モスクワのクレムリンと赤の広場 | ロシアの世界遺産

公開日: ロシア 世界遺産

モスクワのクレムリンと赤の広場 | ロシアの世界遺産

モスクワのクレムリンと赤の広場

英名:Kremlin and Red Square, Moscow
1990年、世界文化遺産に登録 / (i)(ii)(iv)(vi)

『モスクワのクレムリンと赤の広場』は、ロシアの首都モスクワのど真ん中にある世界遺産でレーニンの遺体が安置されたレーニン廟や聖ヴァシーリー聖堂(聖ワシリイ大聖堂)なども赤の広場にある。

クレムリンはロシア語で『城塞』と言う意味で1156年にユーリー・ドルゴルキーがモスクワ川左岸に木造の砦を築いたのが起源と言われ、後にイワンⅢ世が壁と塔をレンガ造りに変え宮殿などを建設した。

赤の広場は15世紀に市街地を広場として整理させた事が起源とされ赤の広場と名付けられたのは17世紀後半になる。

アクセスは簡単でメトロのど真ん中の駅に行けばいい。





赤の広場

(Красная площадьクラースナヤ・プローシシャチ)
長さは695m、平均道幅は130m、面積は7万3,000平方メートル。

モスクワに着いてすぐに向かったのが赤の広場だった。しかし、その日は雨が降って来た為にやむなく撤退。気を取り直して次の日にもう一度、赤の広場へ行ったのだが何やら盛大なイベントをやっており入場出来なかった。しかもそのイベントは一週間続くと言うので仕方が無いので先に黄金の環にある世界遺産をまわり日にちをずらして赤の広場へとやって来た。

赤の広場

しかし、せっかく入れた赤の広場は何やら別のイベントがあるらしく思いっきり建設作業中だった。まあ、入れたので良しとするしかない。

赤の広場(クラスナヤ広場)のクラスナヤとはロシア語で『赤』を意味するが、ソビエト連邦の社会主義に起因するものではなく、元々古代スラヴ語では「美しい」という意味で、本来は「美しい広場」というものであった。

赤の広場の歴史
1493年、イヴァン3世がクレムリンの前を整備したことに始まり、モスクワ大公国やロマノフ王朝の国家行事を行う重要な場所となったが、ピョートル1世がサンクトペテルブルクに遷都し、その重要性が失われた。しかし、ロシア革命によりモスクワが再び首都になり、重要な行事が行われるようになった。また、かつてはレーニン廟と共に社会主義体制の聖地とされていたが、ソ連崩壊後、ロシアになってからは、商業利用や映画撮影、コンサートなども行われるようになった。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画「レッドブル」では、初めてアメリカ映画で撮影の許可がおりた。また、日清食品のカップヌードルのCM(NO BORDER シリーズ)のロケ地にもなった。

現在では俺たちのような外国人観光客も多く、結婚式を挙げたカップルが、挙式後に訪れる定番地の一つにもなっている。

レーニンの遺体が安置されたレーニン廟

何かの設営作業中で近くまで行けなかった。

レーニンの遺体が安置されたレーニン廟

しかも逆光で写真が撮りづらい、もう今回はタイミングが悪かったと思ってあきらめるしか無い。

グム百貨店

重厚な宮殿みたいな百貨店で百貨店内はドバイを思い出すようなリッチなお店ばかりで売っている物も高いし、食事も高級そうだったので俺たちには縁が無かった。

グム百貨店

外観からしてかなり見事な建物で見るだけで十分に満足。

クレムリン

これまたイベント中で入れなかった。まわりはぐるーっと一周したので写真は大分撮れたけど結局中に入れなかった。

クレムリン

大クレムリン宮殿

クレムリン

ロシアは最高に面白かったのでまたモスクワに行く機会はあるだろうからその時までお預け。

聖ヴァシーリー聖堂(聖ワシリイ大聖堂)

これは俺がモスクワで一番見たかった聖堂で独特のタマネギ型の屋根(クーポラ)が特徴的。見た目もなんだかメルヘンチックで可愛らしい。

聖ヴァシーリー聖堂(聖ワシリイ大聖堂)

