ナスカとパルパの地上絵 | ペルーの世界遺産

公開日: ペルー 世界遺産

ナスカとパルパの地上絵 | ペルーの世界遺産

2017年2月21日

俺たちはアレキパから前日の夜9:30の夜行バスに乗って、翌朝7:00にナスカに辿り着いた。バスはペルーで最上級と呼ばれる高級バス『クルスデルソル』のカマー(3列のVIPシート)で、115ソル(約4000円)。セミカマー(4列シート)だと85ソルだったが、もう帰国日も近いし、快適に過ごしたかった。

俺たちの旅も終盤になり、段々と出費が激しくなってくる。

ナスカとパルパの地上絵

Lines and Geoglyphs of Nasca and Palpa
1994年、世界文化遺産に登録 / (i)(iii)(iv)

ナスカ川とインヘニオ川に囲まれた乾燥した盆地状の高原に巨大な幾何学図形や動植物の絵が描かれていて、あまりにも巨大な為に上空からでないと全体像の把握が難しい地上絵。
一体、誰がいつ、何の為に描いたのか?すべてが謎に包まれている地球上で最大の地上絵。超古代文明があったかもしれない可能性を示すロマンに溢れた世界遺産でペルーで最も期待している世界遺産の一つ。

ナスカとパルパの地上絵をセスナ機で

俺たちは当然、セスナ機で上空からナスカの地上絵を見る事にした。

セスナ機と言えば、ベリーズのブルーホールを見に行った際に、飛行機酔いをしてしまい、最悪の思い出があったのでかなり心配だったがわずか30分位のフライトだと言う事だったので、恐らく、気持ち悪くなる前に帰って来れるだろうと予想してセスナ機に乗込んだ。

セスナの料金は、アレキパの旅行代理店で予約してUS85ドル + 飛行場使用料30ソル(約1000円)。ナスカのバス停から飛行場への送迎料金も込みだった。これはとても魅力的で、ナスカのバス停に着いたら迎えの車を待って、後はそのまま、飛行場に連れて行ってもらってセスナに乗ってまた、バス停まで送ってもらえると言うものだった。

早朝からうまく動けば、特に何もないナスカの町に泊まる事も無く、次の目的地である砂漠のオアシス『ワカチナ』まで一気に行くことが出来る。

ちなみにワカチナの後に行ったリトルガラパゴス『パラカス』からのツアーで、ナスカの地上絵フライトが最安で65ドルと言うのがあった。

ナスカとパルパの地上絵

期待と不安を胸にセスナ機は飛び立つ。
ナスカは、何も無いような荒野で、何となくエジプトの王家の墓で気球に乗った時の事を思い出した。今回、乗ったセスナ機の良かった所は、窓が綺麗だったこと。前回、ベリーズで乗ったセスナ機は、クソ高い金を取っておきながら窓が傷だらけで、せっかくの上空からの景色が綺麗に撮影出来なかった。あれにはマジで腹が立った。それに比べ、今回乗ったセスナ機の窓はとても綺麗だったので期待が膨らむ。

ナスカとパルパの地上絵

窓はせっかくキレイなのだが、ナスカの地上絵は、凹凸がそんなに無い分、オートフォーカスでピントが合いづらい。おかげで、あの有名な猿の地上絵など、ピントが合わなくて撮影出来なかった。思ったよりもナスカの地上絵の撮影は難しい。そして、素早く撮影しないと、通り過ぎてしまう。

この写真は、魚だかクジラみたいな地上絵。

ナスカとパルパの地上絵

見渡す限りの荒野に、幾何学的な三角形が描かれている。これは何なんだろうか?
まだまだセスナ機は飛び立ったばかりだと言うのに、右に旋回して右窓の人に見せ、左に旋回して左窓の人に見せとアクロバティックな飛行をしているので早速、気持ち悪くなってきた。

ナスカとパルパの地上絵

通称、宇宙人または、巨人と呼ばれる地上絵。ガチャピンっぽい。
正直、ナスカの地上絵をセスナから見ると言うのは昔からの夢のひとつだったのだが、既に気持ち悪くてそれどころじゃない。

ナスカとパルパの地上絵

これはクモ。

ナスカとパルパの地上絵 | ペルーの世界遺産

色々と撮りのがしてしまったが、俺の一番大好きなハチドリがばっちりと撮影出来たので良かった。まぁ精神的にはギリギリの所で撮影していたけどね。

ナスカとパルパの地上絵

これは、何だろうね?
もはや、この頃には全てがどうでもよくなっていて、早く帰りたかった。

ナスカとパルパの地上絵

この、車が止まっている所にある矢倉みたいな建物は、ナスカの地上絵に生涯を捧げたと言われるドイツの数学者、マリア・ライヒェさんが建てたミラドール(見晴し台)。

本当は、セスナ機で遊覧飛行をした後に、行けたらこのミラドールに行って直接、地上絵を見たいなとか思っていたけれども、セスナ機で気持ち悪くなりすぎて、全てどうでも良くなってしまった。

ナスカとパルパの地上絵

これはトカゲかな?

たった30分のフライトだと言うのに、俺たちは、ほとんど吐く寸前だった。フライトを終えて、飛行機から降りると平衡感覚が麻痺していてフラフラしてまともに歩けなかった。

一緒に乗っていた二組の外国人の夫婦たちは、降りたセスナと楽しそうに記念撮影をしている。何であの人たちは、あんなに元気なのだろうか?

はっきり言って俺は、この地球上で、セスナ機に乗ってまで見たいと思う物はもう何も無い。
こんな高い金払って、気持ち悪くなる物には二度と乗りたく無いと思った。

俺たちは、しばらく、バス停で休んでから次なる目的地、砂漠のオアシス『ワカチナ』へと向う事にした。

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Comment

  1. Nanami より:

    初めまして!

    パカラスからナスカのフライト65ドルとありますが、パカラスの町の旅行会社でしょうか?
    またフライトはナスカから?それともピスコ?いか?からでしょうか?

    分かる範囲で結構ですので教えて頂けますか?
    宜しくお願いします。

    • 世界遺産ハンター より:

      自分が見た65ドルのフライトは、パラカスにあるクルスデルソルのバスターミナル内で見つけました。おそらくフライトはナスカからだと思います。また、自分たちが泊まった安宿で申し込むと75ドルと書いてありました。いずれにしろ、自分たちが申し込んだアレキパの旅行代理店よりパラカスの方が安いなと感じました。

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