ルクソールにある世界遺産『古代都市テーベとその墓地遺跡』

公開日: エジプト 世界遺産

ルクソールにある世界遺産『古代都市テーベとその墓地遺跡』

1月16日〜21日

夜行列車に乗ってカイロからルクソールへとやってきた。この町は古代エジプト新王国時代の首都で世界遺産『古代都市テーベとその墓地遺跡』がある。また、ジョジョの三部でポルナレフを子供にしてしまうスタンド使いアレッシーやジョセフと戦った足がグンバツの女、マライヤが登場する場所としても有名。漫画の描写からジョジョスポットを探すのはかなり厳しく、恐らくは荒木先生の想像の産物だと思われる。

古代都市テーベとその墓地遺跡

1979年、世界文化遺産に登録 / (i)(iii)(vi)

古代都市テーベとその墓地遺跡

ルクソール近郊にある古代エジプトの都市の遺跡で、中王国の第11王朝〜新王国の第18王朝までテーベがエジプトの都とされていた。

見所はナイル川東側にある『カルナク神殿』や『ルクソール神殿』。
西側のにある「死者の都」には、王家の谷、王妃の谷と呼ばれるネクロポリス(墓所)、ツタンカーメンなどの王墓群、ハトシェプスト女王の葬祭殿、メムノンの巨像などがある。

カルナック神殿

見所の多い古都ルクソールでも特に見所となっているのがこのカルナック神殿。

カルナック神殿

新王国時代(紀元前1550〜1069年頃)に繁栄した古代の首都テーベに建てられた古代エジプト最大級の神殿でアムン神を祀っている。

カルナック神殿

入場料は高いが古代エジプト最大級の神殿と言うだけあって見応えは十分。

カルナック神殿

この神殿は何代にも渡って増築されていったそうだ。

カルナック神殿

カルナック神殿にある有名なオベリスク。

カルナック神殿

数千年も前のこんなにもすごい遺跡がたくさん残っているのは世界広しといえどもエジプトくらいだろうきっと。

ルクソール神殿

アムン大神殿の付属神殿として建設された。

ルクソール神殿

俺たちがルクソールに居る時にこの神殿に中国の習近平国家主席が来るととかで物々しい警備となっていた。エジプトはいちいち入場料が高いのでルクソール神殿は外側からぐるっと一周まわりながら見る事が出来るので入場はしなかった。

ハトシェプスト女王葬祭殿

エジプト初の女王ハトシェプストは夫のトゥトモセ(トトメス)2世の死後、自らファラオとなった。

ハトシェプスト女王葬祭殿

気球の上から見たハトシェプスト女王葬祭殿

王家の墓、気球ツアー

正直、エジプトの遺跡は入場料が高すぎるのでルクソールでは一番すごいカルナック神殿だけを見て、あとは上空からハトシェプスト女王葬祭殿や王家の墓、貴族の墓を見下ろす気球ツアーに参加した。

王家の墓、気球ツアー

この気球ツアーはなぜか激安で、俺たちが泊まっていたオアシスホテルから出ているツアーでひとりたったの250エジプトポンド(約3750円)。この値段で気球に乗れる事はなかなか無いので超オススメ。

カイロの博物館で見たツタンカーメンもこの谷で発見された。

王家の墓、気球ツアー

気球に乗って朝日を拝める

王家の墓、気球ツアー

上空から見下ろす王家の墓

王家の墓、気球ツアー

上空から見下ろす王家の墓

メムノンの巨像

ナイル川を越えて西海岸にわたってまず目にするのがこのメムノンの巨像でこれは新王国時代の王、アメンホテプ3世のもの。

メムノンの巨像

もともとは像の後ろに祭壇があったが今は巨像しか残っていない。また、このメムノンの巨像はエジプトでは珍しく無料となっている。

ルクソールはエジプトでピラミッドの次くらいに見応えのある場所なのだが黄熱病の予防接種の副作用で体調を崩しダウンしてしまったのでグダグダになってしまったのと各遺跡の入場料の高さにやられて、殆ど観光をしなかった。

特に体調を崩して以来、やる気が全く出なくてこのあとのエジプトの旅はグダグダになっていってしまった。

ルクソールで泊まった安宿

オアシスホテル
料金はダブルで一泊40エジプトポンドと良心的でWi-Fiもなんとか繋がるし、一応ホットシャワーも出る。屋上にキッチンがあり自炊も出来るのでここで初めてシェア飯と言うものを体験した。日本人が集まると超安くてうまい飯が食えるのでついつい長居してしまう。体調を崩したのがこのホテルで助かった。

公開日: : エジプト 世界遺産

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