取りあえず俺はこの聖ワシリイ大聖堂の写真を心置きなく撮る事が出来たのでモスクワは大満足。ロシアについて全く知識が無い頃からこの聖堂だけは知っていて俺の中でロシアの建造物と言えばこの聖堂しか思い浮かばなかったのでそれを直に見る事が出来たのでもう思い残す事は無い。

この世界遺産はロシアでもっともアクセスがしやすく、もっとも有名な世界遺産でもあるのでモスクワに行った際には是非よって欲しいと思う。特にこの聖ワシリイ大聖堂のクーポラは必見。

スパスカヤ塔

スパスカヤ塔

どーんとそびえ立つスパスカヤ塔は赤の広場でも目立つ存在。

赤の広場の入り口

赤の広場の入り口

左側に建っているのがグム百貨店で右の手前からカザンの聖母堂、国立歴史博物館。

ヴァスクレセンスキー門

元々は17世紀に建てられた門だがスターリン時代にパレードの邪魔になると言う理由で1931年に壊されてしまった。

ヴァスクレセンスキー門

現在のこの門はソビエト崩壊後の1995年に建てられた。
見た感じ、全く違和感が無かったが実はこの門は新しい。

ロシアの世界遺産、一覧 全26カ所のリスト

公開日: : 最終更新日:2018/06/22 ロシア 世界遺産

関連記事

シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群

世界10カ国をまたぐ珍しい世界遺産『シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群』

シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群 Struve Geodetic Arc 北

記事を読む

古代都市チチェン・イッツァ | 年2回、羽を持つ蛇のククルカンの降臨するピラミッド

古代都市チチェン・イッツァ | 年2回、羽を持つ蛇のククルカンの降臨するピラミッド

12月29日 ウシュマル遺跡の観光を終えた俺たちは、メキシコで一番美しいとされるピラミ

記事を読む

世界遺産

世界遺産が多い国ランキング2019年 全167ヶ国

2018年6月24日~7月4日 バーレーンのマナマで開催された第42回世界遺産委員会で登録

記事を読む

キプロスの世界遺産、一覧

キプロスの世界遺産、一覧 全3カ所のリスト

キプロス共和国はトルコ、南の東地中海にあるキプロス島にあり、1974年以来、南北に分断されて

記事を読む

デンマークの世界遺産、一覧

デンマークの世界遺産、一覧 全6カ所のリスト

デンマーク王国はドイツの北に位置し、ヴァイキングとして有名なノルマン人が8世紀〜11世紀にか

記事を読む

トリニダードとロス・インヘニオス渓谷 | キューバの世界遺産

トリニダードとロス・インヘニオス渓谷 | キューバの世界遺産

2107年1月13日〜16日 ビニャーレスからハバナに戻った俺たちは、ハバナで一泊して

記事を読む

スイスの世界遺産、一覧

スイスの世界遺産、一覧 全11カ所のリスト

スイス連邦は、九州と同じ位の大きさの国なのに11カ所もの世界遺産がある、世界遺産ハンターとし

記事を読む

世界遺産『オーストラリアのゴンドワナ雨林』| ラミントン国立公園とスプリングブルック国立公園

世界遺産『オーストラリアのゴンドワナ雨林』| ラミントン国立公園とスプリングブルック国立公園

4月27日〜4月29日 世界遺産『オーストラリアのゴンドワナ雨林』の内の三カ所、『スプ

記事を読む

ムルシ族

エチオピアの世界遺産一覧 全9カ所のリスト

エチオピア連邦民主共和国は、モロッコと並びアフリカ大陸でもっとも世界遺産の多い国で、アフリカ

記事を読む

ミャンマーの世界遺産

2014年、ピュー遺跡群がミャンマーで初めての世界遺産に登録

2014年6月、ピュー遺跡群がミャンマーで初めての世界遺産に登録された。ミャンマーは最近、タ

記事を読む

トラックバック用URL

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

PAGE TOP ↑