初めてオーロラを撮影する為の予備知識
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オーロラの旅

明日からカナダのホワイトースに行ってくる。目的は勿論、オーロラ鑑賞。そしてオーロラを写真に収める事。オーロラの撮影は初めてなので、どう撮影すればいいのかが全くわからない。そこでインターネットを駆使してオーロラ撮影について勉強をしたのでここにまとめておく。
オーロラの撮影
オーロラ撮影は暗い場所で動くオーロラを撮影るすと言う、とても難しそうな状況だ。被写体をぶれずに撮影する為にはシャッタースピードを上げる必要があるのだが夜なので暗い為にある程度シャッターを開けっ放しに(シャッタースピードを遅く)しないと撮影出来ないと言う矛盾に悩む。
ピントの合わせ方
ピントは星が鮮明な明るい一点として合わせると良い。明るい時間帯は遠くの景色にピントを合わせておくと良い。星にピントを合わせられない場合はマニュアル設定にして、焦点距離を無限遠にすると良い。
ISOの設定
オーロラを撮影するカメラの性能にもよるが大体ISO1600~6400位に設定してシャッタースピードを調整して撮ると良い。俺のカメラ、PENTAXのK5だと大体ISO3200位までならあまりノイズも入らずに奇麗に撮れそうだ。後は現地で試してみるしかない。
シャッタースピード
目安としてはISO1600でF1.4のレンズなら約2.5秒、F2.8のレンズだと約5秒、F3.5のレンズなら約6秒、F4のレンズで約7秒、それ以上の場合10秒位か10秒以上。
ISO800の場合、上記の秒数の2倍位の時間が大まかな目安とされている。また、ISO3200にすれば上記の半分くらいの秒数で良さそうだ。
これはあくまで目安なので現地で撮影した後、反省点と実際はどうだったのかおってレポする事にする。
ホワイトバランス
ホワイトバランスは通常、オートで問題なさそうだ。ただし街の明かりなどに左右される事もあるので実際は現地で調整するしかなさそうだ。
実際よりも派手すぎる蛍光色を帯びた緑に写ってしまう場合は(4000Kくらい)に設定するといいらしい。
カメラの保温対策
カメラはバッテリーさえ暖めておけば動作するので予備バッテリーはポケット等に入れて暖めておく。ホッカイロ等があればなお便利。
不測の事態に備えて予備のバッテリーは持って行った方が良い。
一般的にはオーロラだけの写真を撮るより、周りの景色や建造物等を入れた方がそれっぽくなるらしいので素人の俺はそれに習う事にする。
オーロラを撮影する用のカメラ
ある程度しっかりとしたオーロラの場合、普通のコンパクトタイプのデジタルカメラで撮っても写るらしいが、やはりシャッタースピードを調整出来ないタイプだとあまり良く撮れない。
また、コンパクトカメラで撮ったオーロラの写真は感度の上げ過ぎでノイズが入る事が多いい。やはりオーロラを撮影するのであれば一眼レフのカメラがおすすめだ。
俺はPENTAXの『K-5Ⅱ』と言う一眼レフのカメラに『防滴構造 DA18-135mmF3.5-5.6ED』のレンズでオーロラに挑む事にする。このカメラのいい所は防塵防滴構造でフィールドカメラとしては最高に優れた一品であると言う事。
砂や水をぶっかけても全然大丈夫、超タフなペンタックスのカメラの性能がわかる動画
俺はこの動画を見てこのカメラに惚れ込んだ。勿論、この動画を真似しようとか検証しよう等とは絶対に思わないが。このカメラは既に型落ちなのでアマゾンで大分安くなっていて今だとK-5Ⅱと防滴構造 DA18-135mmF3.5-5.6EDのレンズがセットで89000円位。レンズだけでも4万5千円位するのでかなりお買い得だ。
このカメラの最新版『PENTAX デジタル一眼レフカメラ K-3』と言う上位版が出ているのでお金に余裕があればK-3の方が断然良い。ちなみにこちらはアマゾンで本体が約11万円、レンズキットで約15万円。
防滴構造 DA18-135mmF3.5-5.6EDのレンズはアマゾンで約4万5千円
本当は広角レンズが欲しかったのだが予算が間に合わなかった為、今回はあきらめて18-135mmのレンズで我慢する事に。
オーロラ撮影の後のカメラのケア
マイナス20度とか30度の世界でカメラを使った後、いきなり暖かい室内にカメラを入れるとレンズが曇りカメラ本体に水滴がついてしまうのでそれなりのケアが必要だ。
まず、撮影後に外でジップロックにカメラ本体を入れて密封し、それをカメラバックにしまってから室内に入れる。その後、数時間経って室内の気温に慣れた頃に取り出すと言う事が重要だ。(ネットで調べた事の受け売りなんだけど)
また、レンズキャップをしないままでカメラを屋内に持ち込むとレンズの表面が瞬時に凍って、しばらく撮影出来なくなってしまうので必ず気をつけたい。
オーロラ撮影に持って行った方が良い付属アイテム
三脚
マストアイテムこれが無いと始まらない。
予備のバッテリー
寒冷地ではバッテリーの消費が激しくすぐに無くなるらしいので予備のバッテリーはあった方が良い。
予備のSDカード
寒冷地ではSDカードがうまく動作しない事があるらしいので予備を持って行った方が良い。
ジップロック
撮影後、室内に入れる時に曇って水滴が出てしまうのを防止する為に必要。
ホッカイロ
バッテリーを暖めるのにあった方が良い。
手元を照らす小さなライト
あると色々便利。
タオル
カメラに雪や水滴が付着した時に必要。
撮影を終えて無事に帰国したらオーロラ撮影についてまた、まとめてみようと思う。
——–
追記
——–
実際にオーロラを観に行って来て撮影をしてみてオーロラ撮影に関して新しく記事を書いた。
オーロラ撮影を実際にしてみてわかった事や失敗した事
公開日:
:
最終更新日:2014/04/28
オーロラの旅
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[…] 運が良かったら、オーロラも見られるかも?ということで今から楽しみにしています。 今週から慌てて準備をしているので、まずは自分のメモ代わりにまとめてみました。 ⇒オーロラ撮影で注意すること(世界遺産ハンター.com) ⇒初めてオーロラを撮影する為の予備知識(世界遺産ハンター.com) […]