インドのグラフティーアート、宗教的壁画 | インド旅行記16
上の段の絵は左の青い神は破壊神シヴァ、真中のゾウ顔の神はシヴァとパールバディの子ガネーシャ、右の女性はシヴァの妃パールバディ。下の段の両端にはサイババ、なぜにサイババ?と思い近くに居たインド人に訊ねてみたところ、サイババは神様だと言っていた。
インド、バラナシのガート(沐浴場)の壁に描かれたグラフティーアート
正確には落書きではないと思うのでグラフティアートではないと思うのだけれどもバラナシのガート(沐浴場)の壁に描かれた様々な神様の壁画がまるでインド流のグラフティアートのようでかっこ良かった。
シヴァとパールバディで左下の猿はおそらく猿王ハヌマーン。ちなみに聖地バラナシはシヴァの街と言われている。
この写真なんてカリフォルニアのスケートパークと言っても違和感が無い位にグラフティーアートしていると思う。一番左側のインドでよく見るマークはオーム(om)または(AUM)と書く『聖音』(呪文)だそうだ。日本でもトランスのCDやインドっぽいデザインなどでおなじみのマーク。その続きは勿論、なんと書いてあるのか、わからない。
壁だけではなく柱にも描かれている。左はおそらくシヴァ神で右側のワニに乗った女性の神はシヴァ神の汗から生まれたと言われる女神ナルマダ。インドの神様は多すぎて情報も少ないので確かでは無い。今度、インドに行く際にはもっとインドの神様について勉強してから行きたいと思う。
日本でも馴染み深いゾウの頭を持つ神様、ガネーシャ
インドでもかなり人気のある神様でシヴァが留守の間に妃のパールバディが垢で作った子供で、シヴァが帰宅した際に自分の家に知らない奴がたのでやっつけようとしたのだが思いのほかガネーシャが強く、一人では倒しきれずヴィシュヌの力を借りて首を切り落とす事に成功する。そこへ帰ってきたパールバディが大変悲しんだのでシヴァは困って代わりにゾウの頭をくっつけたと言うむちゃくちゃな神話。
それにしてもガネーシャはむちゃくちゃ強い。最強の神シヴァと互角に渡り合い、シヴァと人気を二分する神、ビシュヌの力を借りようやく倒したと言われるのでもしかしたら最強の神様なのかもしれない。インドの神様の中でも一番インパクトのある神様だ。
猿王ハヌマーン
猿の姿をした神なので沢山居るインドの神様の中でも見分けやすいので俺の結構好きな神様の一人。中国に伝わり、『西遊記』の登場人物、斉天大聖孫悟空のモデルになったと言う説もある。
ワニに乗る女神ナルマダ
シヴァの額から落ちた汗のしずくより誕生したと言われる女神。
壁に描かれた沢山の神様
おそらくこの上の二枚の写真は破壊神シヴァだと思われる。
もはや誰がだれだかさっぱりわからない。
インド、バラナシのガートにはこの他にも沢山の壁画(グラフティアート?)があった。インドの神様にもっと詳しくなればきっともっと楽しめたのだと思う。
ストリートアート、グラフティアート関連の記事
このページが気に入った人は、是非、下記のページも見てみてね。
関連記事
-
インドで神聖なる牛のステーキを食らう何とも言え無ぬ背徳感 | インド旅行記11
ハルドワールからバスで7時間以上もかけてなんとかデリーに戻ってきた俺は無性に肉が食いたくて地
-
デリーの安宿で食中毒 | インド旅行記06
以前、『初インド、チェンナイで受けたインドの洗礼』と言う記事を書いたが、あれはインドの洗礼で
-
インドの巡礼者たちが目指す聖地、リシュケシュの美しい風景 | インド旅行記09
デリーで食中毒にあっていらい、体重は毎日減っていき食事もほとんど取る事は出来ずにほぼ断食状態
-
世界遺産の町、マハーバリプラムの石窟寺院
写真はパンチャパーンダパ・マンダパ窟の壁画 インドの中世建築の原初の形、石窟寺院 マハー
-
微妙なセンスのオブジェがたまらないお寺、ラクシュミーナーラーヤン寺院 | インド旅行記05
デリーの安宿街、メインバザールからオートリキシャーですぐ近くにあるお寺、ラクシュミーナーラー
-
ハルドワール、マンサー・デーヴィー寺院 | インド旅行記10
ヨガの聖地リシュケシュですっかり衰弱してしまった俺はハルドワールに戻ってきた。 ヒンド
-
世紀末都市デリーの治安 | インド旅行記04
南インドはなかなか居心地が良く、もう少しまわりたかったのだが時間が無くなって来てしまったので
-
インドにある世界遺産一覧 全35カ所のリスト
インドは世界遺産の宝庫で世界遺産の多いい国ランキング、第6位。まぁこの国はデカイからね。
-
ガンジス川の対岸、不浄の地はゴミだらけだった | インド旅行記14
バラナシのガンジス川対岸は不浄の地とされていて人が住めない為に何一つ無い広い砂浜が広がってい
-
世界最大のレリーフとも言われる『アルジュナの苦行』
マハーバリプラムの世界遺産、アルジュナの苦行 この巨大な岩壁彫刻は7世紀に作られ、1300
トラックバック用URL