ジョジョ展 大阪 | 荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋
2018年12月18日
俺は大阪にやってきた。
ジョジョ展で荒木飛呂彦先生の原画を堪能する為に。
そう、それはまさに黄金体験、ゴールドエクスペリエンスだった!
ジョジョ展 大阪
荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋
住所:〒552-0022 大阪市港区海岸通1-5-10
開館時間:10:00~20:00
料金:大人1600円、大学生1000円、高校生600円
ジョジョ展は、大阪港と言う駅から徒歩10分くらいの場所にある、大阪文化館・天保山で行われていた。
ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!
入場の際に追加料金550円で音声ガイダンスをレンタルする事が出来る。
普段なら音声ガイダンスをレンタルすることなど滅多に無い俺だけど、なんと、この音声ガイダンスは荒木先生自らによるガイドだったのだッ!
これは借りるしか無い!
荒木先生の解説によると、このジョジョ展の看板となる原画を二枚描いて欲しいと依頼されたそうだ。
そこで荒木先生が選んだのは承太郎とディオ。正義と悪。
そして、このジョジョ展大阪のメインポスターはディオ。
月をバックに哲学的に物思いに耽っている構図が印象的だ。
「もしかしたらディオはなんで負けちゃったんだろうな〜とか考えているのかもしれませんね。」(荒木先生談)
このことから考えてもやはり『ジョジョの奇妙な冒険』って言うのはジョースター家とディオの因縁って言うのがメインストーリーなんだなと思った。
その中でも多分、荒木先生、一番のお気に入りは空条承太郎。
シリーズを通してなんだかんだ承太郎が一番出ているし、主役なんだろうなと。
この絵の背景はグラフティアート(壁などに落書きするアート)って言うものを知った荒木先生が背景をグラフティっぽくジョジョに関連のあるビジュアルで仕上げたものだそうだ。流石のセンスだよなぁ〜
原画展の醍醐味はこう言っためちゃくちゃカッコイイ絵の原画が見られること。
印刷物と違って原画は大きいし、荒木先生の筆使いまでしっかりと見ることが出来るから絶対に行く価値はある。
オラオラや無駄無駄ラッシュって描くの大変なのですか?とよく聞かれるそうだけれども、実際にラッシュを描くのはそんなに大変じゃ無いそうで、そのオラオラや無駄無駄に至るまで過程を描ききって最後に勢いで線をズバズバ描きながら音楽もそれに合わせてテンションの高いやつにして描きあげるそうだ。
『だから最後にオラオラとか描くのが凄い楽しみなんですよ、早く来ないかな〜なんて』
『むしろ僕の方がオラオラ言って描いていますね』(荒木先生談)
荒木先生いわくオラオラや無駄無駄ラッシュを描くときは最高のカタルシス!
漫画って印刷されたコミックなどが完成品だけど原画はその何倍もの迫力がある。
まず、サイズが大きい。コミックの何倍もの大きさの紙に書かれているので迫力が全然違うし、細部まで描き込まれた細かい描写にビビるし、何よりも荒木先生の筆使いまで見られるのでコミックでさり気なく読んでいたシーンでも原画で見ると『な、なんじゃこりゃ!』って言うくらいに迫力のある絵だったりする。
荒木先生は30年も漫画を描いているだけあって初期の頃と現在連載中のジョジョリオンでは全然絵柄が違う。
第1部の頃から第8部のジョジョリオンまで通して原画を見ると荒木先生の絵の進化がよくわかる。
第1部の頃の北斗の拳に影響を受けていたんだなと言う感じから第2部では荒木先生の味みたいなものがどんどん出てきて連載当時、俺は友達とジョジョの奇妙な絵とか言っていたのを思い出す。すでにこの頃から絵は抜群にうまくて原画を見た時にビビるような描写も沢山あった。
でも、個人的には3部あたりからのジョジョの絵が一番、迫力があって好きだ。
やけに強調されたライン、構図、とにかく絵から滲み出る迫力が半端じゃ無い。
ストーリー的にもジョジョのメインストーリーは一部から三部まででジョースター家とディオの因縁の対決と言った感じだろうか。
おそらく、このスタイルの絵は4部の前半くらいに完成形となる。
だから絵的には4部の前半くらいが一番、迫力があり、なおかつ上手い感じがする。
だけど、そこで止まらないのが荒木先生。
4部の後半から少しデフォルメされたり、デザインがすっきりとしてくる。
ストーリー的に第4部は後日談的な位置ずけかな
5部になる頃には完全に3部の頃の絵とは違うすっきりと洗練された、でも、ジョジョの味を残した新しい絵になっていく。
主人公も仗助まではガチムチのマッチョだったのがジョルノは線の細い感じの主人公に変わったし、ストーリー的にも5部は少し異質で今までのジョースター家の因縁と言うよりはスピンオフのサイドストーリーみたいな感じになる。
こうやってジョジョは絵柄もストーリーも進化させ新しい事に挑戦していく
でも、最後の6部ではきっちりとメインストーリーの続編として徐倫を描いていく。
絵柄的にも5部の絵柄をさらに進化させたジョジョの完成形のような気がする。
今までの枠組みを取っ払って取っ払って、でも、最後は戻す。
これの繰り返しがジョジョの醍醐味のような気がする。
で、それらを一旦、リセットして全く新しく始めたのがスティールボールラン。
ここに至っては絵柄も思いっきり変わったし、少年ジャンプから月間のウルトラジャンプに移籍したので内容も大人向けになった。
でも、最後はきっちりとジョジョのメインストーリーに戻してくるあたりに荒木先生のジョジョ愛を感じる。
個人的には一新されたスティールボールランの絵柄は相当好きで3部、4部の頃の絵柄と甲乙つけがたい。
ただ、原画で見るとやっぱり3部、4部の絵の迫力が半端じゃなかった。
ジョジョの敵と言えばやっぱりディオ・ブランドーで間違いないが最強、最悪の敵はやっぱりカーズかな
2部は短かったし30年近くも前の敵だけどそれでも圧倒的な存在感。
一緒に描かれているジョセフが最近の絵柄になっているので
誰?これ?
