『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の解説と感想
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読書&映画
エヴァンゲリオン、序、破、Qと連続で見ているんだけれどもQは冒頭から度肝を抜かれる!
ああ、そうなんだ俺たちが見ているのは全く新しいエヴァンゲリオンなんだ!
Qは冒頭から全くもって意味がわからない。
まだ見ていない人は本編を見てからこのブログを見てね。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の感想
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の感想
完全に新しい世界線のエヴァンゲリオン
なんだかんだ言って最初の20分くらいが一番テンションが上がったかな
あっ!俺は全く新しいエヴァンゲリオンを見ているんだって!
序は主にリメイクだったし
破で色々と新しくなって、色々とディティールが変わってきたけれども一応は、俺たちの知っている、または想像の範囲内のエヴァンゲリオンだった。
だがしかし、今回のQは俺たちの知っているエヴァンゲリオンを冒頭で全てぶっ壊し、どうなっちまうんだと言うハラハラドキドキの展開が繰り広げられた。
なんかQの感想は『なんだこりゃ?』って言う人と『大絶賛』の人に別れると言う噂だったけれども俺は大絶賛だね。
正直、リメイクが見たいんじゃない、いや、リメイクでもあのクオリティだから十分に楽しめるのだけれどもやっぱり新しい作品の方がワクワクドキドキするよね、俺的には。
14年後の世界
なんとQは14年後の世界だった。
冒頭でアスカとマリが宇宙で奪還したのはシンジ君の乗ったエヴァ初号機?
アスカの眼帯は?一体どうしちゃったの?
何かが違う、いや、すべてが違う。
ミサトさんやリツコさんの雰囲気が全然違う。
知らない新キャラが沢山出ている。
気になる新キャラと言えば
鈴原サクラと高雄コウジ(大塚明夫)
鈴原サクラは鈴原トウジの妹なんだけどシンジ君より全然年上に見えるのでシンジ君は『え?お姉さんではなくて?』みたいなことを言っている。
因みに鈴原トウジと相田ケンスケの消息は不明。
高雄コウジは声優さんが大塚明夫さんなので初登場のわき役にも関わらず抜群の存在感を放っている。また、加持リョウジの知り合いと言うことを匂わせている。
因みに加持リョウジの消息は不明。思わずバトーとトグサの名コンビを思い出してしまう組み合わせ。
14年後の世界に物申す!
長き眠りから目覚めるシンジ君。
だが、人々の様子が違う。
みんながクソ冷たい。
理由もなにも説明してくれない。
これね、若い子たちがシンジ君のせいでサードインパクトが起こされてしまったのでシンジ君を危険視するのはわかるよ、でもね、当時からネルフにいる古参組、お前らはダメだろう!
特にミサト!てめーだよ!てめー!
一体、何様だっつーの!
こちとら前日に『破』を見ているんだっちゅーの!
お前らにしてみれば14年前の話かもしれないが、こちとらシンジ君と一緒、つい昨日の話なんだ。
ミサト、貴様はシンジ君が家を去るときにすがるようにシンジ君にお願いしていたじゃないか。。。
シンジ君はな、本当はもうエヴァンゲリオンになんか乗りたくなかったんだよ!
それでも、みんなの為に、綾波やミサトさんの為に!
エヴァに乗り込んで戦ったんじゃないか!
俺は忘れてねーぞ、ってか昨日、見たばっかりだぞ。
ミサト、貴様、シンジ君に最後、『行きなさい!』って言ってたよな
んで、最後はサードインパクトが起きちゃうわけなんだけど
あれは避けられなかったわけで、あの時、シンジ君が戦わなければネルフ丸ごと消滅していた訳で、言ってみればシンジ君はお前らの命の恩人よ?
それをあたかもサードインパクトがシンジ君のせいみたいな感じにしやがって、お前ら管理職だろ?
なんで部下のシンジ君に丸ごと責任かぶせちゃっているのよ?
大体、あれ、お前らの作戦の結果だろ?
