エルミタージュ美術館 | 世界遺産『サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群』
ロシアでもっとも行きたかった場所の1つがエルミタージュ美術館で、俺の大好きな漫画『ギャラリーフェイク』にも登場する。また、エルミタージュ美術館は世界遺産『サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群』に梱包登録されているので世界遺産ハンターとしてはロシア最重要ポイントのひとつだ。
この美術館の凄いところは300万点もある美術品もさることながら館内の展示室を全て歩くと20km以上にもなると言われている。はっきり言って全部見るのは無理。
色々と見たい気持はあるけれどもとてもじゃないが20kmも歩いてられないのでかなり的を絞って見学する事にした。そこで役に立ったのが地球の歩き方ロシア編、マジで今まででの地球の歩き方で一番役に立った。
かなりのページ数を割いて館内MAPや何処に何が展示されているなどの情報が書かれていた。特に有名な画家の絵はここですと書いてあるページがめちゃくちゃ役に立って効率よくまわる事が出来る。
この美術館のメインはやはり2階にあるレオナルド・ダ・ビンチの聖母子の2点やラファエロ、ミケランジェロ、ルーベンス、レンブラント、ゴヤなど。
更に3階にはルノワール、セザンヌ、モネ、ゴーギャン、ゴッホ、ピカソ、マティスなどの近代美術のコレクションも豪勢なメンツを揃えている。
せっかくだから色々と見たい気持はあるけれどもこれだけのメンツが揃っていると他の絵は全てスルーして行かないととてもじゃないがまわりきる事が出来ない。
俺は朝から地球の歩き方を熟読してエルミタージュ美術館へ乗り込んだ。
エルミタージュ美術館
エルミタージュ美術館の入場料はひとり600P(約1200円)で今までの拝観料なんかと比べるとちょっと高いが冷静に考えると激安。日本の美術館なんか1800円位余裕で取られるしそれに比べれば恐らく世界の美術館ベスト5には入るであろう美術館で1200円なんて激安。しかも写真が撮り放題(フラッシュは厳禁)。
エルミタージュ美術館の入場には長蛇の列が出来ており、恐らく入るだけで1時間か2時間くらい並ぶはめになる。しかし、自動券売機で入場チケットを買えば団体用、チケットを持っている人用の入り口から全く並ばずにすーっと入る事が出来る。まるでVIPのように。
自動券売機でのチケットの購入は簡単で、英語表記もあるので絶対に自動販売機でチケットを購入する事をおすすめする。また、入場にあれだけ長蛇の列が出来ていると言うのに自動販売機は何故かガラガラで数人並んでいる程度だった。ロシア人ですらこの自動販売機の存在を知らないのかも?
俺は元々、美術に凄く興味があった訳でもないのだけれども美術漫画『ギャラリーフェイク』が大好きで何度も読み返しているうちに何となく有名な画家の名前を覚えて実際にその人達の絵を見てみたいと思うようになった。このエルミタージュ美術館ではギャラリーフェイクでおなじみの美の巨匠たちの絵が沢山展示されている。
これはマジでテンションが上がる。
宮殿から始まるエルミタージュ美術館
サンクトペテルブルク随一の宮殿でもあるエルミタージュ美術館は内装も超豪華で建物自体が美術品となっている。目的の絵画に辿り着く前から既に凄い。
ただの入り口の階段からしてこれ。
さすがサンクトペテルブルク随一の宮殿と言われるだけある。
あまり沢山の絵を見ているとすぐ疲れてしまうのでもったえないけれども他の絵はなるべく見ないようにして地球の歩き方に載っている地図を参考にレオナルド・ダ・ビンチ、ラファエロなどの大物の絵を探す。
最初に辿り着いたのはラファエロ。流石にラファエロは大人気で沢山の人がこの絵に群がっている。
ガラスに反射してしまい、うまく写真が撮れない。
ラファエロ・サンティはレオナルド・ダ・ビンチやミケランジェロとともにルネサンスを代表する画家でレオナルドの影響を強く受けた画家とも言われている。
続いて向かったのは恐らくこの美術館、一番の見所であるレオナルド・ダ・ビンチ。
彼はルネサンスの巨匠で漫画ギャラリーフェイクの中でも一番の大物として扱われている。レオナルド・ダ・ビンチと言えば世界でもっとも有名な絵として知られる『モナリザ』を描いた事で有名。
エルミタージュ美術館は部屋に番号が振られているのだけれどもとにかく大きくて色々見ているうちにすぐ迷う。レオナルド・ダ・ビンチの部屋に行くだけでも一苦労で、まるで宝探しをしているようだった。
その他、2階の見所と言えばミケランジェロ、ルーベンス、レンブラント、ゴヤなのだがどうしてもミケランジェロの絵だけは見つける事が出来なかった。
ルーベンスとレンブラントの絵は結構いっぱいありかなり見応えがある。俺は特にレンブラントが好きで、ダークで暗い感じの絵に一部、スポットライトを当てたように光が当たっていて「光と影の魔術師」の異名を持つ。
また、レンブラントの絵には贋作が多い事でも有名でもしかしたらエルミタージュ美術館に展示されている絵の中にも贋作があるかも?なんて思いながら見ていた。俺の美術の知識の9割は漫画ギャラリーフェイクで学んだものだけどちょっとでも絵について知っていると美術館をより楽しむ事が出来る。
マジでギャラリーフェイクは超オススメの漫画。旅をしながら美術館に行く予定のある人は一読しておくと美術館をより楽しめる。何よりも内容が面白く、主人公のアートディーラー藤田がお宝を求め、世界各国を飛び回るので旅好きにはたまらない。
エルミタージュ美術館の3階
2階の美術品を見るだけで相当消耗してしまったが3階にはルノワール、セザンヌ、モネ、ゴーギャン、ゴッホ、ピカソ、マティスなどの豪華なメンツが揃っている。さらっとでもいいから見てみたい。
しかし、なかなか3階への階段が見つからない。エルミタージュ美術館は巨大過ぎてまるで迷路、妻はもう完全に飽きてしまっていて3階はやってないんじゃないの?とか言い出しす始末だがそんなはずは無い。
かなり歩いて何とか3階への階段を見つけ出したのだが3階に行ってみるとアジアコーナーに日本の絵が展示されていた。こんなところまで来て日本の絵はいいよとか思ったがいざ見てみるとクオリティが超高くて見入ってしまう。
西洋のコテコテの油絵を散々見たあとに日本のすっきりとしたイラストレーションを見ると当時、日本の絵がヨーロッパに伝来した際にヨーロッパの画家達が受けた衝撃が凄かったと言う話も納得してしまう。
日本の絵はヨーロッパとは全く違う進化を遂げてこうなった訳で浮世絵などが当時のヨーロッパで大絶賛されたのもうなずける。日本のコーナーを満喫して、さあ近代美術のコレクションを探すかと思ったらなんとほとんどが工事中で近代美術のコレクションは全て見る事が出来なかった。
なんてこった・・・
本当にやっていなかったとは。
せめてゴッホとゴーギャンだけは見たかった。
それでも少しほっとした。やっているのであれば疲れていても無理してでもやっぱり見たいけれどもやっていないものは仕方が無い。さらっとあきらめがつく。
エルミタージュ美術館を結構本気で見たい場合は2、3日掛けてゆっくり見た方がいいレベルの大きさだった。2階だけでも十分に一日かかる。
個人的にはサンクトペテルブルクで一番の見所だった。
それもこれも全部、漫画『ギャラリーフェイク』のおかげ。
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