『サン・ジミニャーノ歴史地区』13世紀から14世紀の町並が残る世界遺産

サン・ジミニャーノ歴史地区
Historic Centre of San Gimignano
1990年、世界文化遺産に登録

サン・ジミニャーノ歴史地区は、フィレンツェから約50km南にあり、13世紀〜14世紀の町並みがそのまま残っている。町の名前は398年に亡くなったモデナの司教、聖ジミニャーノにちなんで付けられた。
アクセスはフィレンツェから電車でポッシボンシ駅まで行き(電車代は片道7.3ユーロ)、そこからサン・ジミニャーノまでバス。バスのチケットは駅のキオスクみたいな場所でおばちゃんから購入、片道2.5ユーロ。(往復で買っておいた方が良い)バス停は駅を出た目の前。
今まで数々の旧市街を見てきたが、この町は本当にすごくてまるで中世の世界に迷い込んでしまったかのような印象を受ける。建物の保存状態はとても良く、町並も綺麗だしお土産物屋さんに売っているものもオシャレでついつい欲しくなってしまう。

町の入り口からして雰囲気がとてもよく、これはもしかして凄いところに来てしまったのではないかと期待が膨らむ。

予想通りにイカした町並。入り口付近にあるお土産物屋さんはクオリティーが高かった、特にレザー製品がかっこ良くて思わず鞄を買いそうになってしまった。荷物になるし200ユーロ以上したので泣く泣く諦める事にした。イタリアはマジでオシャレな国なので物欲が刺激される。

日本だと『サン・ジミニャーノ歴史地区』はあまり有名ではないが、この町並は本当に素敵でとてもオススメの世界遺産。実際、俺もイタリアの世界遺産を調べるまでは全く知らなかったし、フィレンツェに来てからサン・ジミニャーノ調べ直して、凄そうだから来てみたのだけれども大正解だった。

この町では貴族たちの権力の象徴としての沢山の塔が建てられ72本もの塔が町内に建設された。そのため、塔の町としてイタリアでは有名だそうだ。

小さい町なのに至る所から塔を見る事が出来る。

雰囲気のある町並と沢山の塔がこの町の魅力。

標高324mの丘の上にあるので高台から見下ろす景色も最高。

雲の切れ間から差し込む夕日が綺麗だった。

塔の町だけあって沢山の塔が見える。

町を見て良し!見下ろす風景も良し!
それがサン・ジミニャーノ。

旧い町並みと沢山の塔が素敵な町だった。

晴れたり曇ったりと忙しい天気だったけれども幸いな事に雨は降らなかった。俺たちがここに来る途中、雨が降ってたり、麓の町まで戻ったら地面が濡れていたのでラッキーな事にここだけ降らなかったのだろう。

オリーブと夕日。そこら辺にオリーブが生えているなんて流石はイタリアだ。スーパーで適当に買ったオリーブオイルもめちゃくちゃ美味しかった。

今までヨーロッパを二ヶ月以上掛けてまわってきたけれども、やっぱりイタリアが最強だよ。何処行っても本当にすごい。

日も傾いてきたしそろそろ帰ろうかと思ったのだがハプニング発生!
なんとバスが17時過ぎまでバスがない。この日はイタリアの休日だったらしくバスが休日運行で14時何分かのバスの次が17時過ぎ・・・
おい!いくら何でもバス少なすぎだろ〜

仕方が無いので日本語で『アイスクリームの世界チャンピオン』と書いてあるお店でアイスクリームを購入。お店の初老の人に『あなたがチャンピオンですか?』と尋ねると『I was champion』ふ、遠い昔の話さみたいな事を言ってアイスクリームをよそってくれた。
ちなみにこのアイスクリームは激ウマだった。まぁ大体のアイスクリームは基本的にうまいんだけどね。

そんでもって時間が余っているから夜景撮影タイム。

夜のサン・ジミニャーノはより雰囲気が出ていてとても良い。バスの時間もきっと『お前ら帰るの早いよ、夜景見てから帰れ』と言う事なのだろう。

夜景を撮っていればバスの時間まですぐだった。

素敵な夜景も撮れたし、大満足。
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