控えめに言って貴様らは責任転換のクソ野郎どもだ。
あの時、ネルフにいたやつは誰一人、シンジ君を責める事は許されない。
ただし、アスカだけは別。
彼女、めっちゃキレてるんだよね、シンジ君を見るなり殴りかかってさ。
でも、これはしょうがないんだよね。アスカだけは正当に切れる理由があって、サードインパクトとかそういう事で怒っているわけじゃないの。自分が使徒に飲み込まれた時は助けてくれなかったくせに、綾波が使徒に飲み込まれた時はサードインパクトまで起こして助けようとした、彼女はそれが許せないわけ。だからもう、最後とかもシンジ君を見るなり蹴りとか入れているし、でもこれ全部、やきもちなの。
ふざけんじゃないわよ!綾波だけ!って。
ただアスカはブチ切れているだけだからシンジ君は、何が起こっているのかさっぱりわからない。
だからまぁWILLE(ヴィレ)のシンジ君に対する仕打ちは控えめに言ってもクソな訳。
そんな中、もういなくなったと言われる綾波がシンジ君を助けに来る。
そりゃもう行っちゃうよね
何だか知らないけど、全部、シンジ君のせいだみたいに言われている新組織WILLE(ヴィレ)に居場所何てあるわけがない。
もう、これね、はっきりって全部WILLE(ヴィレ)の態度が悪いから起きたことなのよ。
ちゃんとシンジ君に順をおって説明するべきだったし、少なくとも旧ネルフの人たちは責任は全部自分たちにあると言ってシンジ君を擁護するべきだった。
だってそうだろ?あんなの全部、シンジ君のせいじゃないよ、結果的にそうなってしまったわけだけどそこは大人がきちんと責任を取らないと。
やらせたのはお前らだろと!
最後、ミサトさんはシンジ君の首のチョーカーを爆発させようとするのだけど結局できない。
このシーンによって帳消しにしようとしているけれども、俺は騙されないからね。
でもね、これには正当な理由があるの。
どんな理由かと言うと映画は面白いが正義!こう言う理由があるんだよね。
あそこでシンジ君に全部説明しちゃったら面白くもなんともない。
なんだこれ?一体、どうなっているんだ?どうなっちゃうんだ?と言うハラハラドキドキ感、スリリングな展開。これは映画を面白くするうえでどうしても必要だったんだよね、つまり神=庵野監督の采配だったわけなんだよね。その為に、ミサトさんたちはクソ上司にされちゃった被害者なわけ。大人の事情って訳、そして、その采配はうまくいく。はっきり言って俺はハラハラドキドキしたし、すげースリリングで楽しい展開だった。
悔しいけど、映画は面白いが正義なんだよね。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の解説
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』はね、もう意味がさっぱりわからない。てかあれ見て理解できるやついるの?ってレベル。俺もさっぱり意味がわからなかったんだけど、色々と調べたりしてすこしだけわかってきたんだ。それを少し説明する。
空白の14年間の謎
まず、『破』が終わった後に『Q』の予告編があるよね。
あれ、すっぱりカットされちゃってあの予告編のシーンなんて一回も出てこなかった。
まぁ多分、大人の事情で全く新しく作り直しちゃったんだろうけれど改めて見ると『破』から『Q』までの14年間をあの数秒に凝縮しているとも見ることが出来る。
これを見るとなるほど、謎の14年間がすべてここで語られている。
いや、これ、もうひと作品できるだろ!
てか四部作が終わった後に『破』がから『Q』までのストーリー作ってくれよ!と言いたくなる。
アスカの眼帯の謎
『破』でアスカは使徒に取り込まれてしまったような描写がある。おそらく、その後の展開であの眼帯が使徒を抑えているんじゃないかと推測される。また、Qの最後で『ここではL結界密度が高すぎて助けにこれないわ』『リリーが近付けるところまで移動するわよ』などと言っていることからアスカやシンジ君はすでに人間じゃないっぽい。因みにリリーとは恐らくリリス=人間の事。また使徒はアダムと言うのが定説。
でも、なんだかんだ言ってアスカの眼帯は映画的にかっこいいから眼帯をつけることになったんだと俺は思う。ロロノア・ゾロとおんなじ理由だろきっと。
アスカの名前が変更された理由
恐らく、海上自衛隊の護衛艦の艦級の名前『あやなみ』、『しきなみ』、『まきなみ』と統一した為に変更されたのだと思われる。また、旧エヴァンゲリオンと世界観が変わっている為、惣流・アスカ・ラングレーでは無いよと言う事なのだと思う。俺が気が付いた限りでは、アスカの母親コンプレックスと加持リョウジへの想いがすっぱりカットされている。これらの理由から旧エヴァンゲリオンとは別の世界線、パラレルワールドだと言う暗示の可能性が高い。
旧アニメ版と新劇場版の世界の謎
旧アニメ版だと海の色が青い、そして最後に海が赤くなる。新映画版だと最初から海が赤い、これはつまり完全に新と旧で世界線が違うことを意味する。
1. 旧作を無かった事にして全く新しいエヴァンゲリオンを描いている。
2. 旧作の最後の後に新しい世界がリピートしている。
これのどっちかだとは思うのだけれども俺的にはリピート説の方が説得力があると思う。その理由は次の謎で開設するカヲル君にある。
カヲル君、全部知っているんじゃないかの謎
新劇場版では序の頃から意味ありげにチョイチョイとカヲル君が登場する。彼はもとともミステリアスでなんでも知っている風のイケメンだが破の最後でサードインパクトを止めた風の描写や「お帰り、碇シンジ君 待っていたよ」とか言うセリフや破で「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」とシンジ君にささやいたりしている。
「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」
これおかしくない?