みたいになってしまっているのが少し残念。
個人的には昔のキャラを描くときは少しは昔に似せて欲しかったかな
カーズはバッチリなんだけど。
荒木飛呂彦原画展の魅力
なんども言うようだけれども原画の魅力はまず、デカイ!
そして荒木先生の細かい筆使いまで見ることが出来ること。
俺は第3部のラストバトル『ロードローラーだッ!』のシーンが一番好きだけからあのシーンの原画が見られただけでも最高なんだけれども、原画展の魅力はコミックで読んでいたとき、凄いんだけれども普通に読んじゃっていたシーンの原画を見て新たにこのシーン、マジでヤバくね? みたいな発見が出来ること。
今回の原画展でも沢山の名シーンが飾られていたけれど俺はこの仗助がバイクをクレイジーダイヤモンドで殴るシーンに釘付けになってしまった。
読んでいたときは気がつかなかったけれども原画で見るとマジで細部まで丁寧に描き込まれていて圧倒的な迫力があった。
残念ながらジョジョ展は撮影禁止だったからこの写真は俺の愛蔵コミック41巻から撮影したものだ。
原画はこれよりももっともっと細部まで荒木先生の筆使いが感じられ圧倒的な迫力だったけれども、こればかりは原画展に行っていない人には伝えられない。
ほんと、こう言うシーンの発見が出来ただけでも来た甲斐がある。
また、コミック12巻のこのカーズとの最終決戦のシーン。
これも原画で見てぶったまげた。
な、なんて迫力のある絵なんだと。
コミックを読んでいる時にはストーリーを追っているし、コマはそれ程大きくも無いので読み進めてしまうがそれを改めて原画で見たときの興奮!
本当はもっともっとすげーシーンがいっぱいあるのだけれども全部紹介していたら流石に怒られてしまうと思うのでこの辺で終わりにする。
画集を買えば大きな絵でジョジョを楽しむ事が出来るし、落ち着いて鑑賞できる。
でも、やっぱりあの圧倒的な迫力を味わう事が出来るのは原画だけだ!
まさに黄金体験!
ゴールドエクスペリエンスだぜ!
大阪に行ける人はぜひ味わって欲しい。
正直、俺が大阪に住んでいたらあと、何回かはジョジョ展に行っていたと思う。
ジョジョ展のお土産
俺は一回、買いだすとあれも欲しい、これも欲しいとなってしまい散財するのが目に見えているので一切、買わない事に決めていた。でも、『公式図録 OSAKA』 1500円だけは思い出にと思って買い込んだ。このページで使われている画像はほぼ、『公式図録 OSAKA』を撮影したものだ。
今回のジョジョ展大阪は最高だったけれども、俺はお土産に対しては少し言いたいことがある。
まず、無駄に高い
高いのは構わないがせめてもっとクオリティの高いものを用意して欲しい。
特にTシャツ。
5000円くらいするのにあのデザインとクオリティはいくらななんでも無いだろ?
適当に作ってんじゃねーぞボケがぁ!
学園祭じゃーねーんだからよ
むしろ、俺にデザインさせてくれ。
ほんと、あれだけは腹が立ってしょうがなかった。
OWSON 難波店
せっかく、大阪に行ったのならOWSON難波店に行こう!
きっと杉本玲美もいるバズ!
ジョジョ展の期間中だけローソンがOWSONになっている。
ジョジョグッズも売っているし、行く価値あり!
2018年11月23日~2019年1月14日まで
ローソン なんば千日前通店
大阪府大阪市中央区千日前2‐8‐17
メルセデスミー 大阪
大阪に行ったらジョジョ展の他にどうしても行きたかったのがこのメルセデスミー大阪。
ジョジョ好きにはたまらないカフェだぜ!
ここでジョジョ展に4回も行っているジョジョ展の達人、TOMさんと待ち合わせ。
なんだこりゃ!?
ハイウェイスターの攻撃か?
メルセデスミーのドドドカー
俺が頼んだのはゴールドエクスペリエンス。(600円)
コースターが付きますとか言われてジョルノのコースターを貰ったけど使えないでしょこれ!
持ち帰り決定。
味はパイン味のソーダで新感覚!
まさにゴールドエクスペリエンス。
TOMさんが頼んだのはズキュンカフェ。
これ、実は裏がすごいんです。
シビれる!
あこがれる!
ってカップの底に書いてあるんだよね
カップのソコに
ソコに
シビれる!
あこがれる!
この謎を教えて貰った時に俺はメルセデスミーの深いジョジョ愛を感じたね。
TOMさんに教えてもらわなかったら気がつかなかった・・・
メルセデスミーはマジでおすすめ!
住所:大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪ナレッジキャピタル1階
電話番号:ギャラリー 06-6359-5102 / カフェ 06-6359-1780
アクセス:JR大阪駅より連絡通路直結 徒歩2分
開催期間:2018年11月23日(金・祝)~2019年1月14日(月・祝)
時間:GALLERY(TRIAL STATION) 10:00-20:00
DOWNSTAIRS COFFEE 9:00-22:00(L.O.21:30)
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