フロンティア時代のアラスカの話『ノーザンライツ』星野 道夫 (著)
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読書&映画
今年の四月にカナダへオーロラを観に行き、カナダの雄大な自然に触れアラスカやカナダにまた行きたいと言う気持ちが強くなった。星野道夫さんの本は読んだ事が無かったけれどもタイトルの『ノーザンライツ』(オーロラ)と言う言葉に惹かれこの本を買う事にした。
ノーザンライツとはオーロラ、すなわちアラスカの空に輝く北極光のことである。この本には、運命的にアラスカに引き寄せられ、原野や野生生物と共に生きようとした人たちの、半ば伝説化した羨ましいばかりに自主的な生涯が充ち満ちている。圧倒的なアラスカの自然を愛し、悠然と流れるアラスカの時間を愛し続けて逝った著者の渾身の遺作。カラー写真多数収録。
アラスカと言う土地がどのような歴史を歩んできたのかが書かれている本
『ノーザンライツ』と言うタイトルからオーロラの話を期待していたのだがこの本はアラスカと言う土地がどのような歴史を歩んできたのかが書かれている本で、開拓時代の話や冒険に満ちあふれたエピソードと共にアラスカが核実験の実験場にされかけたのを女性パイロットのシリア・ハンターとジニー・ウッドが生物学者ビル・プルーイットなどと共に阻止した話や北極圏に根を張り、黙々と生きているエスキモーやインディアンなどの生活が生き生きと書かれている。オーロラの本では無かったが読み始めたらすぐに本の中の世界観に引き込まれてしまった。
物語の登場人物である女性パイロットのシリア・ハンターとジニー・ウッドの話が特に好きで飛行機でアラスカ上空を自由に飛び回れたらどんなにいいだろうかと想像した。俺もアラスカに行った際にはセスナ機に乗って上空から写真を撮ってみたい。
特に惹かれたのは開拓時代のアラスカの土地は誰の物でもなくただ雄大に広がる大地があり、気に入った場所に勝手に家を建てて住めるようなところだったそうだ。まさに開拓者、本物のフロンティアスピリッツがそこにあった。オーロラの話ではなかったけれども本物の冒険物語に心が揺さぶられた。
映画『イントゥ・ザ・ワイルド』で主人公のクリス・マッカンドレスが目指した世界はまさにこの本の中にあった。おそらくクリス・マッカンドレスもこの開拓時代のアラスカに憧れてアラスカを目指す事にしたのだと思う。
俺が買ったのは
ノーザンライツ (新潮文庫) [文庫] 星野 道夫 (著)
アラスカの大自然で暮らす人たちの伝統やスピリット、現代への生活スタイルの変化などアラスカに住む事にした日本人の視点から書かれていてとても面白かった。また、写真家、星野道夫の沢山のカラー写真等もあってとてもお買い得な本だった。
アラスカでは無いがゴールドラッシュ時代の開拓者の様子が描かれた壁画がカナダのホワイトホースの町に沢山あった。開拓者時代、冒険の時代、憧れるぜ!
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