今度って何?
カヲル君、全部知っているんじゃないか?
ここから推測すると旧アニメ版の後に新劇場版がループしておりカヲル君、全部知っていると言う可能性がある。
で、結局のところ綾波レイはどうなったのさ?
Qに登場する綾波レイは恐らくクローン。シンジ君も俺の知っている綾波じゃないと気が付く。
じゃ、破で心を開き始めた綾波は?
恐らく、あの綾波は初号機、もしくは初号機のエントリープラグ内にまだいるのか、消滅してしまったと推測される。
真希波・マリ・イラストリアスの謎
破で急に登場した謎の女、真希波・マリ・イラストリアス。彼女はなんと碇ゲンドウや綾波ユイと同級生?同僚?の可能性が高い。漫画版のエヴァンゲリオンの最終巻に出ているそうだ。しかも、冬月さんがシンジ君に見せたこの写真、どうだろう?真希波・マリ・イラストリアスが映っていないか?
そういう視点で見ると真希波・マリ・イラストリアスのセリフも深読みできてしまう。
例えば綾波に対して『堅物だなぁ。あんたのオリジナルはもっと愛想があったよん』と言う。
ここで言うオリジナルとは?
破に出てくる綾波レイを示す可能性もあるが漫画版に登場、冬月さんの写真に意味深に映っているマリから想像すると綾波のオリジナルとは綾波ユイを示すのではないだろうか?
『ゲンドウ君の狙いはこれか!』と言うセリフからも碇ゲンドウと同世代だった可能性を匂わせている。また、彼女はかなり色々な事をしっているんじゃないかと推測される。
特に今回からエヴァのパイロットは歳をとらない設定が加わっているので大いに可能性はあると思われる。ただ、真希波・マリ・イラストリアスが初めてエヴァに乗ったのは『破』の時なのでもしかしたら彼女はクローン?ま、ようわからん。
ロンギヌスの槍が2本?の謎
前は確かロンギヌスの槍って1本だったよね?今回はなぜか2本刺さっている。実は今回、アダムは4体いて、アダムスと呼ばれている。だから4本あるんじゃないかと思われる。
アダムとリリスの謎
定説ではアダムから産まれたのが使徒、リリスから産まれたのが人間。
生命の実『アダム』、知恵の実『リリス』
恐らくこんな感じでしょう。
碇ゲンドウと冬月の目的は?
綾波ユイの復活、もしくは綾波ユイとの再会だろうと推測される。もしかしたらシンジ君はその為に作られた?
冬月「14年前からのシナリオ。運命を仕組まれた 子供たちか」
このセリフからサードインパクトの後に碇ゲンドウと冬月さんは何か企んでいたと予想される。
結局、何が何だかわからないそれがエヴァンゲリオン
とまぁここまで色々と調べてみたけれども結局のところ意味がさっぱりわからない。
だが、それがエヴァンゲリオン。
次回作でどこまで解明されるのか?
正直、エヴァンゲリオンとか続編が出なさ過ぎてもう完結してから一気に見ようと思ってQは初見だったのだけれども、今回、太っ腹にもYouTubeで無料公開してくれたので次回作は映画館に行ってみようかなと思った。だれか一緒に見に行かない?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の感想
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の感想
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