間で夏は白夜に近くなるので見る事が難しくなってくる。

今回、俺が行ったのはカナダのホワイトホース。運良くかなり素敵なオーロラを見る事が出来た上にオーロラ爆発まで見る事が出来た。オーロラガイドの人の話によると、いいオーロラが見られるかどうかは結局、運次第。

オーロラが見られる時期

真冬の極寒の中でしか見るイメージが強いが白夜になる夏以外であればオーロラは見る事が出来る。俺は今年の四月に見に行ったのだがあまり寒く無く意外と快適だった。秋のカナダはアクティビティーも充実していて面白そうなので次回は秋のオーロラを撮影したいと思う。
意外と大事な要素として月。満月の場合、月の光が強過ぎてオーロラが見えづらいので新月に行く方が無難。自分の場合、ほぼ満月だったのだが運良くオーロラの光が強く奇麗に見る事が出来た。満月の場合、オーロラが見えづらいと言うマイナス要素もあるが運良くオーロラが強かった場合、満月とオーロラを見られたり明るい景色でのオーロラ撮影が出来るので満月のオーロラも素敵だった。

オーロラ撮影した時の記事と写真

オーロラ撮影1日目 生まれて初めて見たオーロラ
オーロラ撮影2日目 オーロラ爆発を見た(写真付き)
オーロラ撮影3日目 オーロラ撮影に慣れて来た

オーロラツアーの記事一覧

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公開日: : 最終更新日:2016/09/16 オーロラの旅 カナダ

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  1. […] も?ということで今から楽しみにしています。 今週から慌てて準備をしているので、まずは自分のメモ代わりにまとめてみました。 ⇒オーロラ撮影で注意すること(世界遺産ハンター.com) […]

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