バラナシの安宿と治安 | インド旅行記17

公開日: インド

バラナシの治安と安宿

バラナシ(バラーナスまたはベナレス)の裏路地は迷路のように入り組んでいる。初めてバラナシに来た人は最初、かなり不安になると思う。慣れてしまえば全ての道はガート(沐浴場)に繋がっているので一旦、ガートに出れば大体の位置がわかるようになる。

夜のバラナシ

迷路のように入り組んでいる夜のバラナシ

バラナシ(バラーナス)の安宿

俺が初めてバラナシに着いた時は夜だったので適当な客引きにつれられて『Shiva Kashi Guest House』(シヴァ・カシ・ゲストハウス)と言うところに行ったのだが、何処をどう通って来たのかさっぱりわからず、迷ったら二度とゲストハウスに戻れないなと不安になった。次の日の朝、探索したら何となく道もわかるようになったが夜にバラナシに着くと路地があまりに迷路過ぎて不安になるので気をつけた方が良い。

Shiva Kashi Guest House(シヴァ・カシ・ゲストハウス)
シングル、バス/トイレ共同で250Rs
共同のバス/トイレはあまり奇麗ではないが部屋は広くてわりと清潔。宿主の人がかなり愛想が良くて親切だったので久美子ゲストハウスに行ってみようかと思っていたのだが、めんどくさくなってそのままここに滞在する事にした。

屋上にレストランがあって宿主がしきりに美味しいからと勧めてくる。屋上のレストランは景色は良いがあまり美味しく無い。日本食もあるとしきりに勧められたので食べてみたが酷い味だった。

シヴァカシゲストハウスの食堂

シヴァ・カシ・ゲストハウスで食べた朝食。不味くは無いがパンが焦げていて全然美味しくは無い。

Ganga Fuji Home(ガンガー・フジ・ホーム)と言うゲストハウスもちょっと気になっている。シングルで100Rs~300Rsの安宿でオーナーの人が日本語が堪能で日本びいきとの噂。日本食も食べられるらしい。写真を見る限りわりと奇麗そうなので次回、行ってみようかとも思っている。

Ganga Fuji Home(ガンガー・フジ・ホーム)
D7/21 Sakarkand Gali, Meer Ghat,Varanasi- 211011,India
TEL 0091-542-2397333, 3093949
FAX 0091-542-2397333
http://home.m04.itscom.net/dolphy/ganga/index.html
日本語のホームページがあるのもポイントが高い。

長渕剛も泊まった伝説の安宿、久美子ハウス

バラナシでもっとも有名な日本人宿と言えば『久美子ハウス』。デリーで会ったゴア帰りのヒッピー風の日本人と話していた時も、バラナシに行くなら話のネタに行ってみればと進められた。『久美子ハウス』はドミトリーで80Rs位の安宿で牢屋の様な部屋でめちゃくちゃ汚いそうだ。

また、長渕剛が『ガンジス』と言う曲を作る為にこの『久美子ハウス』に滞在していたらしい。

『ガンジス』長渕剛 作詞、作曲

特に長渕ファンと言う訳でも無いのだが、バラナシに行った事のある人であれば、このガンジス川の映像を見ながらこの歌を聞くとぐっと来るものがあると思う。
ちなみに長渕剛は泊めてもらったお礼として長渕剛、作詞、作曲の「久美子ハウスの歌」をプレゼントしたらしい。

バラナースの裏路地

バラナシ(バラーナス)の治安

デリーとともにあまりいい噂はきかないバラナシの治安、個人的には一週間近く滞在していたが特に悪質な目に遭う事は無かった。多少のぼったくりは横行しているのだろうが脅されたり、肉体的に危害を加えられそうになった事は一度も無かった。治安はそんなに悪くなさそうだ。ただ、全部が全部では無いが日本語で話しかけてくる人は大抵、何か下心があるので注意をした方が良い。

火葬場(マニカルニカーガート)付近は不良インド人の巣窟

バラナシの火葬場(マニカルニカーガート)付近で話しかけて来る奴は大体、薪代だとかガイド料だとか言って金をぼったくろうとしてくる。最初は親切にここから先は撮影禁止だとかカメラは駄目だとか教えてくれる振りをしながらまとわりついてきて後から金を請求されるので火葬場付近でインド人に話しかけられたら注意した方が良い。基本的にマニカルニカーガート(火葬場)は無料で見学する事が出来る。マニカルニカーガート内は撮影禁止と言うのは本当なのでカメラを持って行かない、もしくはバッグに入れておいた方が無難だ。(カメラを持ってウロウロしていると必ず不良インド人がまとわりついてくる)

バラナシの夜

バラナシの夜の風景

バラナシで気をつけたい事

俺がバラナシで特に気をつけた方がいいと思うのは何と言っても牛の糞。町中、至る所に牛の糞があるので踏まないように気をつけた方が良い。特にビーチサンダルで牛の糞を踏みつけたときの精神的ダメージは思たよりもデカイ。

また、たまに突っ込んでくる牛が居るので牛には気をつけたい。牛は普段、ダラダラとしているがあいつらは確実に強い。ローマ時代のコロッセオでライオンと闘牛を戦わせたら牛が圧勝したと言う話を聞いた事がある。

あと気をつけた方がいいのは猿。こいつら平気で人の物を盗んだりなんだりと悪さをしまくるので気をつけたい。

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