『シャウエン』モロッコの美しい青い町(シェフシャウエン)
公開日:
モロッコ
2015年12月21日〜25日
フェズからバスに乗って約4時間、モロッコ北部にあるリフ山脈の山奥にある青い町、シャウエンまでやってきた。(CTMのバス代はひとり75dhで荷物代が5dh。)
この町は世界遺産では無いのだが青くて美しい町並が有名で、モロッコに来た際には絶対に行きたいと思っていた場所だ。
美しい青い町シェフシャウエン
シャウエンは期待通りとても美しい町で、フェスと比べるとだいぶ落ち着いた田舎町なのでとても過ごしやすかった。俺たちはどうもフェスのようなゴミゴミとした人ごみはあまり好きではない。
1471年、ムーレイ アリ ベン ムーサ ベン ラチェッド エル Alamiが、モロッコ北部のポルトガルの侵略と戦うための小さな要塞として設立したのが始まりだそうだ。昔、スペインから追われたユダヤ人が住みついて、ユダヤ教の神聖なる色である青色に塗られたと言う説がある。また、他に青い町としてはインドのジョードプルが有名。
シャウエンのベストシーズン
モロッコの夏はかなり暑いので、春(3月~5月頃)と、秋(9月~11月)がおすすめだそうだ。俺たちは12月に行ったので、やや寒かった。
シャウエンは山岳部なので他の街に比べると比較的涼しい。冬にいくならば多少の防寒具は必要だ。
フォトジェニックな町、シャウエン
シャウエンの噂にたがわぬ青くて美しい町並。しかし、この青い町並も旧市街なので迷路のように入り組んでいる。最初にこの町に着いた時は道がさっぱりわからず、宿までかなり迷った。ただ、フェスと比べるとかなり規模が小さいので、慣れるとそれほど迷う事はなかった。
シャウエンは、町中が青く塗られていて、御伽の国チックな雰囲気が漂っているので、そこら中にシャッターチャンスがあり、近年インスタ映えする町並みとして人気が高い。また、建築様式もスペイン・アンダルシア地方とイスラム建築の融合がみられるそうだ。素人の俺にはよくわからなかったけど・・・
シャウエンの街の全てが青いと言う訳ではなく、町の一部が青くてキレイな町だった。
全然、青くない場所も当然ある。
俺もそうなのだけれどもシャウエンに来ると、やっぱりこの青い町並を撮りたくなってしまうし、ブログなどにアップする画像も青い町並ばかりになってしまうので、すべてが青い町だと勘違いしがちだが、そう言う訳ではない。
でも、俺もシャウエンでは、青い写真しかアップしないけどね。
こう言う青い町並が見たかったから訳だし。
俺たちは、今までにかなりの町を旅しているけれども、中でもこのシャウエンは雰囲気があってとても素敵な町だった。
モロッコの中で、見た目的にはシャウエンが一番素敵な町だった。(雰囲気も加味するとエッサウィラも捨てがたい)
モロッコは荒野みたいな場所が多く、サボテンとかが生えていた。
高台から見下ろす町並もキレイ。また、シャウエンは日本人にもかなり有名な町で、やたらと日本人に出会った。オーストラリアのケアンズで一緒になったコタロウ君もその一人だ。
オーストラリアの記事(コタロウ君登場)
ジェットスターに快適に乗る為に(オーストラリアのケアンズへ)
シャウエンの町は本当に美しい。しかも田舎なのでかなりマッタリと過ごす事が出来る。ロシア、ヨーロッパとかなり駆け足に進んできた俺たちは、この町で久し振りにゆっくりとする事が出来た。
ヨーロッパではほぼ日本人と出会わなかった俺たちだが、この町では毎日のように日本人に出会う。日本の旅人と話をするのもほぼ三ヶ月ぶりなのでとても楽しい。
そんな中で出会った一人が、身体障害者手帳を武器に各国で、どれだけ障碍者割引が効くのか試しながら旅をしている強者”しんしょーハイド”と言うブロガーだった。
しんしょーハイドの世界一周物語 ”カオスだけど居心地のいいモロッコ/青い町シャウエン”
彼とは、このあと何回かモロッコで再会する事になる。
シャウエンにいた女の子。俺たちのカメラが気に入ったらしく、何度も何度も自撮りしていた。
シャウエンは何で青いのか?
それは、迫害を逃れてやってきたユダヤ人の神聖な色だと言う説と、虫除けの効果がある為だと言う2つの説がある。だけど真相は良くわからないらしい。
何はともあれとても素敵な町だったなシャウエン。
シャウエンの治安
シャウエンは特別危険な町ではないのでそこまで神経質になる必要はないが油断は禁物。当たり前の事だが夜、一人で出歩いたりしない方がいい。特に女性のひとり旅は狙われやすいので可能なら誰かと一緒に行動する方が無難。そうは言ってもシャウエンは観光地なので昼間は人通りも多く、そんなに心配する必要はない。
モロッコはイスラム教の国なので女性の方は、露出の多い服を着ないように気をつけた方がいい。特に胸元の空いた服や半ズボン、短いスカートなどは控えるべき。
シャウエンで泊まった安宿
リヤド ネルハ シャウエン(Riad Nerja Chaouen)
俺たちが泊まった時期はクリスマスシーズンだった為に料金が若干高かったのかもしれないが一泊43ユーロもした。ちょっと高いのであまりオススメは出来ないけれども宿屋の親父はめっちゃ良い人だった。
部屋は広く、朝食もおいしかった。それでもちょっと高いけど・・・
町の上まで行くとキャンプ場もあったので安く泊まろうと思えばキャンプ場に泊まると言う手もある。実際にコタロウ君はキャンプ場にテントをはっていた。
公開日:
:
最終更新日:2019/01/19
モロッコ
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