『孤独のグルメ』東中野のアフガニスタン、パキスタン料理のパオ・キャラヴァンサライ

最近、妻がNetflixで『孤独のグルメ』にハマっている。
ふと見ると俺たちの住む町、東中野のアフガニスタン、パキスタン料理『パオ・キャラヴァンサライ』の回だった。

実は、俺たちが東中野に住み始めた2013年頃に『孤独のグルメ』のロケに来ている松重豊さん御一行を見かけた事がある。あの時に撮影していた映像がこれかと妙に懐かしい気分になって、俺も一緒に見入ってしまった。

アフガニスタン、パキスタン料理と言われても、ピンと来ないがようはイスラム圏の中東料理だ。パキスタンは元々インドだったのでイスラム圏の料理と言っても西側の中央アジアよりだろう。マリちゃんは中央アジアの漫画『乙嫁語り』が大好きなのでこのお店の料理にも興味津々だ。このお店でも乙嫁語りに出てきそうな料理を食べる事ができる。

子供が生まれてからは外食もめっきり行かなくなっていたので、たまには家族サービスでもするかと思って『パオ・キャラヴァンサライ』に行くことにした。アフガニスタンと言えばソ連との紛争に内戦、タリバーン。迂闊に旅行できる国では無いので俺たち日本人にはあまり馴染みが無い国だろう。せめて料理だけでも味わいたいと思うが世界遺産ハンターと言うものだ。

中央アジアに興味のある方には漫画『乙嫁語り』がおすすめ。この漫画を女性向けの漫画だと思って見ないのはもったえない。男でも十分に楽しめるおすすめの漫画だ。

東中野のアフガニスタン、パキスタン料理のパオ・キャラヴァンサライ

自分の子供をアフガニスタンに連れて行く気にはなれないけれども、アフガニスタンの雰囲気だけはたっぷりと味わえる店内。

まずは孤独のグルメで五郎さんが味わっていた『カラヒィ（羊）』と『ナン』

羊の肉が柔らかくてとても美味しかった。また、見た目が辛そうだけど全然辛く無い。
また、ナンは全粒粉のパンっぽい味でとても美味しかった。（パンとナンの中間くらいの味だと想像してもらうとわかりやすい）

カバブとコフタ
羊の肉の串焼きで、モロッコやドバイを旅した時によく食べた懐かしい中東の味。
コフタの方は挽肉の肉団子。
俺たちは旅行中に結構な数のバブを食べたけど、ここのカバブとコフタはかなり美味しかった。

ただ一本、350円なのでモロッコを旅していた時みたいにガツガツは食えない。

ラグマン
アフガン流のパスタ風うどんと言った感じかな。
ごま風味の挽肉サラダに麺。

ラムロースのたたき
俺は初めて羊の生肉食ったかもしれない。
これは流石に海外じゃあんまり食いたくないよね、絶対に本場より日本で食べたほうがいい料理。
塩と胡椒の入ったオリーブオイルで食べる。

馬刺しとか好きな奴は好きだとお思うよ。

こんな感じで『孤独のグルメ』で撮影されていたメニューは一通り食べた。
五郎さんはこれ、一人で食ってたけどマジで食いすぎじゃね？
ナンも二枚食ってたし。

俺たちは夫婦二人で五郎さん一人分と大体同じくらい。
これにドリンクを一杯づつ付けて料金は大体6600円。

ちなみにオープンは17時からで、早い時間に行けば空いているので子供を連れて行く事ができる。
また機会があったら行きたいと思う。

最後に世界遺産ハンターらしくアフガニスタンとパキスタンの世界遺産を紹介しておく。
アフガニスタンの世界遺産
パキスタンの世界遺産

『孤独のグルメ Season3』第5話 中野区東中野の羊の鉄鍋とラグマン

主演俳優の松重豊さんが東中野の映画館「ポレポレ東中野」で働く先輩に呼び出され、銀座通りをブラブラして「桜塩ミルクジェラート」なる物をちょっと食べて、いよいよメインのお店であるアフガニスタン、パキスタン料理のパオ・キャラヴァンサライに向かうと言う、いつもながらのあっても無いようなストーリーだ。

そこでお店の雰囲気や無国籍感に感化され、

美味さに理屈はいらない。
俺の口は、世界を股にかける、遊牧民だ。

と言う名言を残す。

俺の中で松重豊さんと言えば主にヤクザ役の名脇役、またはベテラン刑事役と言ったイメージだったのだけれども『孤独のグルメ』では、ただ飯を食って棒読みみたいなセリフが続く。初めてこのドラマを見たときは全然、面白くもなんとも無いこんなドラマがよくシリーズ化して続いているなと思ったもんだ。しかし、最近、マリちゃんが毎日のように見ているのを横目で見ているとなんとも言えないこの雰囲気がクセになる。

あの棒読みのセリフも、一度、慣れてしまうと、これだよ、これ
やっぱり独白は棒読みじゃなくっちゃ

などと思えてしまうから面白い。