古代都市パレンケと国立公園 | メキシコの世界遺産

公開日: メキシコ 世界遺産

古代都市パレンケと国立公園 | メキシコの世界遺産

12月23日

オコシンゴでトニナ遺跡を見た後、俺たちはユネスコの世界遺産『古代都市パレンケと国立公園 』にやってきた。標高の高いサンクリストバルからオコシンゴ経由で標高ゼロに近いパレンケまでやって来ると秋から夏に舞い戻ったような感覚に陥る。日本はきっとクソ寒いだろう。

古代都市パレンケと国立公園

Pre-Hispanic City and National Park of Palenque
1987年、世界文化遺産に登録

古代都市パレンケと国立公園

遺跡への入場料は65ペソだが遺跡のある公園に入るのに別途31ペソの入場料が掛かる。パレンケの遺跡も国際学生証は使えなかった。最近、ほぼ使えていない。

パレンケは、メキシコ南東部チアパス州にある、古代マヤ文明の後期の都市型遺跡で、1952年、メキシコの考古学者アルベルト・ルスによってマヤ世界初の未盗掘の王墓が発掘された。この発見によりエジプトのピラミッドと違い、マヤのピラミッドは王墓では無いと言う定説が覆り、考古学の常識が一新された。

『古代都市パレンケ』でパカル王が身につけていた翡翠の仮面

メキシコ人類学物感に所蔵されている翡翠のマスク

このパカル王墓からは、翡翠のマスクをかぶった王の遺体が発掘された。しかし、このマスクは1985年12月24日のクリスマスイブにヘリコプターを使った大掛かりな窃盗団によって盗まれてしまい、またもや世界を騒がせる事となる。その後、犯人は捕まり、現在は、メキシコ人類学博物館のマヤ室、一番の見所となっている。

パレンケの宇宙飛行士

更に!このパカル王の石棺の蓋に描かれたレリーフが宇宙飛行士がロケットに乗っているように見えると話題になりオーパーツとして有名になった。もちろん俺もこの有名な絵柄は子供の頃から知っており、パレンケで一番楽しみにしていた見所は『パレンケの宇宙飛行士』だ。これは、パレンケの博物館の目玉なので見逃さないようにしたい。

パレンケの宇宙飛行士

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pacal_the_Great_tomb_lid.svg

しかし、この絵は実は縦に見るのが正解だと言われ、下記の図にあるようにパスカル王が死後の世界へ向かう図となっている。でも、マヤ文明の解釈って以外と適当なのが多くて、建物の名前なども後から来た人が勝手に付けた適当な名前が多い。俺も、上半身半裸で素足の男が、いくら何でも宇宙飛行士は無いだろう?と思うのだがぱっと見、空飛ぶバイクに見える。

パレンケの石棺

パレンケの博物館にある説明書き。

パレンケは遺跡の規模はそれほどでも無いが、小学生の頃の俺ですら知っていた色々な意味で有名な遺跡だ。(もちろん小学生の頃は、何処のあるのかすら知らなかったけど)

古代都市パレンケと国立公園

入り口を入ってまず出てくるのはこの建物。登れないから思いっきりスルーしていたけれども、実はこの建物に有名なウサギのドクロのレリーフが描かれている。

パレンケにあるウサギのドクロのレリーフ

何気に拡大したらしっかりと写ってた。何処にあるのかなとずっと探していたのに、登れないのじゃ、いくら探しても見つからない訳だ。数年前のブログなどを見る限り、普通に登れていたみたいだけれども最近、登れなくなってしまったのかな?

古代都市パレンケと国立公園

隣に茅葺の屋根の建物があって、その入り口からピラミッド内部に入れる。

古代都市パレンケと国立公園

中は、わりと広くて快適な通路。

古代都市パレンケと国立公園

奥まで行くと、赤く染められた「赤の女王」と呼ばれるお墓があり、パカル王の母サク・クックまたはパカル王の妻のお墓ではないかと考えられている。

碑銘の神殿、パレンケ

碑銘の神殿
そして、これがパカル王の墓が見つかった碑銘の神殿。この時代に80歳まで生きたと言われるパカル王は、信じられないくらい長寿だった。

古代都市パレンケと国立公園、王宮

王宮
世紀の大発見だとか、盗難事件だとか、オーパーツ説と話題性が高く有名なパレンケだが、遺跡自体はそれほど人気がある訳ではない。だから俺もあんまり期待していなかったんだよね、一番見たかったのはオーパーツ説のある『パレンケの宇宙飛行士』だったし。

古代都市パレンケと国立公園

王宮内部
だけど結構、見応えあるよ

古代都市パレンケと国立公園

俺はユネスコの世界遺産に登録されているマヤ遺跡は全部見たけれども、雰囲気で言ったらパレンケが一番好きかもしれない。

古代都市パレンケと国立公園

ティカル遺跡とかカラクムル遺跡とかも良いんだけれども森すぎて見晴らしが森なんだよね、パレンケも森なんだけれども適度に見晴らしが良くてすごく雰囲気が良い。もちろん感じ方なんて人それぞれだろうけれども俺はパレンケの雰囲気が好き。

十字の神殿

十字の神殿
パカル王の息子、キニチ・カン・バラム2世が建てたと言われている。
パレンケの遺跡はこじんまりしているけれども、どの遺跡もクオリティが高くて見応えがある。発掘当時の写真を見る限り、ピラミッドは全て埋まっており、一番上にある神殿だけがちょこっと出ている感じだった。

古代都市パレンケと国立公園

十字の神殿にあったレリーフで左がキニチ・カン・バラム2世、右がタバコを吸う人。これは喫煙を描いた世界最古のレリーフだそうだ。流石、タバコ発祥の地。余談だが俺はタバコを辞めて、そろそろ一年が過ぎようとしている。

葉の十字の神殿

葉の十字の神殿
このジブリ映画に出てきそうなほっこりする神殿も結構良かったな
ただ、パレンケは登る場所が多くて結構疲れる。

だが、それがいい。

古代都市パレンケと国立公園

葉の十字の神殿からの見晴らし。俺がパレンケを好きな理由として、色々な場所に登るたびに違う風景を見られるから楽しいんだよね。

古代都市パレンケと国立公園

おとくいの球技場
パレンケの球技場は芝生が青々と茂っていた。

古代都市パレンケと国立公園

ジャングルの中にある古代都市パレンケと国立公園、とても雰囲気が良い。

パレンケ遺跡への行き方

パレンケの町からフロントガラスの所にRUINASと書かれたコレクティーボ(乗り合いのバン)が沢山出ており、片道20ペソ。遺跡の入場料とは別に公園への入場料として31ペソほど掛かる。また、町からエル・パンチャンへ行く場合も、RUINAS行きのコレクティーボに乗ればOK。

ヒッピーの集うキャンプ場 エル・パンチャン

俺たちが泊まったのはエル・パンチャンにあるマルガリータと言うロッジ。一泊270ペソでまぁまぁ快適、ただし、ホットシャワーは一回も出なかったのとエル・パンチャン自体、Wi-Fiの使える場所が無かった。色々不便はあるがジャングルの中にあるので町より居心地は良い。

ジャングルプレイスと言う宿の方が安いらしいが満室だった。テントを持っていればキャンプ場でキャンプ出来るのでそっちの方が楽しそうだった。

ちなみにエル・パンチャンから遺跡までは歩いても行けるが結構遠いのでコレクティーボに乗った方が無難。

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